概要
大陸北部の都市、ヴァイゼの領主。
宮廷魔導士デンケンの親戚でデンケンの妻であるレクテューレの父。
馬車での移動中に黄金郷のマハトと出会い殺されかけるも利害の一致から手を組み表面上は彼を従わせることでヴァイゼで悪政を行う政敵を排除した。
世界でもトップクラスに魔族が何たるかを熟知していた人物で、マハトが人間に悪意を持たないまま人間を破滅させると理解していた。結果マハトの魔法で数十年の間ヴァイゼごと黄金となった。
デンケンや南の勇者同様、最初に抱いたイメージと実情が異なる人物で当初は「悪意を持たずに人間を殺せる魔族を従えようとした間抜け貴族」というイメージを抱かれていたが実際は「魔族の危険性や精神性を深く理解し、その上で魔族と友人になり重用した」という味わい深い人物となっている。