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となりの百怪見聞録の編集履歴

2023-01-08 02:05:22 バージョン

となりの百怪見聞録

となりのひゃっかいけんぶんろく

「となりの百怪見聞録」とは綿貫芳子による漫画作品。

奇妙と尋常、あちらとこちら、あなたとわたし。

ふたつの距離は

想像よりもずっと近い。


概要

作者は綿貫芳子

代表作は「オリオリスープ(グルメ漫画)」「真夏のデルタ(学園もの)」の2作があり、本作は初めてのホラー漫画となる。


その前日譚として読み切り作品「叢(くさむら)の市」を掲載。

これの大ヒットにより本作の連載と相成った。


ストーリー

とあることがきっかけでこの世ならざるモノたちが視えるようになってしまった装丁家・片桐甚八(かたぎりじんぱち)。

名前で飯が食えるほどの画家・原田織座(はらだおりざ)もまたモノが視える人間であった。

鬼市(クイシ)での出来事がきっかけで「縁」が出来た2人は様々な怪奇に巻き込まれていくことになる。


キャラクター

片桐甚八(かたぎりじんぱち)

本作の主人公。職業は装丁家だが製本技術も独学で学んだ結果、イレギュラーとして製本の仕事も請け負うことがある。一人称は「俺」。

元々は極々普通の一般人だったのだが鬼市で「取り引き」をしてしまったため、妖怪や幽霊などのこの世ならざるモノが視えるようになってしまった。

仕事以外の衣食住が「決まった服しか着ない」「決まった銘柄のコーヒーしか飲まない」という判を押したようなルーチンで構成されているもののそれはそれで良い仕事をするため、知らない人間は面喰うことになる。

環境の変化に適応できず、アパートの取り壊しの際も引っ越しを面倒くさがっていた。

怪異に煙たがられる織座にとっては「誘蛾灯」のような役割を果たしている。

原田織座に文字通りの一目惚れをしており、何だかんだ言いながらも縁を深めていきたいと思っている。


原田織座(はらだおりざ)

高名な日本画家でまたの名を「オバケ先生」。美術大学の名誉教授でもある。一人称は「アタシ」。

画家としても「名前で飯が食えるほど」の著名の士であると同時に「まるで見てきたかのような」幽霊画を描くことからも一部の界隈で名を知られている。

また、「もう1つの顔」として怪奇絡みの品を蒐集する好事家としての顔も持っており、怪異絡みの品物をネットオークションを通じて入手するなど「出会う」ためなら手段を選ばない。

甚八同様にモノが視える(が煙たがられている)人間で彼に手助けや警告をするなどして親身に接する。彼のことを「お前さん」「ハチ」と呼ぶ。

時折、甚八を利用するかのような言動をとることから織座の来訪は甚八曰く「良縁と悪縁が半々」。

結婚しているが妻には先立たれており、屋敷兼アトリエで独り暮らしをしている。


登場した怪異

鬼市(クイシ)

鬼及び人ならざるモノたちの露天市。

鬼市では「沈黙交易」と呼ばれる言葉を用いない貿易方法が成り立っており、人の暮らす「」と人ならざるモノの領域「」との境に中立的に存在している。

そこでは何かを差し出せば望むものが何でも手に入ると言われているが……


笑い乙女

顔の部分がタバコで押し潰された女性の写真。

彼女を認識した人間に対して「無表情」か「笑顔」を向けてくる。

「無表情」は無関心。「笑顔」は……


隣人

人と人の暮らしの間に住む者。

人間の生活と地続きの存在で必ず存在して、でも選ぶことが出来ない存在でもある。


桃源郷

岸田葉脊(きしだようせい)作の文庫本。人気作らしく、様々な形態で出版されている。

そこには作者の手を離れた読者による「もう一つの桃源郷」が記されていた。


うまい店

いつの間にか投函されているチラシで移動販売であること販売エリアしか記載されていない。

この店に辿り着くことができれば「うまいもの」を食べさせてくれると言われている……


関連タグ

漫画 ホラー


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