概要
CV:浅野真澄(3作目)
世界中の花と植物を司る「花の国」の王女であり、ニケとククリの(義理の)子供である。2人の花の妖精(CV:阿澄佳奈・中原麻衣)が仕えている。ストーリーの進行により三つの姿に変化している。
初期
最初に登場した姿。何故か鼻眼鏡に化粧廻しを着けて登場している。(ニケ達が正直者かどうかをテストしていたらしい。)容姿端麗で礼儀正しい包容力たっぷりな性格(ククリ曰く「ママみたい」)だが、些細な事ですぐ驚き、反射的に相手をバッタに変える魔法を使ってしまう悪癖の持ち主。しかし、バッタ化の魔法は自然界の法則に反する上にほとんどの力を使い果たす為、一度使うと赤ん坊に戻ってしまうデメリットしかない魔法である。一回目はズッコケてふんどし丸出しになった旅人(これが原因でふんどしがトラウマになった模様)が、二回目はキタキタ踊りを披露しようとしたキタキタおやじが被害を受けている。おやじをバッタに変えたことで、赤ん坊になってしまった。
赤ん坊
バッタ化の魔法を使って力を使い果たした後の姿。この姿だと力が使えないので『花の国』が無防備になる為、王女が成長するまでの間ニケとククリが彼女を育てることになった。その過程で二人は人を些細な事でバッタにしないように精神面を磨き、花の国を自衛できるくらい強い子に育てようと教育方針を真剣に考えており、その光景はまさに本当のパパとママの様である。
完全な姿を取り戻す前段階の「つぼみ」になるには一定の刺激が必要だが、ギップルのふんどしがそのきっかけとなった。
「つぼみ」となった王女はニケの光魔法「かっこいいポーズ」で光の刺激を受け咲きかかったが、少々の手違いで本作品史上最悪の光景とされる「踊る3人の変態」が出現し、咲くのに時間がかかった(この時、光魔法の副次効果によりバッタにされたオヤジと旅人は元に戻ることができた)。ギリ軍のモンスターに焼き払われそうになったが最終的に無傷の状態で開花している。
成長後
ニケとククリに育てられて成長した姿。以前とは打って変わりセクシーな容姿とワイルドな性格になり全体的に過激になった。戦闘能力が大幅に向上しており、植物の種を鉄砲のように打ち出す武器でギリ軍のモンスターをど派手に秒殺してみせた。植物の品種改良が得意。しかし、ニケの教育方針三ヵ条により育ての親であるニケ(とククリ)には逆らえず、花の国と植物界全体は事実上モンスターより厄介なニケに支配されたことになる。
因みに、ニケの教育方針三ヵ条とは以下の通り
- その1、強くなれ
- その2、勇者を尊敬せよ
- その3、巨乳であれ
また、ニケとククリに育てられたこともあってか、容姿や性格は二人に影響されている部分がある。
- ニケ似のツリ目とショートカットではねっ毛な髪質
- ククリ似の髪型
- 後頭部の蔓をククリの三つ編みのように結っている
- 我儘な性格がククリ似(ニケ談でククリ本人も認めている)
- 短気だが面倒見が良い所はニケ似
少々鉄火肌ではあるが、なんだかんだで優しく育ててくれたニケとククリは憎からず思っているようで、「お父様、お母様」と呼び慕っている。
最終章においては植物の魔物に食べられそうになったニケを助ける形で再登場する。その際にその植物を品種改良してリコの花製造機に変えてしまう。アニメ第三作では、この場面はカットされたが代わりに花の王女の力を行使して世界各地からニケとククリが旅で出会った仲間たちを招集するという超ファインプレイを見せている。また、ニケとククリの初めての共同作業を見て二人を興奮気味に応援するなど女の子らしい一面がみられたり、魔王ギリ封印後にザン大陸に緑を取り戻し、世界中にリコの花を舞わせて二人の勝利を祝福する役目を担っている。
余談
赤ん坊のプラナノが『ToLOVEる』に登場するセリーヌに似ているとよくネタにされる。(登場時期はプラナノの方が先)
こんなパロディネタもある。
また、更なる余談だが、アニメ第三期(2017年版)でのニケ役の石上静香は作中で一番好きなエピソードはこの『花の国編』(特にニケククの子育て)であるとイベントやラジオでコメントしている。
関連イラスト
関連タグ
セリーヌ(ToLOVEる):前述通り、見た目がそっくり。
グロリア(光と水のダフネ):中の人が同じ。性格が成長後のものと似ている。
ユイ(SAO):主人公とヒロインの義理の娘という点が共通。