概要
星団暦2995年、カステポーに住む少年「ヨーン・バインツェル」が出会ったファティマ。カラミティ星の工場で生まれたファティマだが、生みの親であるマイトも、メンテナンスをしてくれるマイスターも既に他界してしまっている事を打ち明ける他にファティマとして襲い来る運命を何度も受けていることも。
それが原因なのか不明だが、数十年もの間ヘッドクリスタルが反応する気配もなく 自分の目の前にいる者が騎士であっても、仮の騎士であっても「ある言葉」が出せないままであった。 ※本人曰く『自分は、壊れてしまっている。だから、保護を受けてもすぐに逃げてしまう』との事
スーツもバーシャ自身が手を加えて修繕しているものの、所々綻んでいた。一度、ヨーンから衣服は借りて生活してはいたが、ファティマの肌には合わず発疹ができてしまった。
それを黙っていた事を知ったヨーンは、街中を必死になってファティマ用の衣服と下着、薬用クリームを調達してくれたため事なきを得た。
バーシャは何故、カステポーにやってくるのか?
バーシャをよく知る者によると 『何十年かおきに 一人でカステポーに現れ、【自らのマスターとなりえる騎士】を人材発掘をし、その騎士と行動を共にして鍛錬をしている』との事である。 だが、奇妙な事にバーシャに関わった騎士は、何らかの形で命を落としてしまっている。
その理由の一つとして、【ジェットドラゴン】と呼ばれる黒瑪瑙のように美しい鱗を持つ竜が【守護しているから】だと言われている。
武術の先生、バーシャ
破落戸共から酷い仕打ちを受けた後、ヨーンの想いに応えるために武術を教える。
手刀技の「真空剣(メイデン・ブレード)」、「仁王剣(ショック・ブレード)」、この二つの技を組み合わせた「真空切り(ソニック・ブレード)」。 メイデンとショックは使い分けができるようにする事を教える。
更に剣を振り抜く際に何重の残像を生み出し、打ち込みを悟らせない「残像攻撃(ディレイ・アタック)」、超高速で平行移動して間合いと攻撃方向を悟らせない「分身攻撃(パラレル・アタック)」を披露し、【相手の攻撃ポイントを見切る術】が要である事を伝えていく。