朱天童子
しゅてんどうし
「鬼魔将・朱天童子、ここに推参」
概要
妖邪帝王阿羅醐配下である四魔将の一人で、「鬼魔将」の異名を持つ鎧戦士。元は戦国期の地方領主であったが、力なき我が身を憂い、戦乱を平定する強い力を欲して阿羅醐の軍門に降った。人の悪意をパワーの源として、情け容赦ない攻撃で相手を苦しめる。
元は、戦国期の地方領主であったが力なき我が身を憂い戦乱を平定する強い力を欲した事により、阿羅醐配下の鬼魔将としてサムライトルーパーたちを苦しめたが、度重なる作戦の失敗で地霊衆により洗脳されるが、迦雄須の手助けにより「忠」の戦士として覚醒した。のちにその迦雄須の遺志を受け継ぎ、阿羅醐に反旗を翻すことになる。
その迦雄須が亡くなってからは形見の錫杖を引き継ぎ、彼と同様に雲水姿に身をやつしながらリョウ達のサポートに回ると共に、かつては人質としても扱っていたナスティや純を守るようにもなり、自分の過去を明かしている。
物語終盤では、かつての自分と同様に洗脳された迦遊羅の呪縛を、自らの生命と引換えに解き放ち、彼女に「貴力」の鎧を託した。
朱天童子と呼ばれる事は無く、皆からは「朱天」と呼ばれている。
「忠」貴力の戦士で、真の鎧の名は貴力である。真の力持ちとは、人を助ける力を持つ人を指している。本名は、狛俊忠。番組終了後に刊行された小説「鬼哭」では、千鶴という妹がいる事も明かされており、彼女の死が妖邪に堕ちるキッカケとして描かれている。
鬼魔将の鎧
朱天が装着する鎧擬亜で、四魔将の鎧の中でも最強の力を持つとされる。また他の四魔将の鎧とは異なり、その上から更に陣羽織※を羽織るのも特徴の一つである。序盤で天空のトウマの放った「真空破」で兜を破壊されて以降は武装後も素顔で戦うのが常となった。
武器は「邪鬼鎌」と呼ばれる鎖鎌。また初期話数では名称不明の十字槍を奮った事もある。必殺技の「紅雷閃」は、投げつけた邪鬼鎌の分銅から放たれる無数の赤い雷光が、鎖状に実体化して相手を締め上げるというもので、回によってはその雷光で相手を吹き飛ばすといったパターンも見られた。
鎧の本来の名は「貴力」
意味は「真の力持ちとはその力を貴き事に用い、人を災いから助ける」
※初期設定では戦いの際に脱ぎ捨てる予定であったようで、タカラから発売された「超弾動」シリーズでは羽織無し状態で商品化されている。