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HLの編集履歴

2023-01-17 09:19:24 バージョン

HL

えいちえる

男女CPを指すNLの別表記。ヘテロ・ラブ(hetero love=異性愛)の略称。

もしかして:

  • ヘルサレムズ・ロッド…『血界戦線』の舞台となる都市。

概要

ノーマルカップリングNLの代替語の一つ。


経緯

「男女カップリングがノーマルならば、同性愛、両性愛、無性愛、他多種多様の愛や関係はアブノーマルなのか?」という意見がある。それゆえにNL表記ではなく別の表記にしようとする運動があり、heterolove(=異性愛)という表記にしようという試みが行われた。さらに「BG(=Boy and Girl)」への更新を行おうという動きもある。


ただNLはあくまで略称で、ノーマルと自称したくない場合はなんにょのつもりで使ってもよいという始まりだったのが、BL愛好家の中の異性愛カップリング表現を嫌悪する層から「異性愛は普通でつまらない」という侮蔑として「ノーマル」と言われていたためノーマルの意味が広まることとなったという。

ちなみにNLタグを使うようになったのも異性愛カップリングを嫌う者から住みわけを要求されたのが大きい。


へテロもBL愛好家や百合好きの中でヘイト用語として使われることがあり、過去の事情からノーマルの意味を強く広めた当事者から再び悪口を自称させるということについて、「さすがに苦しいのではないか、他の語にしないか」とBL愛好家と百合好きの中で疑問の声が上がることも。


ちなみにHL表記推奨をするオタクは異性愛創作者がアブノーマルの意味を強めたと勘違いしている者が多いが、元々「BLは異常だからよいのだ」とノーマル対アブノーマルの意味を強めてきたのは過去のBL愛好家の方であったりする。


にも関わらず表記の問題で異性愛作品の創作者が矢面に立たされがちなのも支持の低さに拍車をかけているようだ。



本当にHL表記を何がなんでも広めたいと考え妨げる者は無視していいのであれば、異性愛創作者に一気に浸透させるために、そういったBL愛好家の過去の問題をとりあげ批判の的をBL創作者に集中させれば支持を得られる可能性もある。

(仮想敵を設定するのをおすすめはできない)


ただそのようなアプローチをするものは少なく、NL表記に疑問を持つのが元々異性愛二次創作に苦手意識のある者が多かったため、(もちろん好んでいる者もいるが)攻撃の的が異性愛作品創作者に向きがちな傾向がある。



補足

BGはHLのへテロと違いヘイト用語として使われておらず、感覚的にもなじみやすいため、相互理解と多様性を配慮するとHLより適している様子。

へテロは異性だけが恋愛対象の人という意味が強かったり、異性愛の創作物へのヘイト用語として使われたりする。

その他セクシャルマイノリティ当事者から主にネガティブな場面のヘイト用語としてホモのカウンターの意味で使われる。(へテロ様、へテロ男、へテロ女など)

バイセクシャル、パンセクシャルやアセクシャルなど異性も恋愛対象の場合は、前者の意味のへテロに該当しないため自らをのけ者にしてしまうおそれがある。

よってプロフィール等でセクシャリティを公開している人は、HL使用は将来的に首を絞める可能性があるのでHLよりBG使用がオススメ。

あわせてGBで女攻めの検索も楽になるためwinwin。

台湾ではすでにBGで浸透している。


そもそも「どのような愛も尊重するべき」として同性愛が社会的に反しているイメージを壊すためのNL表記撤廃運動であるはずなのに、悪口語句を用いているのをスルーして進めるのはイメージ悪化の可能性がある。


既にそういうイメージを持たれ「ポリコレカードバトル」と揶揄されてもいる。


過去の迷惑行為について


HLタグを広めんとBLジャンルを好むフェミニストによるBL作品の集団投稿、別名「腐女子テロ」と呼ばれる声かけが2014年に行われた。

HLが今だ浸透しないからという理由で異性愛の検索分けに使われるNLタグにBLのイラストを投稿しようという運動で、社会運動という名目での荒し行為とみなされた。

またそもそも複数の略称が存在することによりNL表記本来の目的である棲み分けが表記の混雑により完全ではなくなってしまい、配慮のためのHL表記が却って当事者を傷つけてしまうという本末転倒な事態を招いているともいわれている。


