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概要

サムライトルーパー及び四大魔将達が纏う鎧兜。戦国武将の大鎧に近い形状をしている。聖衣神甲冑を和風にしたもの、と思えば分かり易い。

元々は阿羅醐が自身の鎧に自然界の力を集約させた存在だったが、持ち主が千年前に伽雄須によって倒されても尚凄まじい怨念を残し、誰も寄せ付けない物になっていた。その後、人にとって必要な心を宿す鎧珠を用いて分割されたが、最後の頭部のみ阿羅醐に持ち去られた。このまま放置すれば怨念が集まる事で再び往時の力を取り戻し、妖邪が現世へと現れる事になる。

そこで封印の為『烈火』・『金剛』・『光輪』・『水滸』・『天空』は人間界へ、残った『貴力』・『夢幻』・『漆黒』・『薬師』は煩悩京へと送られたが、阿羅醐がその封印を解き戦力として本来の力と真名を歪めた。

彼が肉体を取り戻すには全ての鎧擬亜が必要であり、それが本作に於ける戦いの大きな原因となっている。

通常は鎧珠の力に封印され、「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」「忍」「勇」の純粋な資質を持つ者にしか呼び出せない。「勇」って何?と思われているが、鎧珠は本来10個存在していた。残った兜が阿羅醐に持ち去られ、残った珠が妖邪『剣舞卿』へと変異したらしい。

衣服を着たままでは武装しても重すぎて身動きすら取れない事から防着こと内擬亜(アンダーギア)を身に着ける。

正義の象徴とも言える鎧擬亜だが、その奥には戦いを求める暴力的な意思を宿しており、OVA『輝光帝伝説』ではその意思を介入させる事で金剛の鎧が暴走状態に陥るなど危機的な状況を産み出している。

輝煌帝

鎧擬亜のうち五つの力を一つにした白き鎧。

潜在的資質を持った者でしか纏う事は出来ず、実質リョウ専用となっている。自然界の力でなく、人の心の力を集約させたモノである。

単体で阿羅醐に匹敵するパワーを持つものの、仲間の鎧パワーを奪い取ってしまう上に激痛を伴うという大きなデメリットを持つ。この為に力の制御を高める理由から離散し封じられていた富士山、鳴門、秋吉台、大雪山各地へ赴き修行を行っている(天空の場合は天橋立)。

当時のおおきなおねえさんからは「着装時の表情が(性的な意味で)アブナイ」という声もあったりする。

 

OVA『輝煌帝伝説』では、タンザニアの戦士ムカラが着装する黒い輝光帝が登場している。こちらはアンダーギアが存在せず、また必要とする鎧パワーも五人分ではない。

※第三話『走り始めた鎧』では、秀と当麻から鎧パワーを奪い取って武装している。

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