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ファントム(オペラ座の怪人)の編集履歴

2022-11-25 22:31:18 バージョン

ファントム(オペラ座の怪人)

おぺらざのかいじんのふぁんとむ

ここでは、オペラ座の怪人(アンドリュー・ロイド・ウェバー版のミュージカル)に登場するファントムについて記述する。

概要

ファントムは、オペラ座の怪人(アンドリュー・ロイド・ウェバー版ミュージカル)に登場する人物である。普段は顔の右側に白い仮面をつけており、これの下には頭蓋骨が抉れ、顔のじん帯が損傷したような奇形(彼曰く「業火に焼かれた無残な姿」)が隠されている(さらに終盤に判明するが、彼の黒い髪も実はかつらで、実際は白い髪の毛が数本しかない。)。彼は、その奇形から世間から迫害された過去を持つ。


劇中での行動

第一幕

オペラ「ハンニバル」のリハーサル中に当然背景幕を落下させ、オペラ座を混乱に陥らせる。その際にオペラ座のプリマドンナ、カルロッタがオペラをボイコットし、急遽クリスティーヌが代役を務める。ファントムは彼女に歌を教えていた、彼女にとっての「エンジェル・オブ・ミュージック(音楽の天使)」の正体であった。

クリスティーヌの幼馴染であるラウルが彼女をディナーへ誘うと、ファントムは嫉妬に燃える。

オペラ座の怪人黒のドレス·歌剧魅影的黑礼服

彼女を鏡から自分の隠れ家に連れ込み、彼女を眠りにつかせる。クリスティーヌのために作曲に没頭するファントム。猿のオルゴールで目を覚ましたクリスティーヌは、隠れ家に連れてきた男の顔を見てみたいとファントムの仮面を剝ぎ取ってしまう。すると彼は激怒し、クリスティーヌに怒りの言葉を浴びせる。その後彼は自身の過去とクリスティーヌに対する愛を語る。

fear can turn to love


その後、ファントムはオペラ座の支配人室に手紙を送る。その手紙の内容は「次のオペラ、『イル・ムート』では伯爵夫人をクリスティーヌに、プリマドンナのカルロッタは小姓役に。そして私のための席である5番ボックスは空けておくように。命令に背けば君たちの想像を絶する災いが起きる。」というもの。しかし支配人や劇場関係者はこの要求を無視したため、彼は激怒し、カルロッタの声をカエルのような声に変貌させ、その後のバレエの最中に道具係のジョセフ・ブケーを殺害し、天井からつるし上げる。オペラ座が大混乱に陥る中、怯えるクリスティーヌをラウルはオペラ座の屋上へ連れて行く。そこでラウルはクリスティーヌに愛を誓う。これをひそかに見ていた怪人は怒りが爆発し、二人に復讐を誓い、オペラ座の豪華なシャンデリアを落下させたのだった。(映画では復讐を誓うのみで、シャンデリアは落とさない。)


第二幕

オペラ座の怪人の赤い死神衣·歌剧魅影的红死神装

第一幕の事件の半年後の年末、オペラ座で開かれていた仮面舞踏会に「赤い死」の姿をして突如乱入し、自身が完成させたオペラ「ドン・ファンの勝利」のスコア(総譜の事)と手紙を支配人に渡す。


支配人が受け取った手紙には「カルロッタは演技をもっとまじめにやること、ドンファン役のピアンジは瘦せること、支配人はスコアに口を出すな。そしてクリスティーヌは、私のもとに戻ってこい。」(映画ではここも仮面舞踏会のシーンで読み上げられる。)という旨が書かれていた。しかしクリスティーヌは自分とラウルの関係を壊そうとするファントムを恐れ、父の墓場に一人で飛び出て行った。その墓場で、ファントムはクリスティーヌを再び自分のものにしようと誘うが、ラウルに妨害される。激怒した彼は二人へ火を放ち(映画ではラウルと剣を交える。)、二人に宣戦布告を誓う。


オペラ「ドン・ファンの勝利」の公演の日、厳重な警備体制がとられる中、その警備をからかうように自分の場所を叫ぶ。その後、上演中にドン・ファン役のピアンジを舞台裏で殺害し、彼と入れ替わる。そしてアミンタを演じるクリスティーヌがドン・ファンとのデュエットの際に、ピアンジではなくファントムと歌っていることに気づく。その後、フードを脱がした後に姿を現し、自分のクリスティーヌへの想いを伝えようとしたが、クリスティーヌに自分の仮面とかつらを剥がされてしまう。


大衆に自身の醜い顔をさらされた挙句、クリスティーヌにも自分の想いを拒絶されついに彼はクリスティーヌを力ずくでも自分のものにしてやろうと、彼女を自分の隠れ家へと連れ込む。(映画ではこの際にシャンデリアを落とす。)そこでクリスティーヌに無理やりウェディングドレスを着させた後、追ってきたラウルを、ブケーやピアンジを手に駆けた縄で拘束する。クリスティーヌに自分を愛さないと、ラウルを殺すと脅す。

Twitterまとめ

それでも、クリスティーヌは彼を哀れに思い、キスをする。初めて「愛」というものを理解した彼は、ラウルを解放し、二人は船に乗ってこの「地獄」から出て、ここで起きたことをすべて話すなと忠告し、二人を隠れ家から出す。一人残ったファントムは、自分の隠れ家にオルゴールが切なく響く中、涙を流しうずくまる。クリスティーヌが彼のもとに戻ってくると、彼は初めて「アイラブユー」と彼女に伝える。クリスティーヌが隠れ家を後にすると、彼はマントで椅子に隠れ、どこかに消えていったのだった。


主な演者

マイケル・クロフォード(ロンドン初演。)

ハワード・マクギラン(ブロードウェイでの最多出演記録を持つ)

ジェラード・バトラー(2004年の映画)

ラミン・カリムルー(特別版・25周年記念公演)

ジョン・オウエン・ジョーンズ(2012年キャスト。)

アール・カーペンター(2012年キャスト。)

市村正親(劇団四季初演)

山口祐一郎(劇団四季。ロングランキャスト版CDなど。)

高井治(劇団四季。2004年の映画の日本語吹き替えも担当。)


関連タグ

ミュージカル オペラ座の怪人

哀しき悪役


ファントム・オブ・ジ・オペラ(Fate)

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