人物
宗像さつきの実家である宗像家の家政婦を勤める女性。見た目は中年の女性だが、実年齢は38歳と案外まだ若かったりする。
さつきにとっては母:今日子となかなか会う事が出来ない為に、いつも相手になってもらっている数少ない理解者。
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※ここから先、事件終盤におけるネタバレ有
実は彼女こそが今回の事件の真犯人「凶鳥の命」である。
彼女は20年前、つまり18歳の頃、宗像家に家政婦として働く事となり、そこで宗像志郎・今日子夫妻と出会い、志郎に一目惚れする。
2年後、研究を分かろうとしない今日子に頭を抱えていた志郎と関係を持ち、最終的には彼との間に子供を授かる。
そしてその子供こそが、さつきであった。
つまり、彼女こそがさつきの実の母親であった。
しかし、子供を身ごもった事が今日子にバレ、もみ合っているうちに今日子を階段から転落し殺害してしまう。
弥生は警察に自首しようとしたが、身籠っているさつきの事を考えてくれた志郎に止められ、殺人を隠蔽。(今日子の遺体は滝つぼに落としたとの事)
後に娘であるさつきを出産、以降は今日子として一人二役を演じる事になり自身のままで母親と名乗れない苦しい日々を送るようになる。(なお「さつき」と命名したのは、せめて名前だけでも自身と親子であるという微かな繋がりを持っていたいという想いから付けたとの事)
だが、物語開始の1年前に志郎は発掘現場で起きた崖崩れで他界。更なる悲劇が彼女を襲ったが、その崖崩れの原因が志郎の助手である大和猛と蘇我豊広が志郎が来る前に勝手に発掘作業をした為に地盤にヒビが出来た事だと知った上にさつきを襲おうと計画していた事を知ってしまい、彼女の心に悪魔が宿ったかのように凶鳥からの警告に従い今回の殺人事件を起こしたのだった。
事件の真相が明るみになった事で、自暴自棄同然にもう1人殺害しようとしたが、さつきの静止によって想い留まるが、既に彼女は自身の身体が病魔により命が残り少ない事を明かし、自害を図る。
だが、落雷により事件のすべての記憶を失った事で、不起訴同然となり以降は残された時間を病院の病室にてさつきと本当の親子としての時間を過ごしていくのだった。
アニメでは、落雷のショックで記憶を失ったまでは原作と一緒だが、それ以降は病気が治る事は無くそのまま病院で息を引き取った事がさつきの口から明かされた。
そして彼女の遺体は魔神村に埋葬される事となったのだった。