砲艦とは、小型の軍艦の一種。明確な定義はないと言っていい。
任務によって、以下の二つに大きく分けられる。
- 平時の海外植民地や勢力圏の警備を狙った、軽武装で儀礼的任務を主にしたもの
- 国境警備や沿岸域の防衛向けに重武装を施した汎用のもの
また、19世紀後期に沿岸防衛を目的として巨大な砲を積んだ砲艦と呼ばれる軍艦があり、日本海軍にも赤城(初代)等がある。この種の艦艇は後に海防戦艦に発展する。
頑丈な船体を持つ事で、軍艦として引退しても商船に改造されるケースも存在しており、日本の場合だと摩耶型砲艦「摩耶」と「赤城」、ロシア帝国のコレーエツ級砲艦マンジュールの後身、「第二君が代丸」などが当てはまる。