バルク品
ばるくひん
業者向けにロット販売された商品を、個人向けにばら売りしたもの。また、その商品
キャラクターについてはこちら→「バルク」
概要
由来は「bulk」。趣味で日常的にパソコンなどの精密機器を自作している人なら、聞き慣れた言葉かもしれない。
店舗で個人などに販売される商品(「リテール品」「パッケージ品」)と違い、商品詳細を記した化粧箱やパッケージといった外装、通信ケーブルなどの付属品、メーカーの保証サービスなどを省略している。説明書もなかったり、簡単なデータシートや、梱包材のラベル貼り付けで終結していることが多い。省資源化によるコスト削減のため、本体価格が若干安くなっている。
精密電子機器では、バルク品でのみ開放されている機能が使えたり(※不正改造扱いになる場合がある)、反対に市販品より性能が低いこともある。
ジャンクと混同されることがあるが、全くの別物。ジャンク品は「動作確認が取れていないガラクタや中古品」だが、バルク品は「動作が保証されている、付加物のない新品」である。
バルク品を買うことで、新品で動作保証がありながら、リテール品より安価で品物を入手可能。ただし、高度な知識が必要、品定めの手間が煩雑、初期不良(ジャンクより圧倒的に低いが、リテール品に比べ高頻度)や欠陥などによる事故の補償が全く受けられないなど、サービス面でリテール品に劣る面もある。