概要
『からかい上手の高木さん』の主人公：西片とヒロイン：高木さんの間に生まれた愛娘。
本編から十数年後、二人が結婚し高木さんが(元)高木さんとなった未来が描かれたエピソードである『想い出』（原作5巻）で初登場。この時は幼児の姿でまだ名前が決まっておらず、一人称は「わたし」であった。
その後、稲葉光史氏によるスピンオフ『からかい上手の(元)高木さん』（以下『(元)高木さん』）連載開始にあたり、原作者の山本崇一朗氏および稲葉氏考案によって「ちー」という呼び名と一人称になった。ただし、正式な名前は両親同様に明かされていない。
更に『西片』（原作10巻）では中学生に成長した姿で登場し、隣の席の男子生徒と両親さながらのからかい勝負を繰り広げている様子が描かれた。以降は単行本13巻および16巻のおまけ、そして『タイムカプセル』（原作18巻）に登場している。
『(元)高木さん』においては基本的に幼稚園児として登場しているが、一部のエピソードや単行本のおまけでは中学生の姿で登場している。
人物
外見や笑顔は母親似であり、その他の表情やリアクションは父親似である。
好奇心旺盛かつ天真爛漫な性格で、両親同様の優しさや努力家な面も持っている。一方でイタズラ好きでもあり、西片をからかったり、(元)高木さんにからかい返されたりしている。
字はまだ上手く書けず、横文字を上手く言えなかったり「あたたかい」を「あたたたい」と言ってしまう等舌足らずでもある（セリフ自体もほぼ平仮名で表記されている）。本人は気付いていないが歌も苦手のようで、幼稚園のミナ先生や(元)高木さんから個人レッスンを受けている。また、逆上がりができなかったり、補助輪無しでは自転車に乗れないようである。※
一方、幼少の頃から(元)高木さんを手伝って一緒に料理やお菓子作りをしているほか、独力ではないがマフラーを編んでおり、家事が得意な様子が窺える。また、初めて挑戦した縄跳びやけん玉を成功させる等、母譲りの器用さもある。
両親のことが大好きで、(元)高木さんに似ていると言われて喜んだり、西片に対して「おとーさんと結婚する」と言ったりしている。ただし、中学生になってからは隣の席の男子生徒のことが気になっている様子である（『(元)高木さん』にて、この男子生徒とは幼稚園時代に会っていたことが判明した）。
「たぬすけ」というたぬきのぬいぐるみが大のお気に入りで、よく抱きかかえて遊んでいる。また西片と同じく犬や猫が大好きで、『(元)高木さん』単行本10巻以降のおまけでは「くろすけ」という愛犬をとてもよく可愛がっている。
好きな食べ物は栗まんじゅう、好きな飲み物はアップルジュース。嫌いな食べ物は西片と同じピーマンのほか、ほたてとブロッコリー。また、コーヒーも西片同様に苦手である。栗まんじゅうとピーマンの好みは中学生になっても変わっていない。
※ ただし『(元)高木さん』の後のエピソードではいずれもある程度改善・克服しており、成長している様子が描かれている。
アニメ『からかい上手の高木さん』
TVアニメ第3期5話『苦手なもの』にて、単行本13巻おまけのエピソードがアニメ化されたことにより初登場を果たした。
その後、『劇場版 からかい上手の高木さん』のエンディングにて家族三人揃って出演した。この映画のみ、オリジナルキャラクターの「サク」という愛猫を飼っている（原作および『(元)高木さん』本編には未登場）。
関連動画
PV（このPVのみ高橋李依がちーのCVを担当している）
