ファッション雑誌
ふぁっしょんざっし
「ファッション雑誌」は、主にファッションについて扱う雑誌。
概要
最新の流行についての情報を得たり、自分のファッションセンスを磨くことを目的とした雑誌。ゴスロリや着物やぽっちゃり系を扱ったニッチなものもあったりする。
現代もののストーリー作品やイラストを描く際のキャラクターデザインや、服を着た人物のデッサン・画力の向上にかなり役に立つ雑誌であり、参考資料にしているイラストレーターや漫画家も多い。そのままトレスするのは肖像権や著作権の問題があるのでやめたほうがよいが、構図やデザインをアレンジして流用するのは問題はない。
洋服やモデルさんがお洒落で、新人マイナーモデルファンのディープな読者もいて、読者サービス(日用雑貨の紹介、小話、付録など)も充実している為、恋愛やお洒落と無縁の人が読んでも意外と面白い。中二病時代にアニメ誌や投稿誌を読んで過ごしたオタクが「もっと早く良さに気付いていれば…」と後悔するのも一種のあるあるネタ…かもしれない。ちなみにファッション雑誌は、外観(着こなし方、流行)の紹介がメインであり、材質・サイズの選び方、洗濯・収納の仕方、気温に合った服装などの所帯じみた知恵は基本的に載っていない。生々しい話は、Webサイトなどの別の媒体を当たるべき…かも?
最も古いファッション雑誌は、1867年のアメリカの女性ファッション誌『HARPER’S BAZAAR』(ハーパース・バザー)と言われるが、初期のファッション雑誌は実用性重視で文章記事と線画中心の硬いものであった。現代のように写真を豊富に入れ、見て楽しめる雑誌になったのはだいたい1920年代ころからである。古いファッション雑誌も当時の風俗を知るうえではかなり面白く、「ファッション雑誌収集」という趣味があるほどである。