氷室による臓器全摘と鼠の餌
げどうのくさったはらわたはぬきとるにかぎる
対象
死産と騙り妊婦から胎児を奪い海外に2億5千万円で売り続けた外道産婦人科医の「長峰」とその悪事を被うとした若槻朱音氏を証拠隠滅のために殺すため半グレをけしかけた愛人の「水野」に執行。
概要
闇医者氷室の協力のもと、麻酔なしで体を切り開き臓器を引っこ抜くというもの。
すぐには殺さず、生命維持に不用な臓器から順番に摘出していく。当然ながら麻酔がないため対象は想像を絶する激痛に絶叫を上げながらもがき苦しむことになる。
抜き取られた臓器はそのままネズミの餌となる。最終的には切り開かれた腹に大量のネズミをぶちまけて内側から食い殺される。
今回の登場人物
- 長峰(ながみね)
今回の断罪対象その1。産婦人科医でありながら、死産と騙り妊婦から胎児を奪い海外に売り飛ばして私腹を肥やす「医者の名を語る資格なし」という言葉が似合う外道。後述の西田ママの発言によると警察上層部と癒着関係にある模様。罪悪の問いを投げかけられても「赤子も大半は不要とされたものばかり」「捨てられた肉の塊を有効利用して何が悪い!」と開き直ったため、氷室の執刀で腹を掻っ捌かれ内臓を切り抜かれ、最後は上記の通りネズミに腹を食われて死を迎えた。また、やはり腐っても医者なのか、氷室の執刀の手際の良さに想像を絶する痛みに悶えながらも驚嘆していた。
- 水野(みずの)
今回の断罪対象その2。長峰の愛人にして悪事に加担しており、依頼人である若槻が長峰の裏の顔を知って雇った半グレを嗾けて証拠隠滅を図ろうとした女外道。同じ女性でありながら子供を奪われた母親の気持ちを一切くみ取らないどころか罪悪の問いに対しても「海外の馬鹿が買って金になる、そりゃあ売るでしょ!」と開き直ったため氷室の執刀によって子宮を切り取られ、最後は長峰同様ネズミに腸を喰われ死を迎えた。
- 若槻朱音(わかつき あかね)
今回の依頼人。一度死産を経験しており夫・勇介(ゆうすけ)の支えで生まれてくるはずだった勇大の誕生を楽しみにしていたが、勇大が生まれる直前に勇介は事故で他界してしまう。また長峰に帝王切開を進められ、勇大は死産と偽られ摘出されたが、偶然長峰の話を立ち聞きしてしまい、水野に騙され、長峰が雇った半グレに殺されそうになり帝王切開の影響もあって必死で逃げた代償として体に限界が来たところを井上に救われ、西田ママに保護された。西田ママから長峰の本性ともいえる赤ん坊を使った裏取引のことを聞き、勇大も売り飛ばされていたことを知って激怒。西田ママに伊集院のことを聞いて依頼を持ち掛けた。終盤では伊集院や協力者の尽力で無事、勇大と再会できて伊集院に涙ながら感謝して勇大を抱きしめていた。
- 若槻勇大(わかつき ゆうだい)
今回の被害者。長峰によって母親である朱音と引き裂かれてイギリスに売り飛ばされていたもののソフィアの協力の下で無事救出され、母親である朱音の元へ無事帰ることができた。赤ん坊ながら、このシリーズの被害者でも数少ない生きて依頼人と再会できた一人である。
今までは長く苦しませるために外道を治療していたが、今回の外道が医者だったからか今回の拷問のメインとして動く。長峰達のことは、事が事だっただけに「医療を汚すゴミ共」と評していた。
今回のゲストキャラにして獅子王組の構成員。半グレに殺されかけた朱音を助け伊集院が西田ママの店に赴いた時に出会い、長峰に雇われている半グレたちの粛清を買って出た。
伊集院の同志にして、イギリスの拷問ソムリエ。2021年12月7日以来の登場。長峰の手によって赤ん坊が自国で売りさばかれていると伊集院から聞いて赤ん坊を売りさばいている組織をあぶりだしてその組織を粛正した後、依頼人の息子である勇大以外の赤ん坊を親元へ帰す手はずを整えると約束した。
今回初登場の新キャラで、花宝町で店を構えるバーのママで関西弁で話す情報通。朱音を自身の店で保護した後、長峰と水谷の実態を語り警察へ行こうとした彼女に対して長峰らが警察に対する根回しが成されているため無駄であると警告したうえで伊集院を紹介した。
伊集院とも顔見知りで店を訪れたときは伊集院を見て赤面していた。