データ
概要
生い立ち
母はアメリカで2-4歳にかけて走り、重賞2勝を挙げている。本馬は5番仔で、12年にイギリスでフランケルを種付けした後、アメリカに戻って出産した。父フランケルの初年度産駒となる。
1歳時のキーンランドセプテンバーセールで、キャピタル・システムによって27.5万ドル(当時のレートで約3300万円)で落札され、日本へ輸入。
馬名はイギリスのアスコット競馬場からとられているが、これは父フランケルにちなんだもの。北側オーナーは以前、グランプリボスをロイヤルアスコット開催のセントジェームズパレスステークスに遠征させていたが、このレースを勝ったのがフランケルであり、このためオーナー側がフランケル産駒の購入を目指していた。
競走馬時代
前述したグランプリボスと同じ矢作芳人厩舎に入厩。
3歳時(2017年)
デビューは3歳6月と遅かったが、3戦目で初勝利を挙げると一気に勝ち上がり、11月の渡月橋Sを制してオープン入り。12月の阪神カップで重賞初挑戦。
4歳時(2018年)
年明けは阪急杯で始動し2着。次走のマイラーズCも2着に入ると安土城Sを経て連闘で安田記念へ出走、G1初挑戦。重賞初勝利でG1勝ちをおさめた。
5歳時(2019年)
6歳時(2020年)
やがて成長してパワーのある体つきになり、血統的背景に加えて動き方がダートに向いていると感じた矢作調教師は、6歳になる2020年からダートを使用することを決定。転向初戦の根岸Sで久々の勝利を挙げると、フェブラリーSに向かってここも優勝、史上6頭目の芝ダートG1制覇を成し遂げた。
種牡馬時代
引退後は2021年より種牡馬となりアロースタッドで繋養されている。フランケル後継としては初の日本供用種牡馬。初年度産駒は22年に誕生し、24年にデビューを果たしている。