概要
『コロッケ!』のラスボス達。
兄弟は全員、身体のどこかに十字型の痣を持つ。
その昔、コロッケの父バーグ、ポー・テト姉妹の祖父タロの2人を相手にブラック禁貨を巡り三日三晩死闘を繰り広げるも、タロがとどめを刺される直前で最後の禁貨を見つけて呼び出したバン王への願いでピザの斜塔に封印された極悪バンカー集団。
人数の差を抜きにしても当時最強のバンカーと謳われたバーグとタロを相手に圧倒する程の実力であり、ユバに至ってはバーグが制御できず息子のコロッケが会得した最大奥義ウードンをいとも簡単に止めている。
そして時は流れ、裏バンカーサバイバルで次々敗れて行きピザの斜塔の壁の一部となった仲間達をコロッケが復活させるため、塔ごと破壊したことにより彼らもまた復活、バン王を人質にとるような形でコロッケ達を自身の館へと導き、ビシソワーズパーティーの幕が開かれるのであった。
原作で初登場すると同時にゲーム最終作「コロッケ!DS 天空の勇者達」に参戦が決定し、本編より先に名前と色が判明。
前作のコロッケ!GreatのBB7と同様に最初から誰か一人がランダムで対戦モードで使用可能な状態になっており、残り4人は次世代WHFで配布されたり様々な媒体でパスワードが公開された(本当は5人全員パスワード入力で使用可能)。
兄弟
関連タグ
ネタバレ注意!
マッシュ星の義兄弟
その正体は地球人ではなく、マッシュ星からやってきた宇宙人である。
また兄弟とは言うものの彼らに血のつながりなどなく、マッシュ星各地よりマッシュ王のもとに集められ兄弟同然に育ったエリート集団でもあった。
地球とマッシュ星は同じ軌道上に重なって存在しており、このままでは惑星同士の衝突で壊滅してしまうため、それを回避すべく地球を破壊するために彼らが派遣される(つまり言い換えれば、彼らはマッシュ星におけるヒーローであると言える)。そして地球でバーグ、タロと死闘を繰り広げた末ピザの斜塔に封印されるが、まだ赤ん坊だった末弟のシトロンだけは宇宙船で眠っていたために封印を免れた。幼い彼はその出自を知らぬままスラム街で育ち、レモネードとして生きる。
レモネード(シトロン)はスズキに「一緒に地球を破壊してボク達とマッシュ星で仲良く暮らすにゃ」と誘われ、孤独に生きて来た彼にとって憧れの存在であった「家族」との対面に一瞬揺れ動くが「オレの家族はチェリーだけ。2人でずっと生きて来た地球をそう簡単に壊させるわけにはいかねーんだよ!!」とそれを断り、スズキに致命傷を負わせる。
ユバは与えられた任務を全うしてこそ人生と言う考えを持ち、「地球を消し去ったらお前達も消える」と言うリゾットの問いにも「王の為ならばぼくらの命なんて関係ない」と豪語していたが、そのマッシュ王は地球との衝突が迫った時に星を脱出した民を手からのエネルギー波で皆殺しにする暴君であった(本人曰く『逃げる事は死を意味する。マッシュ星人は優秀な民でなければいけない』。また現在の王は酒に酔い潰れていた)。表向きは優秀な人材として信頼していたビシソワーズ兄弟の事も、捨て駒として利用していたに過ぎなかった。
コロッケに邪神(キング)アンゴルモアを打ち砕かれ敗北したユバは思うところがあったのか、レモネード(シトロン)が遺したマッシュ星のバンクであるチェリーにブラック禁貨を入れてマッシュ星を消滅させると、「命令に背くのは初めてだよ」と満足気に呟き息を引き取った。
なお、ウズラのみ唯一最後まで生存している。
だがスズキの魔ジカルハットから解放されたバン王にコロッケが願った事により、死んだ5人は全員蘇る(コロッケ曰く『父さんならこうしている』とのこと。それはこれまで「父を生き返らせる」という願いの為に動いていた彼が成長し、その父親に近付いた瞬間でもあった)。