概要
シャドウガーデン構成員の一人で559番。
ピンクブロンドの髪を長く伸ばした少女。
シャドウが長距離散歩中にたまたま見つけて治療したことでシャドウガーデン内においても数少ない「盟主直々に治療したメンバー」となった。
七陰とは違った意味でシャドウ信者であり、「盲信」を通り越して最早「狂信」の様相を呈している。
その為、“シャドウ様から直々に力を賜った者”でありながら未だ力の及ばない666番の事は認めておらず冷徹な対応をとっている。
後述の通り元々実力者であったようだが、シャドウに直接治療を施されたこともあってか、二つ名持ちの幹部を含めた教団の精鋭40人近くを664番、665番を率いて(重傷を負いながらも)ほぼ壊滅させるなど現在シャドウガーデン内でも上位クラスの実力者であり、最高幹部であるアルファやイプシロンにもその実力を認められ幹部候補として期待されている。
「聖女」と呼ばれていたらしいが………???
七陰列伝
アプリ『マスターオブガーデン』で過去の姿が明かされた。
宗教国家オルムの聖女。人を惹きつける独特の雰囲気を有している。やっぱり聖女だった。
普段は肩書きに違わぬ聖女然とした雰囲気で民衆の前に姿を見せているが、実は異端を裁く聖教の暗殺組織「テンプラー」のリーダーでもありテンプラー史上最高の才能と力を持つとされている。
実際にシャドウガーデンとの最初の戦闘では余所見をしている状態でありながらも瞬時に間合いを詰めたアルファの剣を躱し、(激昂して冷静さを欠いていたとはいえ)ゼータとも渡り合う実力を見せている。
因みに聖教自体ディアボロス教団の隠れ蓑のような組織であるため、テンプラーは教団の下部組織と言えるのだが、異端を裁き独自に処分を下す権利「異端審問権」を持つ関係で現在教団そのものとは別派閥となっている状態であり、研究のため悪魔憑きを集めている教団と悪魔憑きを発見次第異端として処分しようとする彼らとの間で諍いが発生している背景があるので教団員という訳では無い。
ある時出逢ったゼータの事を一方的にお友達と呼び、異端の組織であるシャドウガーデンを壊滅させ救出すると宣言するも、その際に今まで罪深き存在として狩ってきた悪魔憑きが治るものであると知ってしまったが為に心に動揺が生まれる。
そして希少な人間の悪魔憑きである侯爵令嬢の救出作戦を敢行したシャドウガーデンとの2度目の戦闘においては、「お友達」であるゼータが単身で足止めに現れたことで殺す事もできず、1度目とは逆に彼女に圧倒され多数の部下を失ってしまい、ウィクトーリアだけを無傷で返すというゼータの作戦も相まり聖教上層部の不興を買って前線から遠ざけられることになってしまった。
聖教の司教に「秘薬」によって“神の声”を聞かされていることが判明しているが、同時に「女神」が世界を統制する為の方便でしかないのにも気づいていることが示唆されている。
なお、この時の髪色はピンクがかっておらずアッシュブロンドとでも言うようなくすんだ金髪である。
髪色が変わったのは悪魔憑きになった影響だと思われるが現時点で詳細は不明。(悪魔憑きではないが魔力の影響で髪色が変わった事例はある。)
関連タグ
シャドウを異常なまでに崇拝している彼女は実力を認められながらも妄信的な性格を一部から危険視されていたが、遂に原作書籍5巻にて「永遠の命を得たシャドウを神として完璧な世界を管理する」為暗躍を始めたゼータの側に付き行動を開始、実質的に組織を裏切ることとなる。
「魔人ディアボロス復活阻止」を目的の1つとする組織に所属し、母親を想って作戦行動を渋った666番を裏切り者と断じる忠誠心を持ちながらも、シャドウを崇拝するあまり組織の目的に反する目論見に嬉々として参加する所に彼女の信仰心の異常さが垣間見える。(ゼータは主犯として最後には全ての罪を背負い消える覚悟をしているが現時点でウィクトーリアには葛藤する描写すら無い)