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カツ・ワンソーの編集履歴

2022-11-10 00:32:11 バージョン

カツ・ワンソー

かつわんそー

カツ・ワンソーとは、サイバーパンクニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」の登場人物である。

◆忍◆ ニンジャ名鑑#100 【カツ・ワンソー】 ◆殺◆

最古のニンジャ。チャドーの祖。その名は古事記の中でも秘密めかして語られている。

ニンジャ神話によるとデウカリオンの大洪水と同時期に生まれたとも。

アメリカ大陸が未開の地であった頃、日本には既に奥ゆかしい平安文明が存在していた。



概要

ニンジャスレイヤーの世界における伝説のニンジャであり、全てのニンジャの祖たる存在、歴史上ただ一人の「ヌンジャ」。

モータルにとってのニンジャと同じ、ニンジャにとってのニンジャというべき世界最初のニンジャ。そのカラテのワザマエは実際すさまじいものであり「ワンソーの前に敵なし」とまで言われたという。

チャドーやカラテトレーニングの創始者でもあり、後世に与えた影響は実際とんでもない。


その圧倒的なカラテがもたらす存在の格はこの世にある者としてはあまりにも大きく、歩いていただけで文明が滅びるというシャレにならない事象まである。

そのため、人里を遠く離れた異郷や秘境、あるいは地底に庵を構え、そこから後述の「使徒」や新たなニンジャの誕生を見守っていた。また、神秘的な異界の探索のため、長きにわたり現世から消えることもあったという。


人格的には様々な要素が渾然一体となったような複雑なもので、時に風のごとく後進にインストラクションを与え、時に林のごとく奥ゆかしく自らの非を認めてケジメをし、時に火のごとく怒り狂って敵を殺戮し、時に山のごとく動ぜず威厳溢れた姿でザゼンをしていたと語られる。


モータルのことも特段嫌っているわけではなく、彼らをニンジャに鍛え上げることを楽しみにしており、そうでないモータルもボンサイめいて慈しんだとされる。

ただ、ワンソーのインストラクションについて来られるモータルはあまりにも少なく、次々と脱落していった。そこでワンソーは、一段階存在の格を落とした代行者として、自身の力の側面を抽出した「カツ・ワンソーの使徒」を作り出した。


活動

「フー・ニンジャ」「リン・ニンジャ」「カ・ニンジャ」「ザン・ニンジャ」「シ・ニンジャ」の5人を最初に作り出し、彼らを介して多くのアーチニンジャを生み出した。

しかし、最後の使徒であるハトリ・ニンジャにムーホンを起こされ、ワンソーとハトリはそれぞれが軍を結成し、世界各地で激突。これこそが「ニンジャ大戦」である。


最終決戦の舞台となったフジサン麓における「バトル・オブ・ムーホン」においてハトリ・ニンジャ、ハガネ・ニンジャの両雄と死闘を繰り広げた末、カジヤ・ニンジャが作りハガネに与えられた妖刀「ベッピン」によってトドメを刺され死亡した。

しかし、その遺体は絶命の瞬間にソクシンブツめいたミイラへと変貌。ワンソーのニンジャソウルは辛くも逃亡に成功し、コトダマ空間内部の黄金立方体「キンカク・テンプル」へと逃げ込んでいる。

また、ムーホンの勝利を経てもなお、ワンソーの存在の大きさは絶対的なものであり、敵対者たちからは二度とワンソーが現れないよう様々な手を打たれ、逆に信奉者たちからは再臨を目指しての暗躍が始まっている。

さらにはその名前そのものがある種のパワーワードであるらしく、ハトリに付き従った一人であるニンジャ六騎士の一人ドラゴン・ニンジャはワンソーの名を呼ぶことを避けていた。



かくしてワンソーは討ち取られたわけだが、第二部において「運命者」たるニンジャ、マスター・クレインとマスター・トータスによってハガネ・ニンジャのソウルを宿すダークニンジャを依り代としての復活が試みられていた。

ダークニンジャことフジオ・タカクラはこの事実を知り、自身がニンジャとして歩まざるを得なかった呪われた人生は全てワンソーに端を発することを理解。

キンカク・テンプルに眠るワンソーに刃を突き立てるべく独自に動き出すことになる。

終盤、ロード・オブ・ザイバツに敗れ致命傷を負ったダークニンジャがハラキリ・リチュアルを強行。彼へのディセンションにより復活するかと思われたが、ダークニンジャは流れ込むエネルギーによって傷を癒し、儀式を反故にして覚醒。ワンソー復活はならなかった。



第3部ではオヒガンから「凝視」と呼ばれる現象を引き起こしていることが判明。

これに晒されたニンジャは常に意識的か無意識かを問わず、圧倒的な恐怖と戦いながら己を律せねばならなくなる。失敗すればいかなるニンジャであろうと問答無用に発狂が待ち受け(モータルで言うところのニンジャ・リアリティ・ショックに近い現象である)、それを回避しても身体的パフォーマンスの低下は避けられない。



主人公がマスラダ・カイにバトンタッチした第四部では、彼が使徒とは別に生み出した8人の分身「カツ・ワンソーの影」と呼ばれる存在がキーパーソンとなっている。

劇中ではゾーイ、サツガイアヴァリスの3人が登場している他、ニンジャ大戦においてワンソーの軍勢に加わったリアルニンジャの集団「ダークカラテエンパイア」が本格的な活動を始めている。


このように、ワンソー自身は既にこの世の人ではないにもかかわらず、いかに祖でありヌンジャたる存在とはいえ、現代のニンジャ情勢にあらゆる方面で影響を及ぼし続けている。


余談

実はリアルニンジャであるとは一切語られていない。

そもそもワンソーが最初のニンジャであることは事実として定着しているが、ならばワンソーはどうやってニンジャになったのかは不明のままである。

ヘッズたちの間では「ニンジャではない別の超常存在からインストラクションを受けたのではないか」という考察もある。

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