「もちろんです、スタルーク様。お任せを!」
プロフィール
性別 | 女 |
---|---|
誕生日 | 5の月25の日 |
身長 | 160cm |
薬指の指輪サイズ | 7号 |
個人スキル | 戦果移譲(周囲1マスに味方がいる場合、命中・回避+10、必殺-10) |
初期兵種 | ソードファイター |
好きなもの | 芋、工作、裁縫、鍛錬、動物、食べられる草、使えそうな木材 |
苦手なもの | 高級品、お洒落、上品な場所、高貴な人たちの集団 |
趣味 | 狩り、植物の観察と栽培 |
特技 | 力仕事、ものづくり |
軍の中で一番 | じゃんけんに強い |
称号 | 屈強な野花 |
CV | 高柳知葉 |
概要
ブロディア王国の王城兵である剣士。スタルークの臣下で、朋輩にシトリニカがいる。
ピンク髪、ピンク目。真紅の軽装の鎧を身に纏い、右の側頭部からは小さな三つ編みを垂らしている。
一人称は「あたし」、二人称は「あなた」。口調は基本的にてよだわで、目上に対しては敬語を用いる。
心優しく、お人好しな性格。可憐で華奢な見た目とは裏腹に、怪力の持ち主。食べられる野草など、生活の知識に詳しい。
7章にて主君と朋輩と共に加入。
ブロディアのフィレネ側の国境にて神竜一行を迎えるため待機していたが、一行を賊と間違えて主君スタルークが矢を射ってしまう。勘違いと分かった後は非礼を詫び、共闘する。
人物像
ブロディア王国の芋の村出身。この村は名前の通り芋が名産で、ラピスの実家は芋農家。痩せた土地で、物々交換が行われている。
とても貧しい家庭だったようで、食べる物にも困っていたため狩りや採集を行い、必要な物は手作りしていた。ちなみに、故郷によく出没しているらしい熊の退治もお手の物。両親のことは「お父ちゃん」「お母ちゃん」と呼んでいる。
お金を稼ぐため、王城兵になることを目指して特訓。狩りで鍛えられた剛腕もあって、武術大会で見事に優勝してスタルークの臣下に任じられた。臣下として働くようになってからは、家族への仕送りを欠かしていない。
高貴な身分のスタルークやシトリニカに自分は釣り合わないと悩んでいて、出自を偽り、町の中流家庭の生まれだと言いふらしている。
しかし、肉を焼いた香りでご飯を食べる、牛乳を水で薄めて飲む、雑草をおやつとして食べるなどの言動から滲み出ているため、貧乏育ちであることはわりと仲間にバレている。
ちなみに、贈り物に馬糞を選んでも「いい肥料ですね!」と好意的な反応をする数少ない仲間でもある。もちろん支援値は上昇しないが。
自信がないため控えめだが、穏やかで人助けを厭わない優しい心を持っている。
一方で警戒心が強く厳格な一面もあり、初登場時は神竜一行に無礼を働いたにもかかわらず、「(スタルークの)矢が当たっていればどのみち、この武力の国、ブロディアに入る資格はありません」「フィレネ王子の実力も、ここで測りましょうか?」と挑発的な発言をした。(ただし、この時にはシトリニカも同様の態度をとっている。とはいえこの発言の前に一行への疑いは晴れており、他国の王族に敵視を続けるのは無礼。ラピスはのちに、リュールに対しこの態度を謝罪している。)
これ以降ラピスはこのような挑発的な様子を見せないため、2周目プレイ時に「ラピスってこんな性格だったっけ?」と驚く人もいるかもしれない。一応、主君が「土下座したうえで下級兵士と間違えられる」という(過程をすっ飛ばせば)さんざんな扱いを受けた、という場面だと解釈すれば、主君をよく慕う彼女の人物像との矛盾はないとも考えられる。
手先がとても器用で、枝やガラクタなどの材料からいろんな物を作ることができる。楽器や鍛錬用具、フォガートそっくりのカカシを作るなど、職人レベルの腕を持つ。
ソラネルで着ている私服も手作りで、手入れして大切に着続けている。
ちなみに、「料理」では「子供」判定。
主君であるスタルークには淡い恋心を抱いているが、身分の差や奥手な性格のせいでなかなか進展しない。
本作は主人公以外のキャラにペアでの後日談が発生しないため、(ラピスかスタルークが主人公と結ばれない限りは)その後の進展のほどはプレイヤーの想像力に委ねられる。
「僕が守ります。」
「きゅん…」
ユニット性能
7章から参戦。初期兵種はソードファイター。
怪力と言うのは大嘘であり力の伸びは下から数えたほうが早く、HPや守備も人並み。
そのかわり、速さの伸びが全軍トップであり初期値も高いという、久々となる純粋な剣士型の成長をするキャラ。魔防も結構高い。
個人スキル「戦果委譲」は、味方が隣接している場合に命中と回避を補強する効果。ただし、必殺が下がってしまう。
