CV:内田真礼
概要
シャドウガーデン構成メンバー、"ナンバーズ"の一人で数字で言うところの『13番』にあたる古参。シドにとっては初めて正式に紹介された"ナンバーズ"になる。
普段は運動神経が悪過ぎるガンマの補佐をしているが、有事の際はシャドウ~ガーデン間の連絡係を務める。
人物
種族は人間で、とある貴族の令嬢だったが『悪魔憑き』発症のせいで棄てられ、ガーデンに救われるという経緯を持つ。そんな過去のせいなのか、人間社会を見限っているフシがあり、シャドウへの忠誠心は七陰に劣らないものがある。
シャドウガーデンに所属する元『悪魔憑き』が大なり小なり有している『悪魔憑きになったというだけで問答無用で迫害され、世界の全てと言って良いレベルで存在を根底から否定された上でシャドウとシャドウガーデンに救われた』故の『シャドウガーデンのメンバーへの愛情とシャドウへの崇拝は深い一方、それ以外の存在に対しては無関心及び非情(但し敵対しない及び明確に危害にならなければそれぞれ『不干渉』及び『放置』という形となる)』という性質……特に『嗜虐心』の域に到達している『非情さ』を特に代表する様な描写が多く描かれており、
・貴族間の政治的な要素がある愛情の無い婚礼だったとはいえ、元婚約者がシャドウの正体を知っていたら抹殺していたと明言。
・別の場所で仕留めた襲撃者の頭部をわざわざ別の場所で戦っていた襲撃者の仲間へと見せつける様に投げつける。
・怨敵のディアボロス教団のメンバーとは言え、情報収集の為拷問して殺害(交戦した直後に教団員の腕を切り落とした上で『楽に死ねると思うなよ』とまで宣言している)した後見せしめとして吊るして晒し者にする。
等ドSと言った言葉を超えた所業をしている。
一方で身内のシャドウガーデンのメンバーに対しては元侯爵令嬢らしく嫋やかな秘書然とした振る舞いであり、慈愛に満ちた対応で『七陰』やシャドウに仕え、ナンバーズをサポートする事に生きがいを見出している等敵からしてみたら別人に見えるレベル。
総括して『敵には血も涙も無い非情の限りだが無関係な罪無き市民にその非情を向ける事は無く、逆に味方に対してこれ以上無いほど情が深い』を素で行き洗練させたかのような人物。
特技は化粧(令嬢時代に培ったもの)で、シドの観察眼でも一見しただけでは気付けないくらい『化ける』ことができる。なおアニメ版では気配だけで一瞥も無く見抜かれた。
変装が必要になったシドに頼られたこともあった。
何故かノコギリ(血(十中八九シドのもの)がべったりとついている)を使っており、作中で誰にも突っ込まれていないという一周回って神がかり的な腕前。