銃の魔人
じゅうのまじん
銃の魔人とは、漫画『チェンソーマン』に登場する魔人の一人。
作中での活動
マキマいわく、銃の悪魔が激戦の果てに逃亡し、真近に居た人間の死体に乗り移って発生。
魔人としては例外的に、人間の精神をわずかに残している。しかしその意識は変性しており、自分や周りの者が子供に見えている。
そのまま早川家に訪れ、遊びのつもりで無邪気に砲撃。その正体を察したデンジから意思疎通を試みられるも、一切の会話が通じず、住宅街を巻き込んで破壊と殺戮を繰り広げる。
最後の最期に、変性した意識のままでデンジの悲しみを悟って遊ぶ(戦う)気を無くし、胴体を破壊されて死亡した。
「そうだった…」
「オレ…キャッチボールがしたいんだった」
正体
「ふふふ…」
「早川アキ…」
「お前は最悪の死に方をしただろう」
未来の悪魔の嘲笑と共に、明かされた銃の魔人の正体。
それは銃の悪魔と全てを支配する者との戦いに巻き込まれ、命を落としたアキの成れの果ての姿。
かつて未来の悪魔が予言した「最悪の死に方」とはアキにとっての最悪の死に方ではなく、兄同然の存在をその手にかける事となったデンジにとっての「最悪の死に方」であり、そのためデンジは何を食べても吐いてしまうほど、大きなトラウマを背負うこととなる。
全ては悪魔の差し金であった。
伏線
アキが銃の魔人となる事は初期から決まっていたため、作中の各所に伏線や銃を匂わせる描写が散りばめられている。