シトリニカ
しとりにか
プロフィール
概要
ブロディア王国王城兵の魔道士で、スタルークの臣下。ブロディア王の妹君の娘で、主君スタルークおよびその兄ディアマンドのいとこの関係にあたる。
心優しく仲間思いな性格。ただし神竜一行とブロディア国境にて初対面した際には、主君スタルークが一行を賊と間違え矢を射る無礼を働いたにもかかわらず
「あなた方こそ王族らしく煌びやかにお越しになれば良かったのではなくて?」
と挑発的な態度をとる事もある。
あくまで敵と認識した相手に限られる態度だが、この発言以前に一行への疑いは晴れており、それでも敵対心を露わにする辺り、疑い深い面もある様だ(プロフィールに「気を抜くと目つきが少し悪くなる」とあるので、こう見えても本人は冗談のつもりかもしれないが……)。
主君スタルークの、あるいはブロディアという国の敵となり得る相手に対して、疑い深く警戒を怠らない姿勢は、元暗殺者であるユナカとの支援会話などでもよく表れている。
主君であるスタルークへは、いとこの関係でもある事から普段敬称を付けず呼び捨てで呼んでおり、仲間として加入する戦闘では、後衛向きのスタルークが前線に出ようとするのを見て
「スタルークったら、あなたは後衛よ、戻りなさーい。」
とたしなめるシーンもある…が、かくいう彼女自身も後衛向きである。(事実ラピスから「あなたもどちらかというと後衛よ!」とツッコまれている)
持ち前の財力で人を甘やかしてしまうこともあり、大富豪故に金銭感覚が本作のキャラで一番ズレており本人は至って真面目で有り余る資金によるゴリ押しで実現も容易なのだがスケールが大きく突拍子もないアイデアをポンポン出してくる。
王族に仕える者として魔道の鍛錬は誰よりも励んているのだが、実力ではなく太公の娘という殆どコネの形で王城兵……しかも王族のスタルークの臣下となった事に負い目を感じており明らかにやり過ぎだと誰もがそう見て取れる程まで鍛錬に打ち込んでいる。
また祖国ブロディアをなによりも愛しており、国の未来の為に国を支える民や貴族達との関係から執政、更には国交関係等あらゆる方面で国の為にと考えに及んでいる。
綺羅びやかなビジュアルと心優しくも大富豪の娘故の何処かズレている感性を持ちながら本作の中で最もストイックな性格をしている。
ユニット性能
マージとしては先に加入するクランに続き自軍2人目となる。
同じマージのクランと比較すると魔力と魔防の伸びが凄まじく同じ魔法職相手をも一撃で葬り逆に相手の魔法を防ぎ切る受けが出来る程。
逆に力と守備は殆ど伸びない典型的な魔法アタッカーな成長率をしている。
個人スキルの大盤振る舞いは自身が回復アイテムを使用した際に隣接している味方にも同じ効果を与えるものとなっている、これにより範囲回復が可能となっており特効薬を使えば大きく回復する事も可能、回復役としては尖ってはいるが個性的なポジションとして起用する事も可能である。
基本的に魔法関係のクラスにしていれば高い魔力を活かしやすい、反面物理は壊滅的なので間違っても物理クラスにはしないように。
技と速さも決して低くは無いがアーマー系統でも無い限り安定した追撃は難しい。
最大射程3のサンダー系なら魔力の単発火力の高さを活かしやすい、特に追撃不可のサンダーを2回攻撃に変化してくれるオルエンや最上級の雷魔法トロンの火力を20%上げてくれるメイといった相性の良い指輪があるのでこれらを装備することでシトリニカの単発火力を大きく底上げできる。
適性どおり上級職のセイジになれば、終盤で手に入る武器レベルSの魔法ノヴァを扱えるので、オルエンの指輪なし(=強力な紋章士の指輪を装備できる状態)でも2回攻撃で火力を稼げる。
あるいは、マージナイトになれば機動力と魔法火力を両立でき、いかづちの剣や炎の槍といった魔法武器でのブレイクもこなせるようになる。
また個人スキルは体力が少しでも減っていないと回復アイテムが使えないので後方からダメージを受けず立ち回る魔法クラスとは相性が良くない。
基本的にはアタッカー運用が鉄板だが回復による支援も視野に入れるのなら紋章士セリカがオススメ、火力を上げつつ攻撃する度に僅かだが自傷ダメージを受けるので回復アイテムが使いやすくなる、セリカ固有のスキル大好物も味方に効果がある等あらゆる面で相性が良い。
富める友愛 シトリニカ
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | 豪奢な富書(専用) |
奥義 | 氷蒼 |
B | 奥義の螺旋4 |
C | 攻撃魔防の信義4 |
2023年7月から登場。
ステータスは攻撃が60と全魔道ユニットで4番目に高く、魔防も同じように高いがHPと守備が低い。
専用武器はキラー武器効果に加え、1ターン目開始時のみ奥義発動カウント-2。
もう一つはターン開始時に自分のHPが25%以上で「自分から攻撃時、絶対追撃」を付与。加えてターン開始時スキル発動後、「移動+1」と「天駆の道」を除く自分が付与している有利な状態を周囲2マス以内の味方にも同じ効果を与える。自身の有利な状態を周囲の味方に付与するという唯一無二の効果が特徴で総選挙クロムと逆にこっちは味方へコピーしてくれる。さらにHP条件は同じで戦闘中、全ステータス+5かつ自分の魔防15%分ダメージに加算する。
ターン開始時スキルを持つ味方やスキルの組み合わせ次第では多くの有利な状態を付与可能。工夫すれば、リュールやノアの支援効果や「速指揮・歩行重視」などの兵種限定スキル、英雄決闘の隊長スキルなどの本来付与が難しい効果も範囲内の味方全員に付与できる。
HPと守備が低すぎるせいで物理に対しては不利な赤属性でなくともほぼ一撃。奥義による攻撃力で先制ワンパンを狙おう。
余談
名前は「シトリン」から。ちなみに、シトリンは11月の誕生石であり、彼女の誕生月と一致している。
CV担当の長谷川氏はシリーズ初参加。
彼女が他人を喜ばせるために金に糸目をつけなくなったのには理由がある。
かつてシトリニカには仲の良い女友達がいたが、彼女はシトリニカにしきりに物をせがむ人物であり、シトリニカはその女友達の喜ぶ顔見たさに贈り物を渡すことに抵抗が無くなっていく。
ある日シトリニカはその女友達に自分で摘んだ花束を贈ったが、彼女はシトリニカに「花束よりドレスが欲しい」と要求。シトリニカが花束では嫌なのかと尋ねると彼女はあろうことか「貴族のくせにケチね」と心無い言葉を浴びせたのだった。
この事はリュールとの支援会話で言及されるが、リュールは「高価な物を贈らないと友達でいられないのなら、それは友情とは言えない」と至極真っ当な助言をしている。
なお、前述の女友達との交際が本編時点でも続いているのかは不明だが、シトリニカの話し方から考えるに関係は冷え込んでいる可能性が高い。
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コンスタンツェ…同シリーズのキャラクター。金髪、ショートカット、貴族、魔法使いといった共通点がある。シトリニカは歩兵クラスがデフォルトなのに対し、コンスタンツェは飛行クラス(ダークペガサス)がデフォルト。