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CV:堀江由衣


概要編集

本作主人公シド・カゲノーの前世「影野実(影野ミノル)」のクラスメイト。

原作書籍での登場は第4巻の付章で、同書後半の章のメインヒロインとなる。なお、アニメ版においては主人公シドの性格を視聴者に強くアピールする目的で第1話に付章を持ってきているので記念すべき最初のヒロインにもあたる。


人物編集

容姿端麗な黒髪の女子生徒で人当たりもよく品行方正な優等生である為、教師や周囲からの人気も高い。

また「西野財閥」のご令嬢である上に女優活動も行っている、まさにクラスのマドンナと言える存在だが隣の席に座る黒髪黒目の平凡な少年、影野実にはいつも名前を間違えられている。

最初こそ都度訂正をしていたが影野の瞳が『自分を見ていない』ことに気づいてからは諦め、彼を嫌って関わることも極力避けるようになっていった。


幼い頃より子役として活動していたが実は中学時代にスキャンダルで一時期活動を停止していたことがあり、そのトラウマとも言える経験によって誰とも波風を立てないように振る舞うようになっていった。つまり上記の性格は“仮面”である。

しかし、(恐らく芸能活動で遅れた分の)補習で帰るのが遅くなった隙を突かれ誘拐されてしまう。(普段は当然送迎の運転手がいるがその日はスマホの充電が切れてしまい連絡が出来なかった。アニメ版ではそもそも運転手が誘拐犯に襲われてしまっている。)

突如として現れた『スタイリッシュ暴漢スレイヤー』を名乗る目出し帽の男により助けられるも、

「今度は帰り道に気をつけなよ」

その声はどこかで聴いたことのある声だった。


翌日、影野に挨拶したアカネは彼が今度は名前を間違えずその目も自分を見ていたことに気づくが、暫くして彼はこの世を去る……


関連タグ編集

陰の実力者になりたくて!





















(アニメ以降のネタバレを含みます⚠)



































影野の死から数年後、『魔獣』と呼ばれる正体不明の怪物により総人口が十分の一、百分の一になったとも言われる世界で『騎士』という身分として、人類の寄り集まった拠点の内の1つ「メシア」を守りながら、研究者によってこの世界でも発見された『魔力』を用いて戦っている(『騎士』は本編の舞台である異世界の魔剣士にあたるが魔力の関連技術が発達しきっていない上に使用している剣もミスリルではないので異世界の『魔物』よりも数段弱い『魔獣』にすら手こずる)。

アカネは魔力で肉体、悪ければ人格すら変異する『覚醒者』でありながらも黒かった瞳が赤く変化した程度で済んでいるように見える(本人曰く記憶の混乱もある)からか『救世主』という異名で呼ばれている(拠点のリーダーをしている兄がプロパガンダを込めて広めている名前であるため本人は快く思っていない)。


ある時『魔獣』調査に出掛け帰還しなかった仲間を探しに入った廃病院で、黒髪の少年銀髪でエルフのように耳の尖った少女を発見する。

記憶が混乱しているらしい少年「ミノル」に元クラスメイトの面影を重ねながらも世界がこうなった経緯や日本最後の理想郷と言われた拠点『アルカディア』、そしてそれを滅ぼした黄金の少女『はじまりの騎士』について説明をしたり、研究者である兄に預けられた『覚醒者』らしき銀髪の少女「ナツメ」の様子を見に行ったりなどして数日を過ごすが、巣から溢れた魔獣の暴走『スタンピード』が迫る中で騎士副団長殺害の容疑を掛けられたことで精神の安定を崩し医師によって眠らされる。

















(更なるネタバレ注意⚠)





















スタンピード、そして他の魔獣を凌ぐ上位種『ブルートゥル』すらも突如現れた『漆黒の騎士』によって一瞬で収められた直後、副団長殺害の真犯人によってキャリーバッグに詰められ運ばれたアカネは、兄が秘密裏に研究していた“上位種の体液”を注入されたことで黒髪を黄金に染め上げながら『はじまりの騎士』へと再び覚醒する。


『はじまりの騎士』の正体は兄の研究によって肉体を変異させられ意識すら曖昧になっていったアカネであった。


アルカディアを滅ぼしたことを忘れて生きてきた『はじまりの騎士』への復讐と称して自らの腕に刺し貫かれに来た真犯人を見たアカネは記憶を取り戻しその罪悪感に苛まれながらも暴走を続けるが、現れた『漆黒の騎士』によって鎮められる。


そして薄れゆく意識の中、またも懐かしい声を聴くことになる。


「……もう攫われないよう気をつけなよ」










その後はシャドウを追って帰還するベータによって電子機器と共に何と『説明書』として今度は異世界に連れ去られる。

こいついつも誘拐されてんな

当然ながら異世界語を理解していない為、書籍5巻現在は隙あらば解剖しようとするイータから守る目的も兼ねて、カタコトながらも日本語を習得したベータの元に預けられている。















その後ベータによってシャドウガーデンの拠点アレクサンドリア内を案内された際に当然の如く『陰の叡智』によって齎された地球産の技術を目撃、違和感を抱くが地球で会った少女「ナツメ」がこちらの世界の人物であること、ある人物の存在を仄めかしたことにより「影野実は死亡したのではなく異世界のスパイによって拉致監禁され、地球の技術について尋問されている」と解釈する。

その後、異世界生命体の研究を制限され続ける現状に痺れを切らし暴れ出したイータとの一悶着を経て「影野実を解放し共に地球に帰還する」目標の為「712番」としてシャドウガーデンに一時的に所属することになる。

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