概要
ファイアーエムブレム聖魔の光石に登場するヒーニアスとエイリークの関係性をもじった言葉である。
ヒーニアス「君の身を守る事にした」
エイリーク「王子は弓使いですから私の後ろを進まれた方が……」
実際スナイパーは近接攻撃ができないせいで敵に囲まれると全く何もできない。
その為、そんなヒーニアスはこう叫ぶのだ。
助けてエイリーク!と。
図解
敵
敵 ヒ 敵 <助けて!エイリーク!
敵
もちろんこのセリフがゲーム内に登場したわけではなく、あくまで二次創作的につくられたものであるのだが
エイリークを守る、と言っているにもかかわらず逆に助けられる姿はシュールである。
実際のゲームシナリオ上のヒーニアスは自信家で口が悪く、他人に弱みを見せることを特に嫌う性格(でも実はいい人)なので、
もし本当にこんな状況に陥ったとしても、いくら何でもここまで情けない台詞を吐くようなことはないと思われる……んじゃないかな……多分……。
因みに2chSRPG板の「助けて!名無しさん」はここから来ている。
またシリーズの次作「蒼炎の軌跡」では、同じく初期からスナイパー職のシノンというキャラがこれまた口が悪くて嫌味ったらしい性格(それでもやっぱり何だかんだで実はいい人)だった上、
敵から優先的に狙われやすくなる「挑発」のスキルまで持っていたため、用法を誤るとヒーニアス以上に敵に囲まれてフルボッコという事態に陥りやすく、
その結果「助けてティアマトさん!」(※シノンの先輩)という後継ネタが自然と生まれてしまうのであった。
…そして時は流れ2017年8月15日、ヒーニアスはめでたくファイアーエムブレムヒーローズに登場することとなった。☆5で開放される専用武器はフレリアの双聖器 蛇弓「ニーズヘッグ」。この武器、戦闘中に味方が隣接しているとヒーニアスの「攻撃」「速さ」「守備」「魔防」が人数×2上昇するシロモノ。「ヒーニアス」に「隣接」という記述に加えて、全力を発揮する為には(エイリークでなくても問題ないが)味方に助けてもらう必要があるので、このネタが元になっているのではないかとファンから推測されている。
また追加された外伝では敵のヒーニアスが登場するため、自軍で囲んで簡単にこのネタを再現できるようになった、もちろん逆も可能。追加直後にエイリークと共に早速ネタスクショを貼られまくられる彼の心境やいかに…。ちなみに、「近距離反撃」を継承させれば「助け」はいらなくなるが、HP&守備が低いためにあまり有効な方法とは言えない。
そして2019年12月に開催された彼とエイリークと戦う「絆英雄戦」においては前述のエイリークとの会話をしたままに、周囲2マスを壁に隔たれて配置されるというあからさまに囲みやすい配置にされて登場するというネタを意識したような配置にされ笑いを誘った。しかもご丁寧にエイリークからかなり突出して孤立している状態で
図解
エ
壁 味
壁ヒ <助けて!エイリーク! 味味
味
しかしネタを意識してヒーニアスを囲んでしまうと、敵のシスターに「反撃不可能」状態にされる「フラッシュ」を撃ち込まれ、反撃不可能のまま囲んだ味方をフルボッコにされて終了…なんて自体に陥ってしまい囲みたくなる配置こそが壮大な罠という実にニクい配置にされている。
その他のネタ
- 賭博大好きな剣士と勝負した結果ギャンブルにはまる
- 他国の姫と自国自慢をして譲らない
- エイリークの兄をライバル視するが支援会話はない
- 部下の女に「お前が見とれたのは弓か? 私か?」と聞く。ちなみに支援Aまで上げておけばエンディングで彼女を愛人として迎えることに……え、正妻じゃないんですか。
- まぁ一応、ちゃんと真っ当にすごい逸話もある。
本編時点より十年以上も前(ヒーニアスが十歳にもならないような頃だろうか?)、異国の弓の名手が王宮の式典に招かれ、遠く離れた的に矢を当てる余興を行う事になったのだが、ヒーニアスがその余興に割り込み、自分とその射手との腕比べを持ちかけた。
こうして始まった的当て対決は、お互いが命中させられる限り的の位置をどんどん遠くへ離していくことを繰り返すというルールで行われた。両者は共に、どれだけ的が遠くに行こうとも中央を射抜き続けたが、最終的に的の位置は、子供の腕力では到底届くはずもないような超長距離にまで到達してしまう。
これには流石に相手の射手も的の端をギリギリで捉えるのが精一杯だったのだが、ヒーニアスはあろうことか、斜め上に向けて山なりに撃つという、理屈自体は単純ながらも凄まじく難度の高い技術を以て的のド真ん中を撃ち抜いた。
続け様に「次はさらに距離を伸ばし、互いを的にして撃ち合うというのはどうだ?」と言い放ったヒーニアスに対し、射手はとうとう完全に降参したという。
- ……という、あんたもしかして普通の弓でも頑張ったら射程4マスぐらい狙えるんじゃないの(※できません)的な逸話が別のキャラの支援会話で語られるのだが、肝心のゲーム上での実性能といえば、スナイパーLV1で技の初期値は13、成長率は40%でLv20時の期待値は約21…………はっきり言って普通である。何故だ。
- 他にも「一度に三本の矢を弓に番え、同時に三つの的を射る」という離れ業をやったこともあるという。ただし当人は「あれは単なる曲芸。実戦向きの技ではない」という趣旨のことを言っており、もちろんゲーム内でも使えない。
- 後の「ファイアーエムブレム覚醒」において、「(キャラの名前)の(武器名)」(エイリークの疾剣、エフラムの勇槍など)という過去作をオマージュした武器が登場しているのだが、その中には「ヒーニアスの的弓」なるものが存在しており、なんと命中115!!(※命中が素で100もあるような武器は数える程しかなく、この数値は誇張抜きに全武器中トップ。)すごいぞ王子。
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ヒーニアス 身の程をわきまえよ ファイアーエムブレム 聖魔の光石