女性の多いジャンルではもともとカップリング要素の強い異性愛二次創作はマイノリティで、個人サイトへBL愛好家による嫌がらせメッセージが送られるなど荒し行為でサイトが閉鎖へ追いやられることもあった。


そのような嫌がらせ行為を過去行う者がおり、へテロラブのへテロがセクシャルマイノリティのみならずオタクの中でも異性愛の創作のヘイト用語として使われるため、HL表記を広める運動はセクシャルマイノリティを盾にした嫌がらせ行為(いわゆる殴り棒)の疑いがある。


HL表記については主にBLを好むフェミニストが強く主張しているため、フェミニストによる過去のオタク文化への荒し行為を鑑みて、セクシャルマイノリティになりすましで主張している可能性も疑われている。


なので安易に使用することで過激な意見を信奉者をする危険人物として忌避される場合も多々ある。


近年もHLを広めようと個人主催のオンリーでNL表記があると主催者を引用RTで晒し上げて集団ネットリンチを行うといった事例があったり、男女表記の人間にも匿名の意見で攻撃をする者が現れたこともあった。


そういった良識から逸脱した事態を把握しながら、リンチ行為に対し便乗する当事者もいたため、表記の変更を主張するセクシャルマイノリティ全体にも疑念の目が向けられてしまっている様子。


全く言及しない当事者も多いが、それには結局はBL好きが自分達をネタにして苦手な創作をする人間と争いたいだけでは?という疑念もあるようである。

過去ゲイ・コミュニティにBLを好む女性が入っていき根掘り葉掘り聞くというハラスメントを行う実例が少なくない数あったことから、BL好きな女性が別名ゴキ腐リや腐ま◯ことゲイ専用掲示板で言われていたことがある。

その他おこげ(お釜にまとわりつくから)と称し揶揄していたようだ。


ゲイの友人がいることでBL好きコミュニティ内で先進的というマウントを取る者が令和の今も見られるのでかなり根深い問題。



その他、前述された血界戦線のヘルサレムズロットやグランブルーファンタジーのマルチクエストでHL級というものがあるため、検索で混ざるとして実用性の観点からもNLの読み方を「ノーマルラブ」ではなく「ニュートラルラブ」(neutral=中立的な、偏見のない)や「ネメロースラブ」(numerous=多数の)と変更することによってNL表記の問題点を解決するべきという主張がされている。

同様の案としては「ノンケラブ」「ネイタル(natal=出生)ラブ」なども挙げられている。


使われる意味合いの問題

余談だが、ヘテロは異性のみを愛する人を表す意味で一般的に使われているので、異性愛の作品に内包されるバイセクシャルに代表されるマイノリティが含まれないことから、意味として成立しないという点も指摘されている。


要するに、異性愛の中のマイノリティを排除してしまい逆にこぼれ落ちる存在を多く作ってしまうため、HLを使うこと=異性愛の中に配慮の必要な存在はいないと突き放す結果となってしまう。



そこをカバーしようとヘテロラブは異なった性という意味でバイセクシャルやトランスジェンダーなど同性愛をのぞくあらゆる性との性愛を意味する言葉として使おうという主張もなされているが、

ヘテロはそれ以外にも以下で紹介される悪口として使われることもあるため、

バイやトランスも含んで使えるという主張で使おうとすると、

今度は完全な異性愛者以外のマイノリティも包括して悪口としての語句で言い表してしまうという問題点がありへテロが一般的に異性愛者としての意味合いが強いこともあり、バイセクシャルやトランスジェンダーの行き場を無くし、なおかつ踏みつけにしてしまうおそれがある。


悪口としては、異性を愛することもあるが異性以外も恋愛対象である

パンセクシャル

アセクシャル

FtM(BLを好きな女性で多いとされる)

etc…

と自身を表明する人に対して、性的マイノリティの美味しいとこ取りをして特別ぶりたいだけの異性愛者による傲慢な態度であるとして揶揄する蔑称の意味合いで使われることがあるため

上述した性的マイノリティがどう受けとるかや、バイフォビアについて心を痛めている人は使うのを避ける傾向がある。


HL表記が提案された時代は異性愛の中にマイノリティが含まれているという認識自体が今より未発達だったが、世の中がアップデートされ異性愛の中にもマイノリティがいるということも分かってきた結果、啓蒙よりヘイト用語、カウンター用語として認識されることもあるようだ。


