演:河辺千恵子
概要
『燃えろ!!ロボコン』第24話に登場するゲストキャラクター。
ある日ロボコンがママさんの代わりに未払いだった栗原家の電気代の2万円を払いに銀行へ向かう途中、公園で出会った少女。
「転校するクラスの友達に贈る思い出の記念品を買うための2万円をなくしてしまった」と泣いて困っていた彼女のために電気代の2万円を手渡し、彼女から「皆には内緒にしてほしい」と口止めを約束されるロボコンだったが、実際は友人と遊ぶ金欲しさについた嘘だった。
払うはずだった電気代をヨーコに渡したために栗原家は電気を止められ、家族にも何故電気代を払ってこなかったのかを問い詰められるもヨーコとの約束ゆえに真実を打ち明けられなかったロボコンは栗原家を追い出されてしまい、それらの事情を知ったロビーナにも真実を言えずにいた。更にはどこからともなく流れた根も葉もない噂で泥棒で殺し屋の疑いがかかったロボコンはロボケロやロボモグらからは避けられ、ロボット達の信用は一気にガタ落ちする事態に陥ってしまう。
しかし、ロビーナやロボビンはそんな噂を鵜呑みにせずにロボコンの潔白を素直に信じ、栗原家でロボコンと一番仲良しである末っ子のジュンも「ロボコンが何か隠し事をしている」と勘づき、家族の中で唯一ロボコンの潔白を信じてロボビンと共に真相を探りに動き出す。ジュンとロボビンはロボコンから巻き上げた金で友人と豪遊していたヨーコを見つけて問い詰めるも、彼女はしらを切るばかりか「あんたもロボコンもドジでマヌケなロボットだよ!」と暴言を吐くが、ロボコンが例の噂のせいでロボット達が信用と職を失ったためにそれを逆恨みするロボボスに袋叩きにされる現場を目の当たりにする。
そこへ仲裁に入ってロボボスから庇ったロボビンはロボコンに事の真相やヨーコの本性を教えるものの、ロボコンは信じようとせず、それでも黙秘を貫こうとするロボコンに対して痺れを切らしたロボデジは「どうしても真実を話さないのなら、僕達はガンツ先生に君の解体を進言するしかありませんね」と宣言。騙していたにもかかわらず、自分との約束を必死に守り抜こうとするロボコンの姿に心を動かされたヨーコはロボボス達からロボコンを庇い、遂に全てを打ち明けて謝罪。ヨーコの口から真実を知ったロボコンは「ヨーコちゃん、やっぱり君はいい子だよ」と彼女を責めず、漸くロボコンの黙秘の真実を知ったロボボスやロボデジらもロボコンを庇うヨーコやただひたすら彼女との約束を守り抜いていたロボコンの姿に何も言えなくなり、ジュンと共にしばらく2人を見守ることにした。
今回の採点はロボコンが栗原家の電気代を勝手にヨーコに渡してしまった上、そのせいで流れた根も葉もない噂でロボット達の信用をガタ落ちさせたためマイナス100点だったが、ヨーコとの約束を守り抜いて彼女を改心させたことで100点からの差し引きでいつも通りの0点となる。
その後、ロボコンは中盤において例の噂のせいで雇ってくれなかったラーメン屋で出前のアルバイトを始めていた(どうやら誤解が解けたらしい)。そしてヨーコと、再会し、彼女から1200円分の100円玉を渡される。ロボコンは最初、懲りずにまた誰かを騙したのかと疑ってしまうが、本人曰く「違うよ。お母さんのお手伝いをして、お駄賃を貯めたんだよ」と言い、元々ママさんの2万円を勝手に使ったのは彼女自身であり、その責任を取って、彼女が弁償しなきゃいけないと感じ、少しずつだけど必ず返すから待っててほしいと心から誓うのだった。
そして仲直りの握手を交わした後、2人で仲良く夕日の橋を歩くのであった。めでたしめでたし。
今回のエピソードはヨーコ達人間とロボコン達ロボットの関係性に関する感動エピソードであった。これからも人間とロボット仲良く共存して欲しいと心から願いたい…。
教訓
金は何でも色々と買える通貨であるが、金という物は怖い物で、金で身を滅ぼした人もいるし、失敗する人もいる。だからTVの前の良い子の皆もパパさんやママさん達も、お金を大切に無駄のないように使うこと。
関連タグ
相沢雅:こちらも大金を騙し取った少女であるが、こちら学校の行事に使う費用を100万以上も横領した上に主人公や同級生に罪を擦り付ける等、ヨーコ以上にタチの悪い(もっとも、最終的に改心しているが)。