概要
生い立ち
イギリスの歴史的名馬フランケルの初年度産駒。イギリスでフランケルを受胎した母Indiaの持込馬として生まれた。Indiaがダート馬だったこともあり、ダートも走れる血統構成であった。
かつてグランプリボスがイギリス遠征した際にアスコット競馬場でフランケルと対決したことから馬主のキャピタル・システム(株)がフランケル産駒を希望しアメリカのセプテンバーセールで代理購入・輸入した。このためアメリカ産馬ながらアスコットを馬名の一部にしている。
競走生活
栗東の矢作芳人厩舎に入厩。デビューは3歳6月と遅かったが、3戦目で初勝利を挙げると一気に勝ち上がってオープン入り。4歳になると重賞戦線で好走を続け、G1初挑戦の安田記念を制した。
やがて成長してパワーのある体つきになり、血統的背景に加えて動き方がダートに向いていると感じた矢作調教師は、6歳になる2020年からダートを使用することを決定。転向初戦の根岸SからフェブラリーSに向かって優勝、史上6頭目の芝ダートG1制覇を成し遂げた。
引退後
2020年末で競走馬を引退し、種牡馬となりアロースタッドで繋養されている。フランケル後継としては初の日本供用種牡馬。初年度産駒は22年に誕生した。