あらゆるジェンダーやセクシャリティ向けに活動している人は、配慮すべき対象は異性愛の中にも含まれているので違う言い回しにした方が望ましい。

身近にそのようなブランディングでHL表記をする人がいたら配慮すべきあらゆる性には異性愛も含まれているという点をそっと教えてあげたほうがいいかもしれない。


上記の問題を十分理解した上で同性愛のみが配慮の対象であるという考えを持ち、合わない人を選別したいという強い意向がある場合もあるので、様子を伺ってから教えた方がよい。

異性愛のマイノリティはいわゆるマジョリティしぐさで自分達を害するものであると考え、「異性愛者のマイノリティという概念を敵視しているためあえてバイを見捨ててへテロという用語を使う」という人もいる。



悪口として使われるへテロのHLを、義憤から悪口と強く自覚をしているからこそ広めたいという場合もある。

心から自分達からみて平等と感じられる社会を望んだ結果ながら肝心の配慮を求める層にはそれゆえ嫌がらせ扱いされている。(自覚せず正義感から嫌がらせをする人もいる)

問題があるが、諭すにもたいへんデリケートな問題なので言い方を間違えないよう伝えないといけない。


上記説明からセクシャルマイノリティへのイメージが悪くなったかもしれないが、悪口として使われている用語の推奨について問題視するマイノリティも調べてみると確認できる。


異性も恋愛対象となるマイノリティが、あらゆる性への配慮をうたいながら悪口として使われるHL表記を使う創作者を見て「自分の性はどうでもいいとして透明化されるものなのか」と傷つく実例もあるようなので将来的に問題視され表記を何度も変更する事態となる可能性はけして低くない。


フィクトセクシャル(夢)への蔑称としての使用


そのほか異性愛の中のマイノリティを揶揄する表現として、

美少女キャラクター同士の恋愛二次創作が多いコンテンツになると、性的マイノリティのひとつであるフィクトセクシャル(いわゆる夢女子や夢男子と呼ばれる)に相当する美少女キャラクターとの恋愛作品を好む人に対し、

放送禁止用語となっているホモと対義語であるが放送禁止用語の扱いでないヘテロを当て擦った言い回しで

社会的に強者であるはずの異性愛者に生まれながら異性と縁がないため二次元で代用するしかないという意味を込め

ヘテカスやヘテロ厨・ヘテロ豚などの蔑称として使われることもある。(へテロ厨で検索をかけると特に男性が批判の対象となっていることがうかがえる)


ちなみにフィクトセクシャルは肉体や脳に疾患を抱えていたりトラウマを抱えていて婚姻を諦めざるを得ない人も含まれていることがあるので配慮の対象であったりする。


女性でその事を知っている人もおりへテロ=異性愛者と言い表している以上男性だけでなく女性も揶揄されているため、女性がターゲットであっても夢傾向の強いブランディングで活動をしている人は、ジャンル(乙女ゲージャンルなどは百合好きを兼任していることがあるためHLはあまり好まれない表記)によって当事者の気持ちを考えて使い分けると良いだろう。


上記の理由で乙女ゲージャンルや夢ジャンルの中でHL表記自称を推奨するのは、ジャンル内のフィクトセクシャル当事者へのハラスメントになる可能性がある。


前項のオンリーイベント晒し上げがあったのが乙女ゲージャンルだったこともあり、嫌がらせ行為として解釈している人も多いため、NL表記をする人への人格否定をしたりHL表記を使うよう要求するのは、乙女ゲージャンル内の隠れた当事者へのハラスメントになりかねない。


乙女ゲージャンルや夢ジャンルではHL表記推奨は控えた方がよい。


異性愛コンテンツが好きな人の中にも性的マイノリティが含まれていることがあるので異性愛コンテンツであってもそれを好きな人への配慮は必要である。


先述したトランスジェンダーや両性具有なども含んでの使い方だと、男女の恋愛描写を求める恋愛作品を見たい際に検索で求めていないものが混ざってしまうため住み分けとしても問題があったりする。


セクシャルマイノリティのイメージダウンのリスクと、排除される存在


ヘテロはもともとホモが同性愛の作品に砂かけするさいに使われがちな言葉であるのに対し、ヘテロは異性愛作品への砂かけ・または無理解な世論への砂かけ返しをする際の言葉、いわゆるヘイト用語として使われることがあった。


