概要
大都会・東京で日々多発する凶悪犯罪。
警視庁は、その事件解決のために「捜査一課9係」を新設した。
捜査一課9係の係長・加納倫太郎、浅輪直樹、小宮山志保、村瀬健吾、
青柳靖、矢沢英明の6人の刑事たちが難事件を解決していく。
相棒とともに、テレビ朝日の水曜21時刑事ドラマ枠のレギュラーシリーズとなり、
現在第6シリーズまで放送されている。2012年7月より第7シリーズが放送開始予定。
登場人物
加納 倫太郎
捜査一課で最も高い検挙率を誇る9係の係長。階級は警部。
捜査では浅輪とコンビを組み、鋭い洞察力と勘(感覚)を持つ。
部下にはほとんど命令を下さず、それぞれが勝手に動くことを容認している。
捜査へは積極的に参加するが、マイペースで自身の気になることを最優先にし、
独断独走で調べ回る。その飄々とした物腰の内には強い正義感の持ち主で、
私論で罪を正当化する犯罪者に対しては相手の神経を逆撫でしたり、
他者を踏み躙ったことを強く非難することが多い。
職場でよく料理をしていたりする。
浅輪 直樹
階級は巡査。捜査では加納とコンビを組む。
最初の頃は加納のことを影で「オヤジ」呼ばわりするなど加納の言動が理解できなかったり、
振り回されることも多かったために困惑していたこともあったが、
長らくコンビを組んでいるうちに加納のことを理解していくようになる。
言動は今時の若者ではあるが、基本的に真面目で素直な性格であり、
正義感が強く曲がったことが大嫌い。一方で押しに弱い一面もある。
加納の娘でパティシエールの倫子と付き合っている。
小宮山 志保
9係の紅一点にして、ムードメーカーでもある。階級は巡査部長。
捜査では村瀬とコンビを組む。気が強すぎる性格から、聞き込みの相手の態度次第では挑発的・好戦的な態度を隠さない(非協力的、あるいは態度が悪い相手の場合)が、他人に注意された場合はちゃんと反省したり、時には周囲を気遣う優しさも持つ。
しかし、自分のことになると不器用で、片付け・整理整頓、料理は苦手。
男社会で肩肘張って生きている。
村瀬健吾
9係の刑事。元9係主任。階級は警部補。
捜査では小宮山とコンビを組み、頭の回転が良く品行方正で、何をやってもソツの無いエリート刑事だが、頑固で融通が利かなかったりプライベートでは優柔不断な面も。何かと突っかかってくる青柳とはしばしば対立。
第5シリーズ終盤で14係の係長への就任の話が飛び出すもののうやむやなまま放送終了し、第6シリーズ第1話で14係の係長として登場。ところが同回で部下の不祥事が発覚し、その責任をとって退職を決意するが、加納の説得により9係に再び戻ってきた。
しかし、9係の現主任は青柳になっており、第5シリーズまでとは立場が逆転。
立場を重視するため指示に従ってはいるが、ストレスが溜ってきている様子がうかがえる。
しかし回が進むにつれ主任に戻りつつあり、周りも自然に従っていたりする。
青柳 靖
9係の刑事。階級は警部補。
第6シリーズで村瀬が14係に異動したため後任として9係の主任に。
捜査では矢沢とコンビを組む。年下の上司である村瀬に反発することが多く、自身が主任になってからも相変わらず何かと突っかかる。
法や規則よりも感情で判断するため問題を起こしがちだが矢沢曰く「悪い人ではない」。
かつてヤクザに麻薬中毒にされていた垣内妙子を救出したことがきっかけで彼女と恋人になり、現在同棲中。
矢沢 英明
9係の刑事。階級は巡査部長。
青柳とコンビを組み、プライベートでも親交がある。
妻は売れっ子漫画家で、彼女の仕事に徹夜で付き合わされることも多く、
刑事の仕事に影響が出ることも多い。
早苗との間に一児を授かったことで多忙の中で幸福感を得たものの、
妻は育児ノイローゼと脳腫瘍になってしまったため、気の休まる時間が全くない。
第4シリーズ以降は療養中の早苗と子供を彼女の実家に預け、
自身は独り暮らしをしている。
早瀬川 真澄
第4シリーズからのレギュラー。
関東監察医務院の監察医。クールな性格で生きた人間より遺体とのコミュニケーションを大切にしていたりと少々変人めいた所がある。
加納とは気が合うらしい。
また、小宮山とは友達がいないもの同士、女同士、飲みに行ったり、ヨガやテニスをする仲。