『罪なき者を辱めて殺した息子に、保身の為に罪人を逃がす親か……』
「司法の番人が聞いて呆れる。さあ、ここからは、私が法だ!」
『人の道を外れた親子に、生きる資格などない。遺族の無念、その身に刻みつける!』
ソフィア「外道を狩る処刑人だよ。罪なき女性を殺めた報い、受けてもらう!」
「法の番人失格の貴様に教えてやろう。表の司法に背を向けるリスクをなぁ」
「流石、凄まじい斬撃だ」
「ああ。どちらかと言えば、腹裂きの刑だな」
「戦槌だ。戦争で使われていた事もある本物らしい」
「ほう、君の指名とあれば受けないことはないが……いいのか?」
「腹部の縫合と骨折のケアを頼む。24時間は生かしたい」
「テメェら、ちゃんとオモテの裁きを受ければよかったなぁ…… 徹底的に苦しんでもらう」
対象
英国人留学生の女性サラ・テイラーを強姦殺人した挙句、その死体をバラバラに解体してゴミとして捨てた派遣社員の鹿島洋一と、隠し子がいること及びその隠し子が鹿島である事が発覚して自身のキャリアが潰れる事を恐れた為、警察に圧力を掛けて鹿島を無罪放免にしていた検事総長である父親に執行。
概要
近世まで世界各地で行われていた処刑方で、受刑者の腹部を刃物で裂き、臓物を引き摺り出すと言うシンプルなもの。受刑者はゆっくりと自らの命の終わりを感じながら死んでいく為、感じる苦痛は斬首や縛り首の比ではない。かつて伊集院が行った「抽腸」もこれに近い刑罰である。また、処刑目的以外にも人体に興味を持った権力者によって気まぐれで無罪の一般人に対しても執行されることがあったという。
過程
ソフィアからの依頼を受け、情報収集を行なった伊集院は、鹿島が今回の件の犯人で、その父親が自らのキャリアの為に隠蔽したと知る。これをソフィアと共有した伊集院と流川は即座に動き、ソフィアが鹿島を、伊集院と流川が父親を確保した。
伊集院の拷問部屋に連れ込まれ、熱湯シャワーで叩き起こされた罪人二人は、案の定ここはどこだと騒ぐが、伊集院以上に短気なソフィアは罪人が喚くことすら許さず、ロングソードで罪人二人の口を裂いておとなしくさせた。
続いてソフィアは罪人の片方である鹿島に「何故サラ・テイラーを殺した」と聞くが、鹿島は「サラが自分の愛を拒むから悪い」とほざき、更にソフィアから「愛しているのなら何故サラを穢した」と聞かれると、結局出たのは「外人のヤリ心地ってどんな具合か知りたかった」と言うとんでもない妄言だった。キレたソフィアは切腹と称して鹿島の腹を斬り裂き、続いてもう片方の罪人である鹿島の父親に対しては何も問わず、四肢の付け根を戦鎚で破壊した。
最終的に罪人親子は命乞いを始めるが、ソフィアの「許して欲しければサラを親元へ返してやれ」という命令に応えられるはずもなく(被害者が絶命済みのため)、ソフィアは「だろうな! それ故にお前達の罪は永遠に許されない!」と断言した。その上でソフィア自身は「自分がやれば即死させて楽にしてしまう」との事から、最後の処分を伊集院に譲った。伊集院の依頼で来た氷室によって罪人親子は延命措置を施され、その後また拷問され、自身の罪に釣り合った時間を苦しみ抜いて30時間後に絶命した。
事件のモデル
犯人の手口や被害者が英国からの女性留学生である事から、モデルは「リンゼイ・アン・ホーカーさん殺人事件」の犯人と思われる。こちらは既に解決済み。
余談
この動画以降YouTubeの規制が厳しくなった為か、罪人の死体はシルエットのみの描写すらされない回が多くなった。但し全く無くなった訳ではなく、炭火責め、射殺、プレス海老責め、駿河問の回等、時折シルエットが描写されることもある。
今までの海外の拷問ソムリエ出演回は、伊集院が協力を依頼すると言う形だったが、今回はその逆のパターンになった。
関連タグ
海外の拷問ソムリエ登場回
パワーアップ版串刺し刑→腹裂き刑→外道の一本釣り