性的マイノリティのコミュニティーの中でもマイノリティへの理解の薄い異性愛者への不快感を表すためや砂かけしたい際のワードとして「ヘテロ」と使うこともあったため、砂かけとしての意味合いが含まれるワードを推奨するのは相互理解をむしろ阻害するのではと危惧する人もいるようだ。


それらのネガティブな意味合いの背景から砂かけとしての用語の意味を無視して広めることは上述の異性も恋愛対象となるマイノリティへの理解を必要ないとして思考停止する価値観も内包しており、それらの考えからフェミニストの中でも「お遊びでマイノリティをやっている」といったニュアンスで批判する人間が現れる文脈に繋がっている側面もある。


例として2014~2016ごろにかけて「へテロの人って」「へテロに自分は偏見がないよ」など、セクシャルマイノリティになげかけられがちな発言をへテロに置き換えて発言してネタにするというものがあり、その空気の中異性愛表現を叩く=へテロと呼称してへテロをヘイト用語として使うというのがフェミニストやセクシャルマイノリティ当事者の一部で流行ったことがあった。


それらはキリスト教圏では同性愛は禁じられているため同性愛への当たりがかなり過激という環境に合わせた、海外の啓蒙運動でよく使われる手法だが、海外と日本国内では事情が違うのでクラスタ外で啓蒙運動として受けとる人は少なく、あくまでヘイトスピーチや荒し行為としての解釈だった。しかし当事者でも異性愛者でも真に受けすぎてしまう人がいたようだ。


異性愛を叩くのをネットのカジュアルなコミュニケーションとして行いすぎたことで異性愛にむかう=配慮しなくてもよいという考えを真に受けて考えが定着した層が、異性と結婚したり恋愛関係になるセクシャルマイノリティ当事者を当事者が叩いてしまうという悲しい事態を起こしてしまうこともあるようだ。


ちなみに、そのように使用するのは性的マイノリティのコミュニティのみならず理解の薄い異性愛者でもすることがあるので留意いただきたい。


いまだにインターネットの一部過激化したフェミニスト層の攻撃は逸脱している人も多いため、異性愛の中のマイノリティをスルーする流れを容認することは人権を守るという観点から危険性が高い。


より最適な多様性への配慮のために


異性を愛する中にも様々なマイノリティが含まれるため、多様性を意識しより多くの当事者の気持ちへの配慮をしたい人ほど、安易に適用するのは様子見をした方が良さそうである。


フェミニズムを支持していても、未だにスルーされがちな異性愛の中のマイノリティの人権も無視してはならないと考えるのなら異性愛を腐す意味合いが含まれるHLは、異性愛の中のマイノリティを無視しないよう使わないと表明することで、より幅広いマイノリティの人権を守るための抑止力になるかもしれない


砂かけ(し返す際にも使う)ヘイト用語の側面があるワードを多様性を意識している用語として推奨することが、異性愛は配慮がいらず、異性愛をとにかく批判することが最先端といった一部の人間の考えを補強してしまっている側面があるゆえに、今後配慮を考える際に上述の異性愛の中のマイノリティがこぼれおちてしまう危険性がある。



ネットでマイノリティ当事者でない人でも異性愛作品や無理解な異性愛者への批判をしながらクソヘテロ、へテロ厨など揶揄した語句と併用してHL表記を推奨する人もいることで不適切なイメージを持つ人もおり、

意図的に異性愛全体への砂かけをするためにあえて広めていると取られかねない側面がある。


そういった背景から理解や配慮を促す上でヘテロという表記を性的マイノリティ全員が推奨している訳ではないため、

導入にはやはり様子見をした方がよいと言える。


補足


元々多くの問題があり使われていない言葉なので、安易なアプデするようにとの言葉を真に受けず、使われ方を一度調べてみよう。


価値観のアプデという言葉で使用を促されることがあるが、アップデートの後に問題が発生したりバグだらけのパターンも多くあるので、修正パッチが発行される可能性もある。


この場合は住みわけタグの言葉の話なので、修正パッチが出るのは検索での混乱を意味し、セクシャルマイノリティへのヘイトや偏見が深まるという最も避けたい事態となる可能性もあることは覚えておこう。




関連タグ

ヘテロ NL 男女カプ BL GL 腐女子

[[日本労働組合総連合会 ジェンダー平等・多様性推進

>https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/gender/lgbtsogi/]]

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