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ニケククの編集履歴2023/04/20 13:31:15 版
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世界中の大好きをあつめても

君に届けたい思いに足りない

      晴れてハレルヤ、引用

概要

魔法陣グルグルという作品はギャグファンタジーというジャンルに分類されるが、

同時にニケククリの冒険を通じた成長と恋を描いた物語という側面も併せ持っている。

その為、ニケククリの恋愛描写が所々で見受けられるのでほぼ公式カップリングである。

そして、グルグルという魔法の性質上、この二人の関係がこの作品の重要な鍵を握っている。

二人の出会い

二人共、同じジミナ村の出身であるがククリの境遇(グルグルの秘密を守るべく、夜以外の外出を禁じられていた)もありお互いに面識はなく、ニケが魔王討伐の旅に出た際に初めて出会った。

原作ではククリの育ての親である魔法オババに挨拶に訪れた際に紹介してもらうという形だったが、アニメ第3作(2017年版)ではニケが父親に巨大なパチンコでオババの家まで飛ばされてククリの部屋の窓を突き破るという出会い方に変えられ、ボーイミーツガールの要素がより強調されている。

二人の関係

オババに無理矢理、押し付けられる形で一緒に旅をすることなり、出会って間もない二人であったが、初めのうちからククリニケを勇者様と呼び慕っていたこともあり、すぐに打ち解け、多くの冒険を重ねて苦難を乗り越えていくうちに強い信頼で結ばれている。

戦闘面ではグルグルに頼ることが多いが発動までに時間が掛かる為、ニケが前線に立ちククリグルグルを作るまでの時間稼ぎをする戦法をよく使う。これもお互いの信頼関係が強いからこそ出来る芸当である。

以下はキャラ別に関係を紹介します。

ククリ→ニケ

幼少の頃から魔法使いとして勇者と共に旅をすることに強い憧れを抱いていた。その為、自分を外の世界へ連れ出してくれたニケを勇者として慕い、彼を勇者様と呼んでいる。

初めのうちから、ニケに対して好意を向けていたが、それは単なる勇者への憧れからくるものであり、恋愛感情とは別物であった。だが、旅を続けるうちに段々とニケを一人の男の子として惹かれるようになっており、職業適性を受けて盗賊だと判明した時も理想の勇者像が崩れたが幻滅するどころか「盗賊も素敵」とすぐに受け入れている。しかも、自分も女盗賊になろうとしていた。そこからもわかるように、勇者という立場を無視してもニケへの恋愛感情が窺える。そして、その想いは話が進むにつれて大きいものになっている。

その恋心が『ハートの魔法』であるグルグルの主なエネルギー源にもなっている。

ニケ→ククリ

旅に出た当初は世間の常識をまるで知らないククリに世話を焼いていた。しかし、それが次第に守るべき存在として見るようになり非常に大事に思っている。物語の中盤でもおかしらの下で「ククリを守れる力が欲しい」と盗賊修行を始めたほどである。それ以外でも彼の行動原理のほとんどがククリの為であることが多い。

また、ククリがお洒落をした際も見惚れていたり、可愛いと口にしたことがあったり、ククリの時折見せる大胆な行動に顔を赤らめたりと所々でククリを意識しているような描写が多々見受けられる。また、ククリに対しては非常に甘く優しいので、喧嘩をしたことは1994年版のエンディング映像のみ(ククリの天然さに呆れたり、間違っていることには注意することはあるが)

だが、ククリのように態度が露骨ではないので彼女をどのように思っているかが分からない部分がある。事実、原作やアニメを含めても、ククリに対する好意を直接口にした事は一度も無い

そんな二人だが

  • 本編の所々でイチャつく
  • 野宿の際に同じテントで寝る
  • すでにキスまで済ませている(ただし頬に)
  • プロポーズをしている(本人ではなく分身とはいえ)
  • 子育てをしてパパとママになる(赤ん坊になった花の国の王女の面倒を見ただけ)

などと実はかなり凄いことをしている。(これでもまだ一部)

