概要
通常、『ジョジョの奇妙な冒険』の関連イラストには「JOJO(ジョジョ)」というタグが付けられるが、第5部『黄金の風』に関しては「JOJO」ではなく「GIOGIO」が用いられることが多い。
第5部の第一話が収録されているジャンプコミックス47巻の内表紙に書かれた作者・荒木飛呂彦の説明によると、
―――イタリアでは「J」という文字はないらしく、外来語とか古語にしか用いられないんだそうである。だから「JOJO」という名前などなくなってしまい、発音も「ヨォヨォ」というそうで、この巻の71ページから始まる第五部の主人公は「GIOGIO」とイタリア語に忠実に表記することにしたのです。―――
とのこと。
この5部だけの特長に因んで、5部の主人公ジョルノ・ジョバァーナ(Giorno Giovanna)のことを限定的に指す場合にも、たまに使用される。
余談
しかし、実のところイタリア語圏でも外来語の場合は「JO」でも「ジョ」と発音できる。
普通に「Hey Jude」のJudeは「ジュド」と発音するし「柔道」も「ジュード」と発音する。
DIOの子供でもありジョジョでもあるということを示すためにDIO→DIODIO→GIOGIOという流れで、こちらの表記にしたのではないかという説がある。
さらに、奇しくもアルファベット順のDとJの丁度真ん中にGがあり、意図したのか定かではないがこれもまたDIOの子供ではあるがジョジョだということを示唆しているのではないかと言われている。