モモンガ(ちいかわ)
ももんが
CV:井口裕香
概要
ふわふわで可愛らしい風貌の白いモモンガ。
が、初登場時からやたらと自分自身の「可愛さ」をアピールするかのように振る舞うなど、見た目に似合わぬふてぶてしさと傍若無人ぶりを見せる。また、欲しい物は全て手に入れたがるなど強欲な一面もある。
ちいかわたちに体が入れ替わるスロットマシンのような機械の存在を聞いた際は、その機械を「こりゃなんとも物騒な」と意味深な発言をして破壊しに行ったり、「食料危機編」においてはうまい食べ物を探し回っているうちに、たまたま出会ったちいかわに咬みつき食べようとしたり(直後に「うまみがない」といってやめたが)したりと不審な行動が目立つ。
また生活態度も享楽的で労働意欲が低いらしく、他のちいかわ族のような労働に就いている様子はなく、もっぱら自分で見つけた「無限白米湧きドコロ」の白飯を食べて暮らしている。
「食料危機編」ではうまい食べ物を探し求めた末に、ちいかわ&ハチワレの勧めで夜間に綿毛のような物体を採集する「夜の採取」の仕事をすることになったが、全くやる気がないながらもモフモフの尻尾のおかげでかなりの量の綿毛を採ることができ、その報酬でちいかわ&ハチワレと共に定食屋に行って朝定食を買って食べた。そしてその時は「なーんか、やけにうまみがあるような」と言い、また「頑張った後のご飯はおいしいよね」と笑い合う2人を見て「…眩しいッ」と呟いていた。
また「島編」では、偶発的とはいえ洞窟の入り口に立てられていた「立入禁止」の看板を倒してちいかわトリオがセイレーンに襲われるきっかけを作ったり、セイレーンとラッコの戦闘時には島民から渡された武器でラッコの足を引っ張った結果ラッコがセイレーンに捕まえられてしまったり、島の言い伝えの「永遠の命」に興味を持ったことでセイレーンの目の前で人魚を食べようとして怒りを買ったりと、トラブルメーカー的な行動が目立っている。
それもそのはず?
ファンの間では、「でかつよ」こと「なんかでかくて強いやつ」との関連が指摘されており、この「でかつよ」と「モモンガ」の精神が、なんらかの方法で入れ替わっているのではないか?と推測されている(つまり今のモモンガの体には、かつてでかつよだった存在の精神が宿っていることになる)。
実際、でかつよ(中身は本来のモモンガ?)に「返せッ!」と追い回されたり、モモンガ自身も挑発するように「イーヤー、ヤダヤダ」と言いながら逃げ回ったりしている。
前述のように、入れ替わりマシンを壊したのもちいかわを食べようとしたのも、実はこういう事情(つまり以前は怪異だったが、元には戻りたくない)からではないかといわれている。また、初登場時の「ついにやったゾ!」「おもいっきりかわいこぶってやる…」というセリフから、「可愛く思われること」に強いこだわりがあることが覗える。
さらに、あのこやキメラの例を見るとでかつよなどの怪異のいくつかはなんらかの要因でちいかわ族が変異した物とも考えられるので、この2つの要素を踏まえるとモモンガは「ちいかわ族から一旦でかつよに変異した後、体を入れ替える形で元に戻った」可能性も考えられる(一応こう考えると、「モモンガがなぜ、ちいかわ族の体を手に入れてまでかわいこぶりたがったのか」という点について辻褄が合う)。
この説に則って見ている読者は、中身がでかつよ(とされた場合)の今のモモンガを「偽モモンガ」と呼んでいるファンや、逆に現在でかつよの体になっている本来のモモンガ(とされる方)を「真モモンガ」と呼ぶファンもいる。
なお2023年時点の現在でも、この説はあくまで公式には明言されていない。
余談
時折、本編で見せている不敵な表情と異なるおとなしげな様子のイラストが発表されることがあり、「これが入れ替わる前のモモンガではないか?」と推測したファンもいる。