概要
『ロックマンエグゼ6』にて、電脳獣の影響で得た能力。
3ターンの間だけ電脳獣の力を半分得た姿に変身する(ビーストリンクゲートを使えば制限が解除される)。
グレイガの力を得た「グレイガビースト」、ファルザーの力を得た「ファルザービースト」の二種が存在し、それぞれ特有の能力を持つ。
グレイガビースト | ファルザービースト |
---|---|
ビーストバスター | フェザーシュート |
グレイガクロー | ファルザークロー |
スーパーアーマー | エアシューズ及びフロートシューズ |
獣化が解除されるとロックマンは疲労状態に陥る。
超獣化 (ビーストオーバー)
上記の獣化が解除された後、疲労状態で再度獣化すると変身する姿。
電脳獣の力が完全に解放される為、コントロールを奪われ暴走してしまう。
この状態で1ターン経過すると強制解除され、ロックマンが極限状態に陥る。
「5」でいわゆるABD戦法が猛威を奮った反省からかプレイヤーの使用チップを覚えるような仕様はなく、カスタム画面で選択したチップを自動で使用するのみに留まっている。
クロスビースト
クロスシステムと獣化を組みあわせた状態。
クロスの姿が獣化されており、能力も強化される。
アニメ版では別のPET(リンクゲート)のデータを熱斗のPETに移す事でロックマンが変身する(グランドクロス以外はすべてクロスビースト形態で登場している)。
その他
獣化フォルテ (ビーストアウト-)
電脳獣ファルザーを取りこんで獣化したフォルテの姿。
漫画版に登場した形態であり、後にゲーム「バトルチップスタジアム」にも登場した。
スーパーフォルテに似たフォルムとなる(もっとも、あちらが合体したのはグレイガの元ネタとなったゴスペルのオリジナルだが)。
ゾアノロイド
アニメ版にのみ登場。獣化因子によって電脳獣の配下になったナビの総称。
因子の力を解放して獣化する事が可能。
CF獣化ロックマン(仮)
アニメ版『BEAST』の最終回でのみ使用されて登場したクロスフュージョン形態。
ビヨンダードの獣化因子を消す為に分解されたトリルのデータを取り込んだロックマンと光熱斗がクロスフュージョンした事で誕生した。
外見は全体的に白いカラーリングであり、グレイザーと同じくグレイガ側を中心にファルザーの翼と足を加えた姿。
電脳獣2体の要素を持っているだけあり、戦闘力は途轍もなく高く、両手から放つ波動弾を遠距離武器に持つ。
シンクロナイザーの力でグレイザーの攻撃を吸収した他、エネルギーを纏った突撃でグレイザーを一撃の下に葬るだけでなく、ビヨンダードを汚染していた獣化因子を地球上から完全に消滅させている。
バージョン限定形態を集結させた最強の姿という意味では『流星』でいうトライブキングの先駆けとも言えるだろう。
アニメBEAST
『ロックマンエグゼBEAST』では電脳獣を取り込んだことではなく、シンクロナイザーであるトリルとロックマンが融合することで獣化する。
初変身はグレイガビースト、最後に獣化したのはファルザービースト。
グレイガビーストはパワー、ファルザービーストはスピードと飛行能力が強調されており、当初は本能のままに暴れる為に制御が困難な存在であったが、アイリスの力により制御できるようになった。
『BEAST+』時点ではソウルユニゾン同様にチップにデータが納められ、任意での獣化を可能としている。
獣化因子に侵されたゾアノロイド以上にロックマンは電脳獣の要素がダイレクトに反映されており、この点では異質な存在だと言えるだろう。
パワー押しが効かない敵も多かったり、飛行能力が必要になる場面もあったためか、グレイガビーストでピンチになった後、ファルザービーストで逆転というパターンも見られ、ロックマンが初めて正気状態で使用したのもファルザービーストだった(飛行能力を得た獣化にはロックマンも感動を覚えていた)。
活躍自体は両者互角とはいえるが、クロスビーストはグレイガがエレキビーストだけに対してファルザーは3つも登場するなど、電脳獣サイドと比べるとファルザービーストが若干優遇されているともいえる(クロスビーストがこれだけ偏ったのはグレイガ側のクロス相手がエレキマン以外、すでにファイアマンになっているヒートマンや残りはビヨンダード側のナビでBEAST+には未登場なのが原因だと思われるが)。
とはいえ、作中で一貫して強力な形態であり続けた事には違いないだろう。