「……それにね、この街のみんなは、杏のことが大好きなんだよ?」
CV:大井麻利衣
概要
ゲーム「プロジェクトセカイ」の登場人物で、プロミュージシャン・古瀧大河の妹。
イベントストーリー「Bout for Beside You」で名前のみ登場し、後にイベントストーリー「Legend still Vivid」にて初めて立ち絵が付き、「RAD WEEKEND」で歌う姿が描写された。
高いカリスマ性と歌唱力で「ビビッドストリート」の多くの人から慕われていた。
かつては大河や謙と共に「RADder」というチームを組み、彼らと共に伝説のイベント「RAD WEEKEND」を作り上げた人物でもあり、杏に大きな影響を与えた憧れの人物でもある。
イベントストーリー「The Vivid Old Tale」では幼少期の杏との交流が描かれており、歌を教えたり一緒にゲームをしたりと杏を妹のようにとても可愛がっており、杏も凪にとても懐いていた。杏が家出騒動を起こした時も、杏の行動を予想して隠れていた場所を見つけ、彼女の寂しさを理解し、叱ることなく優しく諭していた。
「RAD WEEKEND」の後は大河と共にアメリカに渡り、「今もどこかのストリートで歌っている」らしいが詳しい動向は不明で、大河や謙、そして「ビビッドストリート」の人たちも凪の話になると話題を逸らしたり、話を切り上げたりと何故か詳しく話したがらない。
彼らの様子からプレイヤーの間では、「何らかのきっかけで今は歌えなくなってしまっているのでは」や「実は既に……」と推測され、その動向を心配されている。
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ネタバレ
この先、イベントストーリー「Light Up The Fire」のネタバレを含みます。
イベントストーリー「Light Up The Fire」にて、大河および謙から凪の真相について語られる。
それは、凪は既に他界しているということだった。
RADderの音楽活動が軌道に乗り始め、全米ツアーの開催決定も濃厚となっていた中、凪は体調を崩すことが多くなった。ある日貧血のため病院で診察を受けた凪だが、なんとすい臓がんを発症しており、余命が約5ヶ月しかないことを告げられる。
余生で何をすべきか考えていた凪は、「ビビッドストリートの歴史に残るくらい最高に熱いイベント」を最期に開催することを大河・謙に提案する。このイベントがRAD WEEKENDであった。
ビビバスをはじめとする若い世代に凪の死が伝わっていなかったのは、RAD WEEKENDの1ヶ月前、イベントの開催宣言とともに集まった街の人達が凪本人から死の事実を口にしないよう頼まれていたからである。凪曰く、「『凪が今もどこがで歌ってる』と街のみんなが言ってくれれば、この街のみんなとずっと繋がっていられる気がする」とのこと。
特に杏に対しては事実を頑なに隠し通したのは、まだ子供であった杏がショックで凪との思い出が苦しみに変わり、歌を辞めてしまうことを危惧していたからである。その上で「杏が本当のことを知っても大丈夫なくらい強くなったら事実を話し、『信じてる』と伝えて欲しい」と大河と謙に頼み込んだ。
凪の最期のイベントとして開催されたRAD WEEKENDは後に伝説と呼ばれるほどの大成功を収めた。凪は自分の夢の先を杏たちの世代に託し、開催から3週間後に息を引き取った。