その名称から、自身は削りに徹し、とどめを他者に譲る戦法を想定したスキルなのだろう。必殺が下がる事も、必殺発動で一撃で倒してしまうのを防ぐ目的と思われる。
そのまま使うには力と守備の不足が痛く、普通に殴り合おうとすると特にカゲツに見劣りしてしまう。だが、性能をきっちり理解して使用すれば、それらとは全く違う面白い運用が可能となるユニットである。
それは速さが高すぎて回避率がある点を超えるとほぼ無敵になるのである。
加入直後であっても、紋章刻印で暁の紋章(威力-3だが回避+40)や覚醒の紋章(威力-1、命中回避+30)を刻印した武器を持たせると、下級職Lv15くらいの段階で既に額面上の回避を100くらいまで持っていける。可能ならマルスから「回避+」系のスキルを1つくらい継承できているとなお良し。
こうなると剣や短剣でも高確率で回避でき、それ以外は完全回避も視野に入る。
ところで、回避率はユニット個人のステータスに依存しているが、命中率というものはその殆どが武器に依存しており、尚且つ威力が高い武器ほど命中は低い傾向にある。つまり、一度この域に達すればゲームが進むほどますます敵の攻撃が当たらなくなっていき、その間稼いだSPでスキルをさらに揃えればいよいよ盤石となる。
地形効果に頼る【隠密】スタイルの回避盾や極端に魔法に弱いアーマー系とは異なり、最終的には平地上に無策で突っ立っていても全く死なない状態になる。
個人スキルの発動条件と、初期兵種が【連携】スタイルであることを考慮すると、開けた地形で多勢がぶつかり合うような乱戦に強いタイプといえる。
火力面では非力だが追撃は得意であるため、魔法系や戦士系の相手が得意で、逆に鎧を着ている騎士系の相手には文字通り刃が立たない。
必殺で火力を補うなら倭刀やキルソード、必殺を狙わないならフォルクヴァング等を持たせ、錬成でできるだけ強化しておきたい。
サンダーソードやアーマーキラーをサブで持っておくと倒せる相手が増えるが、特に最初のうちは先述の刻印付きの武器の回避補正がなくなることでやや危険な状態となる。使用する際は周囲の敵の数をよく見て使用すること。
初期兵種からそのままクラスチェンジさせる場合、剣の道を究めるならソードマスター、助太刀による火力を期待するならブレイブヒーローとなる。
非力さを少しでも改善したいなら、ハルバーディア、ウォーリアーなども選択肢に。本人の速さ成長率が高すぎるため、どのクラスになっても自慢の速さがヘタれることはそうそう無い。
別の可能性としてはグリフォンナイト・ドラゴンナイトが挙げられる。
ポイントは、スタイルが【連携】から【飛行】になること。飛行ユニットなら移動が6ある上に、森や流砂といった移動しにくい地形と、崖などの歩行不能地形を気にすることなく移動できる。これにより味方との隣接がよりやりやすくなり、個人スキルを発動しやすくなる。
グリフォンナイトは、ラピスの魔力成長率20を活かせる数少ない道。クラス補正により、魔力成長率がプラス15される。高い魔力から繰り出されるサンダーソードの攻撃でアーマー系を削りやすくなり、また射程2からの安定した攻撃手段ともなるだろう。その代わり、HP成長率は0になってしまう。基本は回避盾運用するので多少低くても大丈夫ではあるが、事故には気をつけなければならない。
ドラゴンナイトは、ラピスの弱点である力を補いつつ、追加で斧か槍を使えるようにする。高い移動力で戦場を駆け回りつつ、多彩な間接攻撃や特効武器を追撃込みで振り回せるとなれば、メインアタッカーと言っても過言ではない存在感を発揮することも。他にドラゴンナイトで加入するユニットはロサードしかいないので、差別化も容易。
共通の弱点は弓攻撃。回避が高いのでワンチャン助かる可能性はあるものの、ラピスの乱戦適性に若干水を差す形になるのは否めない。
それを差し引いても十分な戦力になりうるので、クロエに引き続き第二の飛行物理枠として採用するならば一考の余地があるだろう。
スキルや武器強化を工夫してきちんと育成するならば、弓兵に対しても命中0を叩き出せるポテンシャルはある。ただし、難易度ルナティックでは敵のAIが命中0の戦闘を避けるようになってしまうので注意。
紋章士選びは加入時期の問題で難儀する。
回避を補強するマルスが最も相性がいいのだが、加入して間もなくの10章クリアでマルスを初め、この時点で持っていた紋章士の指輪を全て敵に奪われてしまう。代わりに11章で手に入るリンの指輪は、速さを強化できる点でラピスと相性抜群なのだが、弓のスキルも多く継承できるので主君のスタルークと取り合いになる可能性がある。その他、リーフはラピスの弱点である体格を補強することができる。
