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ヤタノカガミの編集履歴

2023-11-11 01:31:20 バージョン

ヤタノカガミ

やたのかがみ

ヤタノカガミとは、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する特殊な対ビーム技術。画像はイメージ。

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概要

ORB-01 アカツキに採用された特殊な材質の装甲。黄金に輝く装甲の正体は、ナノスケールのビーム回折格子層(ビームを層内部の格子構造で屈折させ、吸収させる層)と超微細プラズマ臨界制御層(吸収したビームを的確な位置に放出して目標に『反射』させるためにプラズマ制御する層)から構成される鏡面装甲で、直撃したビームを即座に屈折・反射する特殊な機能を持つ。敵の放ったビームを機体の表面で受け止め、相手にそのまま跳ね返す、あるいはそのビームを別の敵機に当てるという芸当も可能としている。

反射出来るビームについては、通常のビームライフルはもちろん、ガナーザクウォーリアが持ちうる高出力のオルトロスすら反射しており、果ては戦艦に搭載された主砲や陽電子砲までも無効化できるほどであり、ビーム兵器に対しては無敵の強さを持つ(跳ね返し切れない陽電気などの高出力ビームは拡散に止まっているが、それでも規格外の防御力)。


この装甲はビームに対しては無敵に近い反面、実弾兵器に対する防御能力については通常装甲と同程度である。もっとも、運用時期であるC.E.73年代ではビーム兵器が主流になっている事で、ヤタノカガミの性能が分からないまま敵機がビームで応戦する事が多かったため、劇中で実弾兵器に関してはさほど問題にはならなかった。PS装甲のような電力消費も無いので、余裕が出た電力を存分に兵装に回せるようにもなっている。

一方で、ビームサーベルなどの斬撃武器に対して有効かは不明となっている。劇中では、デスティニーのビームブーメランに腕部を斬り落とされるがヤタノカガミの無い関節部に被弾しており、以降のアカツキは敵との格闘戦が無く、斬撃武器での被弾描写も無い。


本来はオーブ国防軍の制式MSの装甲として採用する計画で開発されたが、アカツキ1機分の装甲を製造コストがM1アストレイ20機以上が生産可能な程の高コストに跳ね上がってしまい、コストパフォーマンスに関して劣悪である事が判明したため、ムラサメやアストレイへの採用は見送られている。


ビームの方向を変えると言う点で言えば、連合軍のフォビドゥンに搭載されたゲシュマイディッヒパンツァーを全身に常時展開しているようなものである。しかし、あちらは跳ね返す方向を敵機に変更して当てるための技術が非常に高いため、味方へ跳ね返すといった事態を起こしている。


余談

  • ヤタノカガミの設定は、アカツキのオマージュ元である百式の金色の装甲における「対ビームコーティングが施されている」という設定に起因する。
    • こちらはあくまで気休め程度の効果でしかなかったとされ、ヤタノカガミのような明確に効果のある描写はなされなかった。

  • 現実にも誘電体多層膜と呼ばれる、誘電体材料を用いた積層体が存在する。これは多層構造を活かして侵入してきた電磁波や粒子線(中性子線など)の反射率を高める、あるいは特定の波長のみを狙って反射するというもの(要は、層毎に少しずつ屈折・反射することで最終的にはほぼ全て反射しきるというメカニズム)であり、宇宙工学で用いられる高精度な光学センサーなどによく用いられる。一時的に層構造内にビームを保持した上で反射を行う点にてヤタノカガミと非常に似通っている。
    • 現実には誘電体多層膜に限らず構造的に電磁波や粒子線を制御する技術は意外と多く、それらと比較すればヤタノカガミもそこまで奇想天外な技術ではない。

関連タグ

アカツキ

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