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概要

『コロッケ!』のラスボス達。

兄弟は全員、身体のどこかに十字型の痣を持つ。

その昔、コロッケの父バーグポーテト姉妹の祖父タロの2人を相手にブラック禁貨を巡り三日三晩死闘を繰り広げるも、タロがとどめを刺される直前で最後の禁貨を見つけて呼び出したバン王への願いでピザの斜塔に封印された極悪バンカー集団。

人数の差を抜きにしても当時最強のバンカーと謳われたバーグとタロを相手に圧倒する程の実力であり、ユバに至ってはバーグが制御できず息子のコロッケが会得した最大奥義ウードンをいとも簡単に止めている。

そして時は流れ、裏バンカーサバイバルで次々敗れて行きピザの斜塔の壁の一部となった仲間達をコロッケが復活させるため塔ごと破壊したことにより彼らもまた復活、ビシソワーズパーティーの幕が開かれるのであった。

関連タグ

コロッケ! ビシソワーズパーティー

ネタバレ注意!

その正体は地球人ではなく、マッシュ星からやってきた宇宙人である。

また兄弟とは言うものの彼らに血のつながりなどなく、マッシュ星各地よりマッシュ王のもとに集められ兄弟同然に育ったエリート集団でもあった。

地球とマッシュ星は同じ軌道上に重なって存在しており、このままでは惑星同士の衝突で壊滅してしまうため、それを回避すべく地球を破壊するために彼らが派遣される。そして地球でバーグ、タロと死闘を繰り広げた末ピザの斜塔に封印されるが、まだ赤ん坊だった末弟のシトロンだけは宇宙船で眠っていたために封印を免れた。幼い彼はその出自を知らぬままスラム街で育ち、レモネードとして生きる。

レモネード(シトロン)はスズキに「一緒に地球を破壊してボク達とマッシュ星で仲良く暮らすにゃ」と誘われ、孤独に生きて来た彼にとって憧れの存在であった「家族」との対面に一瞬揺れ動くが「オレの家族はチェリーだけ。2人でずっと生きて来た地球をそう簡単に壊させるわけにはいかねーんだよ!!」とそれを断り、スズキに致命傷を負わせる。

ユバは与えられた任務を全うしてこそ人生と言う考えを持ち、「地球を消し去ったらお前達も消える」と言うリゾットの問いにも「王の為ならばぼくらの命なんて関係ない」と豪語していたが、そのマッシュ王は地球との衝突が迫った時に星を脱出した民を手からのエネルギー波で皆殺しにする暴君であった。表向きは優秀な人材として信頼していたビシソワーズ兄弟の事も、捨て駒として利用していたに過ぎなかった。

コロッケに邪神(キング)アンゴルモアを打ち砕かれ敗北したユバは思うところがあったのか、レモネード(シトロン)が遺したマッシュ星のバンクであるチェリーにブラック禁貨を入れてマッシュ星を消滅させると、「命令に背くのは初めてだよ」と満足気に呟き息を引き取った。

余談

作者は当初グァバ兄弟」と命名する予定であったという。

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