むしろなんで付き合わないんだよと思ってしまうレベルであり、ギップルからくさがられるのも当然といえる。

バリエーション

作中では色々な事情で色々な姿に変身するので色々な組み合わせのニケククが存在する。

  • ウニョニケ×ウニョククリ

青唐辛子を食べてウニョラー化したニケとククリ。

二人仲良く?アラハビカで暴れ回った。ナレーション曰く「野生動物ニケ&ククリ」。

「ウニョラー」

「トッピロキー」

「「キロキロー」」

  • ニケ×デビルククリ

普通のニケと悪魔化したククリの組み合わせ。

この姿のククリに関してはデビルククリを参照。

ククリは嫉妬に狂い悪魔化したので、「キライ」と書かれた矢文と機雷でニケに攻撃を仕掛けてきた。しかし、心の深い部分ではニケへの想いは変わっていなかった。

「あくまでもなかよくしてください。」

  • ニケ王子×プリンセスククリ

パンフォスの遺跡を守るために王子様となったニケとお姫様になったククリの組み合わせ。

ミュージカル風のノリでギリ軍を撃退した。

この姿のククリに関してはプリンセスククリを参照。

「勇者様はククリの王子様。

さぁ、いっしょに戦いましょう!」

  • 龍ニケ×ククリ

呪いで龍の姿になったニケと普通のククリの組み合わせ。

この姿のニケに関しては龍者様を参照。

この姿のニケはククリが魔法で作った『月』で餌付けされているので基本は従順。

一方、ククリは人間の時にはないミステリアスな雰囲気に魅入ってしまうことはあるが、本人は人間の勇者様が大好きと公言している。その為に龍ニケからのキスは拒否している。

どちらかというと飼い主とペットに近い関係。

  • 龍ニケ×デビルククリ

龍化したニケと悪魔化したククリの組み合わせ。

本編中では決して出会うことのないが、人外に変身したもの同士ということでセットで描かれることがある。外見の特徴の変化も非常に似ている。

デリダからは、そんな二人の境遇を「仲が良いな」と評している。

『魔法陣グルグル』における恋の行方(終盤のネタバレが含む)

長い旅の末にニケへの恋心が最高潮に達したククリはようやく、魔王ギリを封印できる最強の魔法陣『恋するハート』を完成させて、封印に成功する。

そして、魔法陣の中でようやくニケに自分の想いを伝えた。

「ギリは… 封印したけど

 …ククリは 勇者様が… 勇者様が… す…

 好きだから これからも…いっしょにいたいです!」

この言葉に対してニケも不器用なりに精一杯の言葉を返した

「それは…ダメなんだ…

 オレも…ククリを守るために戦ってきたんだ

 でももう『勇者様』じゃない

 これからは『ニケ』と呼んでくれないと」

そして、ククリはニケと手を握り合い、照れくさそうに初めて彼の名を口にした。

「ニケ…くん…」

こうして想いが通じ合い、ククリの想いを受け入れたことで二人は天界アナスタシアへと旅立っていた。そして、ククリは両親との再会を果たし、二人の長い旅はひとまず終点を迎えた。

またいっしょに旅ができるね

今度はもっともっと長い旅が……

『魔法陣グルグル2』におけるニケクク(ネタバレ注意)

前作から2週間が経過しており、天界での平和すぎる暮らしに飽きたので故郷のジミナ村に帰っている。すでに地元では「ケッコンもまだ早い」と言われるほどの公認カップルとされている。

だが、その2週間の間に大きな進展はなかったようで、ククリも照れくさいのか一度も「ニケ君」とは呼べていない。さらに「ニケ君」と「勇者様」がごちゃ混ぜになり、「乳者様」と呼んでしまう有様。

因みに前述の告白の件はニケが一度も好きと言ってないことから曖昧な返事とみなされている。

よって、半ば保留として扱われている。

その後、新たな魔王が出現したこともあり、再び二人で旅に出ることとなる。

なお、ニケの呼び名はまた彼が勇者に戻ったこともあって、「勇者様」に戻っている。

大きな進展はなかったとはいえ、決して関係が冷めているわけではなく前作同様に仲睦まじい様子だが、前述の告白の返事の件もあってか現状維持な関係が続いている。

傍から見れば、余りにも焦れったい二人なので前作より二人の関係を見守っていたジュジュが実力行使でニケから無理矢理にでもククリへの想いを聞き出そうとしたほどである。ただし、ククリ自身はニケの口から言ってくれるのを待つことにしている。

以降、『魔法陣グルグル2』及びニケククに関する重大なネタバレ有り

物語の中盤で魔王の策略によりニケが攫われてしまい、ククリは『おともだち召喚』の魔法陣でニケを助け出そうとするが、何回使ってもニケを召喚することは出来なかった。デキルコは既読スルーされていると推測していたが、勿論そうではない。

その理由はココルデ(デキルコの師匠)の口から明かされる。

『おともだち召喚』が出来ない理由とは、ニケがククリを友達とは思っていないから…即ち……

ニケがククリに友達以上の特別な感情を抱いていることを意味する!!!

つまり、事実上の両想い!!!!

………もう結婚しちゃえよ。

本来なら、喜ぶべき所なのだがそのせいでニケを助け出せないので当のククリは複雑な心境だった。ニケを奪還した後も恥ずかしくて本人の前だと上手く言葉が出なかったり、ニケが呪われてしまったりで、返事を聞くどころではない状況が続いているので二人の恋の行方はまだ先延ばしになっている。

頑張れ、ククリ!!

負けるな、ククリ!!

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