概要
主人公の旅に同行させることが可能なNPC「従者」の一人。種族はボズマー 。
リバーウッドの住人で、狩人として生計を立てつつ、木材工場でバイトしている。
村唯一のエルフ族なので、一部の保守的なノルド系の住人の中には彼を快く思っていない者も居り、時折少々肩身の狭さを感じることもあるが、それ以外ではほぼ完全に人間族の住人からも問題なく受け入れられ、有意義な日々を送れているらしい。
道具屋店主の妹カミラ・バレリウスに惚れており、彼女を巡って吟遊詩人のスヴェンと互いに相手を陥れようと画策し合うほどの熾烈な恋の鞘当てを繰り広げており、この三角関係はリバーウッドでも噂話の格好のネタにされるほど有名な話題となっている。
そして、この恋路に主人公が介入することとなるとあるクエストにおいて、ファエンダルに味方してカミラとの恋を成就させることが従者にする条件となっている。
DLC「DawnGuard」が登場するまでは作中唯一のボズマーの従者である。追加された二人目も女性なので、男性のボズマー、という括りにおいては今なおオンリーワンな存在。
戦闘力
ボズマーの狩人だけあって弓術スキルが高く、最大で終盤の弓キャラにも匹敵するほどの高数値にまで成長するため、後方支援役として心強い。十二分に鍛えた弓を持たせればドラゴンを撃ち落とすことも難しくはない。
ただし、持たせる矢に関しては注意がいる。というのも、「命中した矢は即座にアイテム化してインベントリ内に入る」、「敵は持っている武器の中で一番ダメージが高くなるものを使う」というskyrimの仕様により、デイドラの矢など強力な矢を射かけて相手の弓使いを初弾で仕留めきれなかった場合、敵はその矢を用いて射返してくる。
高位の敵性NPCは大概が「プレイヤーにのみ与ダメが倍増するスキル」を所持していることもあり、AI特有の神エイムで一撃で射殺されたドヴァキンもいるのではないだろうか。
このような悲劇を避けたければ、矢はそこそこにして弓を鍛え、射撃ダメージ強化の付呪を施した装備品を渡してあげた方がいいだろう。
また片手武器もそこそこは扱えるため、序盤なら接近戦にもある程度対応できる。とはいえ、彼のHPは従者にできるNPCの中では下から数えた方が早い(ワースト5位タイ)ので、殴り合いはやはり不得手。無茶をさせるとすぐに膝をついて「負けた!従う!(熊相手に)」なんてことになるので彼と旅をするドヴァキンはなるべく前衛を張ってあげよう。
彼を従者にするとスヴェンを従者に出来なくなるという問題点はあるが、主人公の弓術スキルを鍛えることができる貴重なトレーナーでもあるため、最弱従者の一人と名高いスヴェンよりもファエンダルに味方するメリットの方が遥かに大きいことは言うまでもない。
ただし、最初期の加入のためか成長レベル上限が低い上に防御面・耐久面は紙同然のため、よほど強力な装備を渡さない限り、高レベル帯には到底太刀打ちできない。
余談
メインクエスト最序盤で訪れる村にいて、ごく簡単な択一のお使いをこなせば仲間になる、とお手軽さにかけては随一の彼だが、そんな彼の個性の一つが「仲間にできてかつスキルトレーナーであること」である。
通常、スキルを鍛えるのに払ったお金はそれっきりだが、「仲間の持ち物は原則自由にやりとりできる」これまたゲームの仕様により、払ったお金を即座に手元に戻してそれを元手に再トレーニング…というインチキじみた芸当ができるのだ(その際のダイアログ「私に教えられることなら」→「何を持ちましょうか?」は手慣れたプレイヤーにはお約束)
トレーニングは1レベルの内に5回まで、徐々に値上がりするのである程度お金は必要、彼の腕前だとスキル50までしか上げられない、など制約は多いが、冒頭に述べた「仲間にするのが極めて簡単」という点がそれを補うに足るメリットであり、大概のドヴァキンは今日も偽の手紙をカミラに渡していることだろう。スヴェンは泣いていい。
関連人物
スヴェン
リバーウッドの吟遊詩人で、ファエンダルの恋敵。種族はノルドで、少々妄言癖のある母親と一緒に暮らしている。従者の一人だが、上述の通りファエンダルとの二者択一。スキルトレーナーでもなんでもない上に突出した能力もなく、従者の中でも最弱に数えられる一人。多くの場合、失恋してリバーウッドの酒場でそのまま歌い続けるしかない運命。
カミラ・バレリウス
道具屋「リバーウッド・トレーダー」店主ルーカン・バレリウスの妹。種族はインペリアル。リバーウッドでも評判の美人で、快活な性格で頭も良く、スヴェンとファエンダルがお熱になっている意中の相手。兄貴共々、多くのドヴァキンが初めての探索クエストとして受注し、韋駄天(笑)やメリ玉との出会いなどの大きな動きがある重要クエスト「金の爪」で関わることになる。実は主人公のお嫁さん候補でもあり、他ならぬドヴァキン自身がスヴェンやファエンダルを出し抜くということもできる。ただその場合、愛の巣となった主人公の自宅に二人が定期的にズカズカ上がり込んでくるという事態に招くことになるのだが…。