CV:田中理恵
概要
本作のラスボス。灰原耀の姉で、朧月館の院長の娘。
20年前、10年に1度月蝕の夜に行われる島の祭「朧月神楽」の「器(巫女)」を務めたことがあるが、それをきっかけとして「月幽病」を発症し、朧月館4階の隔離病棟に入院していた。
母譲りの霊媒体質の影響で月幽病の進行が非常に早く、回復の見込みはほぼ絶望的で、流歌たちが神隠しにあった10年前には既にほとんど会話ができない状態となっていた。
正気を失う前は、同じ霊媒体質だった海咲のことを気にかけていた。
10年前、末期となった月幽病を治療するための最終手段として、魂の根源「零域」に魂を送ることで自我を洗い、正しい形にして戻すという朧月神楽の本来の姿である儀式「帰来迎」(きらいごう)の器とされる。
しかし、儀式の失敗により「生きながら死んだ」存在と化し、2年間の昏睡の後、かつて島を滅ぼしかけた「無苦の日」(むくのひ)を再び引き起こし、自分の顔を見た島民を次々と「咲いた」状態にして死に追いやり、島を滅亡させた。