ペフナン
ぺふなん
マレーシアの伝承に伝わる悪しき精霊の一種。
概要
大地のあらゆる場所に出現するとされ、もし、このペフナンに遭遇してしまうと、その魔力によって出会った者は、消化できるものなら何でもかんでもお構いなしに食べてしまいたい、という強い欲求に駆られてしまう様になってしまうとされる。
例えば、ペフナンに遭遇した後に、野生動物などを見ると、「この野生動物を食べたい」という欲求に駆られ、その人物は狂った様に、その動物を追い掛け回すようになる。
要はペフナンと遭遇した者は食べ物に関して貪欲になってしまうといわれ、時には死体を掘り起こして貪り食ってしまうこともあるとされる。
このようなことを引き起こすペフナンの魔力を封じることが出来るのは、祈祷師の所持している魔除けだけで、この魔除けを首や手首などの衣服から露出している部分に巻き付けるとよいといわれている。
尚、ペフナンは雑食で、時には人間を襲って食い殺してしまうとこもあるという。