概要
様々な国や地域がある、スピリットの楽園。原始の森や近未来都市、雲の上の王国や深海に眠る帝国など、多種多様な文化や地理に恵まれている。
魂の石板
だが、他と比べても異質なのが、そこには『魂の石板』と呼ばれる物体が存在することにある。作中での扱いはかなり淡泊で、特段秘匿されるようなこともなく、ごく普通に風景の一部として溶け込んでいた模様。
恐れ敬われこそすれ、これまではなんの変哲もなかったはずのそれが、スピリットたちの力を奪い、暴走させるようになったことが、『契約編』のストーリーの引き金となっている。
なお、創界神の力でも破壊できないほど頑強な耐久力を持ち合わせている。
主な住人
契約スピリット
『世界救済契約』を結んだ放浪者ダンと旅をともにするスピリットたち。
『世界崩壊契約』を結んだ契約者Χ(カイ)と行動を共にするスピリットたち。
オラクルスピリット
バトルスピリッツにおいて、『契約編』以前のシリーズから登場していた、占いにも使われるタロットカードをモチーフとしたスピリット群。そのうちの6体が、レクリスの創世に関わっているとされる。
◾オラクル二十一柱 I ザ・マジシャン
可能性、創造、チャンスを司るオラクル二十一柱の一柱。『灼熱の谷』という地で、ダンが最初に出会ったオラクルスピリット。
レクリスの創世に関わる事柄を教え、力を貸すことを約束した。この力はカードとなってダンのデッキに仕舞われており、必要に応じて相棒竜グロウを契約煌臨させる。
◾オラクル二十一柱 XVIII ザ・ムーン
不安定、幻惑、欺瞞を司るオラクル二十一柱の一柱。ダンが創界神テスカトリポカに襲撃された際、オラクルスピリットとゴッドスピリットと契約スピリットの三つ巴が入り乱れ、そのあまりの混沌に呼び寄せられて顕現した。
だが、フェニルがたった一人、その大胆さに興奮していた。そのおかげか、フェニルはザ・ムーンに認められ、力を授かることができた。
◾オラクル二十一柱 XIV ザ・テンパランス
『雷樹の街ミロスロア』にて、ダンへ力を授けた。
◾オラクル二十一柱 II ザ・ハイプリエステス
直感、期待、知性を司るオラクル二十一柱の一柱。『氷結都市リースグラード』を治める。
ボロボロになりながらもリースグラードへ危機を知らせに来たスタークを認め、力を授けた。
創界神
『魂の石板』の謎を解こうとしているダンたちと敵対し、レクリスを自分たちの思うように作り直そうとしている。利害の一致からか、契約者Χにも力を貸している。
地理
◾紫骸城
骸皇ドヴォルザックの治める城。多数の騎士や貴族が出入りしており、バットも元はこの城に仕えていた。『魂の石板』の一つが、この城に取り込まれている。
◾雷鳴の森
ランポの出身地。
◾碧樹海
この森の主が石板によって狂暴化したところを、ランポの契約煌臨によって鎮めた。
◾アルジェントシティー
スタークの出身地。空を飛ぶ魚である『空魚』が生息し、スタークが空に憧れる一因となっている。
◾グレイシア皇国
移動神殿都市エラスパレスを保有する。
◾クラウディア王国
スイーツの街などがある。
◾神海帝国ムウ
シャックが皇子を務める帝国。7つの大都市からなる。
マーラサーミズ神海都市
神海の至宝と謳われる神海帝国ムウの7大都市のひとつ。
◾溶岩海
翼を持つ者しか入城できないエデラ砦がある。ザ・マジシャンの座する灼熱の谷もここにあると思われる。
◾雷雲平原
ランポによると、ここで育ったスピリットは雷属性となるとのこと。
◾古大樹の森
周りのものを飲み込み成長を続けている。バットの街もここに飲み込まれた。
◾仙人掌の荒野
テスカトリポカの領域の一つ。サボテン以外何もない殺風景だが、文明の五月蝿さを嫌がるテスカトリポカにとってはお気に入りの場所のようだ。
◾黒曜石樹林
テスカトリポカの領域の一つ。ここに築かれた黒曜神殿の中で一人、テスカトリポカは引き籠もっている。
◾龍仙境
百八の龍が住まうとされるこの世の魔境。バットにリベンジを誓うオボロが向かい、新たな力を手に入れた。
◾風塵の樹海
ククルカンのテリトリー。原住民である羽の生えた妖蛇をその眷属としている。
◾バランロッド
テラード率いるグラムバルト空挺隊の軍事基地。世界のどこへでも飛んで行けると宣うほどの巨大な滑走路がある。
◾避雷樹の街ミロスロア
ザ・テンパランスが祀られる都市。町の中央には雷の力を吸う巨大な樹木がある。
◾氷結都市リースグラード
ザ・ハイプリエステスが治める地。地下深くに凍りついた月のドラゴン が眠っている。