氷室による臓器全摘と鼠の餌
げどういしゃとそのあいかたのないぞうをぬきとってねずみのえさにする
井上「噂の拷問師さん、めっちゃイイ顔してる。顔面の圧が尋常じゃない」
氷室「コイツらか、医療を穢すゴミどもは」
「寝る資格などあるか下衆が!」
流川「グッドモーニングッ!」
「うるせぇ。赤ん坊を取り上げているのはこの手か」
「腐れ外道が。テメェらには人の命の重みを教えてやる。流川、奴を呼べ」
「こう言う時だけ外道の肉でも等価値だ」
「若槻さんの子供を何処へ売り払った。言えコラ」
「汚ねぇ腹の中、カラッポにして貰え」
「今まで何人の子を犠牲にして命乞いしてんだボケ。ゴミ以下の肉の塊を、ネズミの餌で有効利用してやってんだ。感謝しながら地獄へ逝け」
闇医者氷室の協力のもと、麻酔なしで体を切り開き臓器を引っこ抜くというもの。
長く苦しめる為、生命維持に不用な臓器から順番に摘出していく。当然ながら麻酔がないため対象は想像を絶する激痛に絶叫を上げながらもがき苦しむことになる。
抜き取られた臓器はそのままネズミの餌となる。最終的には切り開かれた腹に大量のネズミをぶちまけ、内部から貪らせる。
獅子王組の井上月麦の協力によって罪人二人を確保した伊集院と流川は、連中を拷問室に繋ぐと腹パンで叩き起こした。そして喚き散らす長峰を黙らせる為、伊集院は前座として長峰の両手をハンマーで砕いた。そして例の如く悔恨の念の有無を問うたが、長峰は「ニーズに応えただけ」「不要とされた赤ん坊という肉の塊を有効活用して何が悪い」、水野は「海外の馬鹿が大枚叩いて買うのだから売るに決まっている」と悪びれる事なく宣った。罪人二人が腐れ外道と判断した伊集院は、流川に命じて氷室を召喚し、拷問を開始させた。
無麻酔開腹と臓器摘出の苦痛に耐えかね、罪人二人は命乞いをした。伊集院は助命の条件として依頼人の子供を売った場所を吐くように要求。長峰はイギリスに売ったと白状した。しかし、もとより罪人二人を許すつもりなど毛頭なかった伊集院は、流川に命じて罪人二人の腹に直接ネズミをぶちまけさせた。更に命乞いをする罪人二人に伊集院は、「お前らというゴミ以下の肉塊をネズミの餌という形で有効活用してやっているのだから、感謝しながら死ね」とお約束の意趣返しを言い放った。最終的に罪人二人はドス黒く腐ったハラワタを、ネズミに踊り食いされて壮絶に死んだ。
それから間を置かず伊集院はイギリスに飛び、現地の拷問ソムリエであるソフィア・クラタの協力のもと依頼人の子供を取り返した。
- 長峰(ながみね)
今回の断罪対象その1。産婦人科医でありながら、死産と騙り妊婦から胎児を奪い海外に売り飛ばして私腹を肥やす「医者の名を語る資格なし」という言葉が似合う外道。後述の西田ママの発言によると警察上層部と癒着関係にある模様。伊集院の尋問に対して「私はニーズに応えただけ」「赤子も大半は不要とされたものばかり」「捨てられた肉の塊を有効利用して何が悪い!」などと開き直ったため、氷室の執刀で腹を掻っ捌かれ内臓を切除され、最後は上記の通りネズミに残ったハラワタを喰い散らかされて死を迎えた。また、やはり腐っても医者なのか、氷室の執刀の手際の良さに想像を絶する痛みに悶えながらも驚嘆していた。
- 水野(みずの)
今回の断罪対象その2。長峰の愛人であると同時に共犯者。依頼人である若槻が長峰の裏の顔を知るや否や、雇っていた半グレを嗾けて証拠隠滅を図ろうとした女外道。同じ女性でありながら子供を奪われた母親の気持ちを一切くみ取らないどころか、伊集院の尋問に対しても「海外の馬鹿が買って金になる、そりゃあ売るでしょ!」と開き直ったため氷室の執刀によって子宮や腎臓などを摘出され、最後は長峰同様ネズミにハラワタを喰い荒らされ死を迎えた。
声を担当するのはさゆりなど女性キャラを演じるmayo氏。尚、mayo氏が伊集院シリーズの女性の加害者として出演するのはこの話が初めてである(但し、mayo氏がターゲットの役を演じたのは現時点でこれが唯一であり、以降は依頼人や被害者の役を除けばターゲットの取り巻きしか演じていない)。
- 若槻朱音(わかつき あかね)
