プロフィール
クラス | 2-A |
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所属 | 図書委員 |
誕生日 | 1月12日 |
星座 | 山羊座 |
年齢 | 16歳 |
身長 | 160cm |
体重 | 45.9kg |
スリーサイズ | 83/57/84 |
血液型 | A型 |
好きなこと | 読書・お掃除・整理整頓 |
苦手なこと | 人前で話す・目立つこと |
趣味 | 読書 |
CV | 小清水亜美 |
キャラクター概要
主人公とは1年生の頃からのクラスメイト。
大人しい、というよりは引っこみがちな性格で、思ったことを人前で話したりすることが苦手であり、その性格が災いして1年生の頃から同じクラスだった主人公とろくに話すこともなく日々を過ごしている。
彼女は読書が大好きで、図書委員を務めていることもあり、教室よりは専ら図書室にいることの方が多い。
公式サイトの人気投票、第3位。
地味子と呼ばれて
『キミキス』のれっきとしたメインヒロインで、パッケージイラストも堂々と飾っていたりするのだが、他のヒロインが天才だったり幼馴染だったりお嬢様だったりサッカーだったりうどんだったり……と個性が強すぎる上、彼女自身の引っ込み思案な性格といまいち地味な外見が上乗せされてしまって完全に影が薄くなってしまった。
故にファンは彼女をこう呼ぶ。「地味子」と……。
最もこれは別に彼女に限った話ではなく、「メインヒロインは親しみやすく」ということで無難なキャラメイキングを行った故に地味になってしまった例は他にも多数存在しているが。
アニメ版での悲劇
彼女を語る上で忘れてはならないのは、アニメ版『キミキス pure rouge』での悲劇であろう。
このアニメでは彼女がメインヒロインとして描かれており、ストーリーが進むにつれて主人公と彼女の仲も進展していき、『ゲームでは地味だったけどアニメの星乃さん可愛いよね』との評価も受けるまでとなった。
しかし、最終回で悲劇が起こる。
ゲーム同様結美は転校することになるのだが、主人公の心は年上の幼馴染である水澤摩央に向いてしまい、結美は邪魔な存在でしかなくなってしまったのである。そして文化祭の終盤に偶然摩央を見つけるや、急に感情を抑えきれなくなった主人公は結美に、
「星乃さん……話があるんだ。約束……したよね。転校しても必ず会いに行くって。ずっと一緒だって……」
「星乃さんを好きな気持ちは嘘だった!」
「ごめん、約束守れない。星乃さんとは…もう会えない。僕は、摩央姉ちゃんが好きなんだ!……ごめん。」
と言ってしまう。そう言い終えるや否や、自身の欲情を満たすかのように、摩央の元へ無我夢中で走る主人公。
そして……。
摩央「光一(アニメ版での主人公の名前)……何してるの?結美ちゃんは?」
光一「星乃さんとはサヨナラした。もう会わない。僕が好きなのは摩央姉ちゃんだ!」
摩央「……結美ちゃんと約束したんでしょ。転校してもすぐに一緒だって……。すぐに追いかけなさい!」
光一「ずっと……嘘ついてきた。自分に嘘ついて……星乃さんに嘘ついて……摩央姉ちゃんに嘘ついて……、もうイヤだ!嘘ついて誰かを傷つけるのはイヤだ!」
「決めたんだ!もう二度と摩央姉ちゃんを泣かせない!傷つけない!一人にさせない!」
「摩央姉ちゃんを……二度と離さない!」
摩央「生意気なのよ……弟の癖に……アタシを傷つけないって?アンタはいつも余計な気ばかり回してアタシを心配させて……」
光一「大好きだよ。摩央姉ちゃん…」
摩央「わたしも……私も光一が大好き!!」
そして主人公と摩央のキスシーンとなるのである。
今まで積み上げた結美との日々を「嘘」と吐き捨て、安易に摩央を選んだ主人公、文化祭当日、結美に対して「光一をよろしく」と身を引く発言をしておきながら、結局感情に流された摩央、そして思い出の場所(主人公に「ずっと一緒だから!」と言われた場所)で一人涙目で佇む結美……。
あまりにも理不尽すぎる展開である。
この結末には、アニメからキミキスを知った層からは首を傾げられ、原作ファンは「キミキス?まだアニメ化してませんよ?早くアニメ化してください」という状態、そして公式HPで公開された声優陣のコメントも苦言ばかりという有様であった。
誰もが彼女のハッピーエンドを祝福する雰囲気だったのに、最終回で理不尽な振られ方をされるメインヒロインはおそらく彼女くらいのものであろう……。
ちなみに第5話ではこんなフラグも。
映画の脚本作りに悩む主人公に結美は何冊かお勧めの小説を紹介したのだが……。
光一「林檎の……木?」
結美「それ好きなの!」
「恋人と結婚を誓い、駆け落ちまでしようとした主人公が、別の女性に心惹かれ恋人の元を去るの。残された恋人は、悲しみのあまり、思い出の場所で自殺……」
ここから予想されることは、最終回の後、結美は……。
彼女には「メインヒロイン(笑)」どころか、「メインヒロイン(悲)」の称号を与えてもいいかもしれない……。
このようにアニメ版キミキスは、ファンの間では事実上黒歴史認定されてしまった。次回作のアニメ版は各ヒロインごとのオムニバス形式が採られたが、実はキミキスでも当初はオムニバス形式を採る動きがあった。しかし実際は監督であるカサヰケンイチの意見で却下されてしまい、男を増やして男女複数による群像劇にしたといわれている。で、その結果がこれでは……。