ヨーロッパ企画

よーろっぱきかく

京都を拠点に活動する劇団。

概要

1998年結成。源流は同志社大学の演劇サークル内で結成されたコメディユニットで、このサークルに所属していた諏訪雅・上田誠・永野宗典の3人によって結成された。

主宰は『四畳半神話大系』、『夜は短し歩けよ乙女』、『ペンギン・ハイウェイ』などのアニメの脚本を担当していることでも知られる上田誠。

2000年に元の所属であった演劇サークルからスピンアウトし独自の活動に移行。2006年に運営会社「株式会社オポス」を設立させ、劇団・クリエイター集団として商業活動へと移行した。

本部は上田誠の実家である中京区の「上田製菓本舗」に置かれていたが、製菓業の三代目社長を務めていた上田の父が逝去した事をきっかけに上田製菓は廃業。その跡地をヨーロッパ企画が居抜きする形で引き続き本部としている。

制作した舞台作品のうち『サマータイムマシン・ブルース』や『曲がれ! スプーン』が実写映画化されているほか2016年制作の『来てけつかるべき新世界』では「劇団界の芥川賞」といわれる岸田國士戯曲賞を受賞するなど実力ある劇団なのだが、ネット上では後述する別の理由でも知られている。

個性溢れる実写ムービーゲームを多数制作しており、かねてからニコニコ動画で話題となっていたが、2018年に入ってバーチャルライバーの月ノ美兎がこれらのゲームの数々を生配信で実況プレイしたことからさらに知名度を上げることとなった。

ちなみに、「わたくしで隠さなきゃ」や「クソ雑魚パンチやめて下さいちょっと」、「名前覚えたからな…」を筆頭に月ノ美兎を代表する迷言の数多くがこれらのゲーム実況から生まれている。