今回の依頼人。一度死産を経験しており夫・勇介(ゆうすけ)の支えで生まれてくるはずだった勇大の誕生を楽しみにしていたが、勇大が生まれる直前に勇介は事故で他界してしまう。また長峰に帝王切開を進められ、勇大は死産と偽られ摘出されたが、偶然長峰の話を立ち聞きしてしまい、水野に騙され、長峰が雇った半グレに殺されそうになり帝王切開の影響もあって必死で逃げた代償として体に限界が来たところを井上に救われ、西田ママに保護された。西田ママから長峰の本性ともいえる赤ん坊を使った裏取引のことを聞き、勇大も売り飛ばされていたことを知って激怒。西田ママに伊集院のことを聞いて依頼を持ち掛けた。終盤では伊集院や協力者の尽力で無事、勇大と再会できて伊集院に涙ながら感謝して勇大を抱きしめていた。
- 若槻勇大(わかつき ゆうだい)
今回の被害者。長峰によって母親である朱音と引き裂かれてイギリスに売り飛ばされていたもののソフィアの協力の下で無事救出され、朱音の元へ無事帰ることができた。赤ん坊ながら、このシリーズの被害者でも数少ない生きて依頼人と再会できた一人である。
また赤ん坊だったことも考慮したのか、外道の手で被害を被った被害者の中でも身体も精神も無傷だったのは、彼が初。
伊集院が懇意にしている闇医者。裏社会ではトップクラスの名医として有名で、天羽組や京極組が世話になっている。
今までは長く苦しませるために外道を治療していたが、今回の外道が医者だったからか今回の拷問のメインとして動いた。長峰達のことは、行いが行いだっただけに「医療を穢すゴミ共」と評して怒りをあらわにしていた。
今回のゲストキャラ。獅子王組の武闘派構成員で「ファンタジスタ井上」の異名を取る屈指の実力者。半グレに殺されかけた朱音を助け伊集院が西田ママの店に赴いた時に出会い、長峰に雇われている半グレたちの粛清を買って出た。
伊集院の同志にして、イギリスの拷問ソムリエ。2021年12月7日の動画以来の登場。長峰の手によって赤ん坊が自国で売りさばかれていると伊集院から聞いて赤ん坊を売りさばいている組織をあぶりだしてその組織を粛清した後、依頼人の息子である勇大以外の赤ん坊を親元へ帰す手はずを整えると約束した。因みに日本国外の拷問ソムリエが再登場したのは今回が初。
今回初登場の新キャラで、花宝町で店を構えるバーのママで関西弁で話す情報通。朱音を自身の店で保護した後、長峰と水野の実態を語り警察へ行こうとした彼女に対して長峰らが警察に対する根回しが成されているため無駄であると警告したうえで伊集院を紹介した。
伊集院とも顔見知りで、店を訪れた伊集院を見て赤面していた。
実は今回の話には前日譚的なものが存在する。それが元殺し屋のメロンパン屋_瓜生龍臣のこの回である。
ここからは想像にすぎないが、ナタの桐野と長峰は元々共犯者で当初は堕胎手術を求めてくる患者に出産したらこちらで引き取る(劇中にもあったシーン)と言って胎児を集め海外に売り飛ばしていた。その後インドネシアンマフィアから出産前の胎児の方が金になると言われた桐野は、そちらにシフトしようとしたが、これには長峰が反発し仕方なく闇医者を雇って別ルートとしてやることになった(なお長峰が反対したのは一応カタギであることと僅かに残っていた医師としての良心だと思われる)。だが貴凛町でやっていたのが運の尽き、シノギが軌道に乗ったところで瓜生とカリンに見つかり、激怒した二人によって桐野たちは抹殺された。
一方の長峰は桐野が死んだことで守代(おそらく六・七割くらいボッタくられていたと考えられる)を納める必要が無くなったことで暴走、需要と供給が追い付かなくなったことで、遂に何も知らない救急患者の妊婦から胎児を死産と偽って奪うようになった。この時期は河内組の内部抗争があったこと、このシノギが元は桐野個人であった為に誰も知らず長峰は大儲けすることなった(ただし西田ママを始めとする情報屋には全てばれていた模様)。
しかしそれも内部抗争が終わるまでであり、獅子王組組長に就任した眉済の命を受けた井上と被害者から依頼を受けた伊集院によって組織は壊滅、長峰も愛人の水野と共に拷問を受けた末死亡したのだった…と思うのだが皆さんはどうお考えだろうか?
これまで伊集院の拷問の手助けをしていた氷室だったが、メインで主導するのはこの話が初である。ただし、後に語られた話で過去にもこのような拷問は行っていることが判明している。
尚、伊集院の同志であるソフィアと氷室が同時に出演したのは、ソフィアが初登場した話以来である。
伊集院茂夫による赤ちゃん地獄:今作同様、子供を奪い海外に売り飛ばす外道が登場した回。ただしこちらは売り飛ばされる寸前に伊集院と伍代によって救出された。
昆虫責めと外道ぶち殺しヒーロー→下衆のハラワタ踊り食い→-30℃のピッチング