概要
超人系悪魔の実の1つで、1つの島と融合し島そのものと化す「島人間」になる。
融合した島の内部ならばどこにでも顔を出すことができ、その島にある動物以外のものは全てコントロール下に置くことが可能。
総じてイシイシの実の上位近縁種と思われる。
能力者
「悪政王」の二つ名はこの能力による独裁支配が理由でついたと推測される。
余談
能力について
- 操れる範囲
現実の地球では「島」と「大陸」の違いは以下の通り。
島 | 大陸 | |
---|---|---|
定義 | 自然に形成された陸地で、水に囲まれた水面上にある地形 | 明確な定義はないが、オーストラリア大陸を含め、それよりも大きな陸地のことを呼ぶ |
例 | グリーンランド、ニューギニア島、ボルネオ(カリマンタン)島、スマトラ島等 | ユーラシア大陸、アフリカ大陸、南アメリカ大陸等 |
世界最大の島・グリーンランドの総面積は216万6000㎢あり、南北約2800km・東西約1000kmという海溝に匹敵するほどの長さを誇る。一方で大陸となった場合は、全て東西・南北に約数千km以上の陸地となる。
補足になるが、日本列島の島々は、プレートの沈み込み帯の動き・火山の噴火などの様々な要因で形成されており、地震や噴火の多発地帯となっている。
シマシマの実で大陸も一体化して操れるのかは不明だが、仮に可能だとしても、これまでの能力者の傾向を見ると恐らく能力の性質以外にも一度に一体化して操作できる範囲は能力者にも左右されているため、東西南北共に何千km以上もある大陸は、よほどの実力がないと難しい可能性がある。
- 弱点について(推定含む)
まず、イシイシの実の能力同様に攻撃の的が非常に広くなってしまう。
また、島の特徴にも左右され、特に島内に湖が存在していれば、場合によっては能力者の弱点である海水なども含まれる(特に「汽水湖」「塩水湖」は弱点になりやすい)ため、能力を使用できない範囲も存在する可能性がある。また、火山島であれば、「カルデラ湖」「火口湖」でも能力を使用できない可能性もあるだろう。
更に巨大地震や巨大津波などの天災を引き起こすほどに、能力の扱いに長けたグラグラの実の能力者も天敵になる可能性がある。
特に「津波」は普通の波とは違い、海底から海面までの海水全体が大きく動き、周囲に波として広がっていく現象で、波長は数~数百kmにまで及ぶ。しかも、海底で数十mの断層がずれ動き、それが何百km単位での地殻変動であれば、津波が広範囲にわたって押し寄せ、内陸数km以上・大きさ次第では内陸数十km先まで侵入するケースもあるため、小島であればあるほど強いグラグラの実の能力者には相性が悪いと考えられる。
尚作中世界に地震の原因となるプレートが存在するのかは不明だが、仮にシマシマの実の能力で操作している島がプレート境界・衝突帯(海溝など)付近に存在していれば、巨大地震によって島が壊滅する可能性もあるため、大規模な地学現象にも弱い可能性がある。
- 読者が抱いている疑問
シマシマの実の能力については、「島と一体化するなら、海水に浸かっている状態だから、能力を使用できないはずでは?」と主張するファンも多い。
しかし、彼は普通に能力で島と一体化して操作できているため、能力を行使できる何らかの理由があるはずである。
現状で考えられているのは次の2つ。
- 島自体は基本的にただの島であり、元々の大量の地質自体が能力者を囲むバリアのような役割を果たし、能力者本人は海水に浸かっていないため、能力を普通に行使できる
- 仮に大量の海水が島の地質内に侵入しても、能力者本人が海水が及んでいない島の隣接している地質内に移動して、能力を普通に行使できる(※大量の海水を含んだ地質は当然、能力者は能力を行使できない)
つまり、「島自体は海水に浸かっている状態ではあるものの、能力者は島の地質内にいるために、外部による海水の影響は受け難く、実は能力者本人が海水に浸からなければ、能力を行使できる」ということ。