回避盾として使用する場合、マルスが離脱する前に「回避+10」を取得しておきたい。剣主体かつ必殺なしで戦うと決めているなら、「剣術・柔」もよい。盾ではなく切り込み性能を高めるなら「見切り」も候補となる。
他の紋章士のスキルでは、回避盾運用には「防陣」(紋章士カムイ)、切り込み役運用なら「再移動」(紋章士シグルド)が好相性。
コミカライズ版
スタルーク・シトリニカとともに第7話で初登場。
ゲームとはストーリーが異なっているため、初めて出会うのはブロディア国内に入った後となり、原作での加入章舞台であるグランスール大橋には後から異形兵の討伐に戻ることになる。
こちらの世界でも、スタルークを守るためシトリニカとともに積極的に前線に出たり、スタルークを揶揄した敵将に対して剣閃が見えるほどの勢いで攻撃を仕掛けたりと、スタルークへの忠誠と憧れの心は変わりない様子。
「きゅん」も健在。
続く第8話では、原作7章と同様に大橋でオルテンシア隊の襲撃を受ける。
駐屯する兵を呼びに橋の砦に向かうが、上級職のゴルドマリー相手に劣勢となり、ついでに可愛さでもマウントを取られてしまう。
ヒーローズ
屈強な野花 ラピス
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | 守備逆用の剣+ |
奥義 | 月光 |
A | 魔道の刃3 |
C | 速さ守備の信義3 |
2023年7月から登場。星3、4枠から排出される。
ステータスは原作らしく攻撃速さが高めだが魔防もそこそこある。
守備逆用系武器の剣がようやく初登場。汎用性も高いので武器やスキル継承次第でどこでも活躍してくれる。地味に今まで超英雄しか所持していなかったレアスキル「速さ守備の信義」もレギュラー入りを果たし、「魔道の刃」は星4以下排出のキャラクターが所持しているのはラピスが初。
屈強な花嫁 ラピス
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/騎馬 |
武器 | 野花の花嫁の大剣(専用) |
奥義 | 長盾 |
A | 鬼神飛燕の炎撃 |
B | 怒濤・キャンセル4 |
C | 恐慌の幻煙4 |
2024年5月からラピス初の超英雄。
通常版とステータスを比べると攻撃速さは上がったがそこそこあった魔防は大幅に下がってしまった。
専用武器はキラー武器効果と再移動(残り+1)に加えて現ターン中に戦闘を行っていると周囲5マス以内にいる味方は周囲2マス以内へ移動可能。
もう一つは自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいる時は戦闘中、全ステータス+5かつ速さの15%分、全ステータスが増加して速さの20%分ダメージに加算しつつ最初の攻撃か二回攻撃の受けるダメージが自分から攻撃する最初の戦闘、または敵から攻撃された最初の戦闘時は80%軽減してそれ以外は40%。
そして自分から攻撃した時のみ戦闘後、戦った敵に『戦果移譲』付与かつ戦った敵とその周囲2マス以内の敵に固定ダメージ10。
新たな状態異常『戦果移譲』は戦闘中、全ステータス-5と自分が持つ奥義以外のダメージ軽減効果が無効化。そしてこの状態で敵から攻撃されて撃破されるとその敵は再行動可能になる。倒せなくても弱らせてから他味方に任せ、撃破すると味方が再行動できるユニーク効果。
怒濤・キャンセルのグレードアップ版が登場。効果自体に変化はないが新たに敵が攻撃時に発動する奥義装備時、敵の最初の攻撃前に奥義カウント+1が追加。更なる奥義妨害が可能になった。
もう一つは戦闘中敵の速さ守備-4。
余談
担当声優の高柳知葉氏はファイアーエムブレムシリーズ初担当。
名前の由来は「ラピスラズリ」と思われる。ラピスラズリは人類が初めて利用した鉱物と言われ、ラピスはラテン語で「石」を意味する。
ラピスは加入時に「鉄の大剣」を所持しており、新システムであるスマッシュの説明役を担っている。ところが、説明通りに防衛床に乗った敵をスマッシュしようとしても命中率が低すぎて当たらないのはネタにされがち。そもそも、重い大剣は体格の低い彼女には向いていない。
ただし、大剣は錬成していくと威力は向上する一方で重さは軽くなるという謎の性質がある。鉄の大剣を最大まで強化すればラピスの体格初期値と同じ5まで軽くなり、回避と火力の両立が実現する(カゲツやディアマンドでも似たようなことは出来るがカゲツ加入時点ではマルスが離脱しており、ディアマンドに至っては個人スキルの関係で回避がまず期待出来ない)。
関連記事
スタルーク…主君
シトリニカ…相方
カチュア、ティアモ…同シリーズで王子に片想いをしているキャラ。
助けてエイリーク!…多分スタルークが実際に敵に囲まれるとこうなる。