概要
朧月島の風土病月幽病を患い、月館207号室に入院していた少女の霊。入院時の年齢は12歳。院長紹介の特別待遇の患者だった。
残酷かつ攻撃的な性格で、道徳心に欠けている。当時7歳の月森円香を階段から突き落としたり、看護婦を刃物で刺したり、円香が大切にしていたペットのカナリアの首をハサミで切ったりするなど、看護婦や他の患者から恐れられていた。
一方で灰原姉弟からは可愛がられており、灰原耀は亞夜子の性格を「自分に似たのかもしれない」と評している。
苗字は明らかになっておらず血縁関係は不明だが、作中の日誌や遺書などから推測すると、灰原耀と姉である灰原朔夜との間に生まれた子供であることが示唆されている。
壮絶な虐めの対象であった円香の事は「中身の綺麗なおもちゃ」と呼び気に入っていた。一方で亞夜子から円香を庇っていた麻生海咲の事は、朔夜が自分を差し置いて気にかけていた事もあり気に食わなかったらしい。また水無月流歌の事は「壊れている」ため興味を示さなかった。
朧月島の島民を滅亡させた「無苦の日」の際には、月幽病が悪化しながらもただ一人生き残っていた。朧月島を行き来する定期船の船長が島の異変に気付き、本土の警察が島を捜索した際に島唯一の生存者として発見され本土の病院へ運び込まれたが、まもなく死亡した。享年14歳。島では彼女の怨霊も存在している。
ちなみに彼女を撮影するときにタイミングを合わせると非常にかわいいポーズになる。