CV:能登麻美子
概要
シリーズ第4作『月蝕の仮面』の主人公の一人で、朧月島出身の17歳。
10年前に神楽を見ていた際に神隠しに遭い、当時本土の刑事であった霧島長四郎に救出されるも神隠しに遭う以前の記憶を失っている。
神隠しにあった5人の内2人が死亡し麻生海咲と月森円香が朧月島に行ったのをきっかけに、唯一思い出せる旋律を奏でるたびに蘇る断片的な記憶とその先にあるものを知りたい、失ったものを取り戻したいという想いから、病の床に伏した母・小夜歌の制止を振り切って無人島となった朧月島に渡る。
生家は、朧月神楽の祭事に使われる面の作成を請け負う面打ち職人であった四方月家。
しかし、父親に実験台として「月蝕の面」の試作品を何度も被せさせられた事で精神に影響が出始め、徐々に記憶や自我が崩壊し死に至るという朧月島の風土病「月幽病(げつゆうびょう)」を患ってしまい、灰原病院の朧月館に入院していた。
10年前に灰原耀によって誘拐され、帰来迎(きらいごう)の四人の奏の一人になった。この誘拐事件が神隠しの正体である。
神隠しの後は月幽病を更に悪化させてしまったが、月の光を浴びたことによって奇跡的に回復。その代償に過去の記憶を一切失ってしまった。
現在も父親の記憶は微かに残っているが、その父親の顔を思い出せないことがトラウマになっている。
神隠しに遭った当時は四方月という姓を名乗っていたが、その後両親が離婚。現在は小夜歌の姓である水無月を名乗っている。