CV:武藤志織
概要
とある洞窟の奥でちいかわが見つけた生き物。「ちいかぶ」とはファンが便宜上つけた名称で、他に「かぶちゃん」と呼ばれることもある。
この洞窟の入り口には何かを閉じ込めるように頑丈な鉄格子の扉が設置されていたが、ちいかわたちが食べていた木の実の山になぜか混ざっていたスイッチ(白い石板に赤いボタンがついたような外観)をハチワレが押したことで扉が開かれ、興味本位で洞窟に入ってきた彼らの前に姿を現した。
その時はそのまま帰ったはずだが、後をついてきてしまったらしくのかちいかわの家に現れ、結果としてちいかわが面倒を見ることになった。多少のいたずらはするものの、ちいかわにはそれなりに懐いていたような様子だった。
外見はカブトムシのような角を生やした、ちいかわたちよりさらに小さい小動物(カブトムシを擬人化したようにも見えるデザイン)で、体は柔らかくもちもちしていて甘めの卵焼きのような匂いがするらしい。
当初こそ可愛らしいペットのような姿を見せていたちいかぶだが、自分よりも体格の大きなちいかわを抱え上げて空を飛ぶ、うさぎの顔に飛びつく、ハチワレの耳に鋭い歯で咬みつく、ちいかわが討伐した芋虫形の怪物の身体を食い尽くすなど、徐々に恐ろしいモンスターの片鱗を見せ始める。
その正体は「擬態型」と呼ばれる本作の敵対種族の一種と見られ、作中で最初に登場した「擬態型」の「こわいやつ」である。
労働の鎧さんは最初は擬態型の可能性を疑ったものの、角を長く伸ばしてそこから出したお茶や茶菓子を振る舞うなどの様子から「攻撃してこない『友好型』では」と判断したが、直後に筋骨隆々の巨体の姿(イラスト)に変化し襲いかかってきて、ちいかわたちは鎧さんの機転で急いで逃げ出し辛くも難を逃れている。そしてちいかわたちを追いかけたカブトムシは、そのままどこかへ飛び去った。
その後、このカブトムシがどうなったかは語られていないが、洞窟に閉じ込められていただけはあるといえる恐ろしさを見せた。
ちなみに、これ以前作中に登場したカードゲームのキャラクターで「カブト王」というそっくりなキャラクターがいたが、関連は不明。