貴方の罪を懺悔なさい…
神はきっとお許しくださいます…
概要
「力技のシスター」とは「理系が恋に落ちたので証明してみた。」の作者、山本アリフレッド氏がX(旧Twitter)に定期的にアップしているオリジナル漫画。金髪碧眼、ナイスバディの美人シスターが悩み迷える子羊達を迎え、「あなたの罪を懺悔なさい…。神はきっとお許しくださいます…」と優しく語りかける。そして、子羊達は己の罪を懺悔するのだが…。
その後が決まって、シスターが子羊を鉄拳制裁するというのがパターン。
基本的に右のグーパンチでストレートに殴る（たまに蹴りも出る）。そして、その威力がまた凄まじい。子羊達の顔がものすごく歪む。でも何だかんだソレで問題は解決しているのだから、力技のシスターは有能なのだろう。
Xの投稿は漫画の登場人物だけではなく、別の世界からの悩み迷える子羊達(つまり閲覧者)が自分の罪を懺悔し、そして神がそれに答えるという一種の大喜利の場と化している。
2023年の冬コミでまとめ本が書店委託で販売された。
登場人物
- シスター
とある教会でとある神に仕える、この物語の主人公。スタイル抜群の金髪碧眼の美女。左の目尻と口元の左側にホクロがある。
だが、彼女の真価は容姿ではなく、世界を狙えるその剛腕と鉄拳である。教会を訪れた悩み迷える子羊達は、大抵シスターの剛腕でワンパンKOされている。懺悔の内容はごくありふれたものから、何だか近代的なものまで様々。その対象は人間のみならず、人喰いのバケモノや大悪魔ですらワンパンKOするほど。
ただ、ほぼ自業自得といえる懺悔をする者に容赦はないが、人災による理不尽な不幸で苦しんでいるのを自身の咎と自責する人々に対しては不幸の原因のほうを叩きのめして解決するなどキッチリ線引きはしている。
なお、神に仕える身ではあるが、シスター自身は割と煩悩が強く、ロゼッタが製作している同人誌『失楽園』シリーズを密かに気に入ってる。
- シスター・ロゼッタ
容姿は黒髪の三つ編み、そばかす顔のメガネっ娘。
元々はシスターへの憧れから神×シスターのエロ同人誌『失楽園』を描いていた同人作家であり、シスターの鉄拳制裁を食らった一人。それでもシスターへの憧れが止まらずに自分もシスターとなり教会に入ったのだが、『失楽園』シリーズを描くのをやめられず、シスターとなった以降もむしろ悪化している。
- ミハイル
金髪の純朴そうな見習い修道士の少年。
しかし、一応お年頃なのか色々と煩悩はあるらしい。シスターのことを聖職者として尊敬する一方、最近は彼女と大悪魔の色香に悩まされる日々が続いており、ロゼッタにもおねショタ同人誌のネタにされるほど。
- 神
読んで字のごとく『神』。基本的には枠外で別次元からやって来た悩み迷える子羊達に上手い返答をしている。山本アリフレッド氏によると『神と作者は違う』との事。
- 悪魔（ベルフェゴール）
シスターと同等かそれ以上のナイスバディに露出の高い服をまとった妖艶な女悪魔。本名はベルフェゴールというらしく、煉獄の大悪魔とも称されている。
かなり力の強い大悪魔らしく、シスターを篭絡しようとするがやはりワンパンKOされ、「どんなに強力な悪魔の誘惑も、暴力には無力」と思い知らされる（それに加えて、『失楽園』シリーズを見つけて「この教会全然禁欲していない」とも思っている。）。
どうやらそれ以降も懲りずにシスターのところに入り浸っているらしく、ミハイルを惑わしてしまったことで（半分はシスターにも責任があるが）再度殴り飛ばされた。
これまで懺悔に来た子羊達の一人である勇者と敵対していたらしく、子羊達が勢揃いしたクリスマスのミサで彼と再会して一戦交えようとしていた（そしてまたもシスターの力技で黙らされたが）。
意外にも、キャラ総登場のクリスマス回を除いて本作で二回以上殴られたのは彼女を含めごく少数だったりする（他は、ロゼッタとダイエットに失敗した女性くらい）。また、殴られても頭から地面にめり込んだりしているため何故か彼女のみ顔芸を披露していない。
- 悩み迷える子羊達
シスターの元に救いを求めてやって来る罪を犯してしまった子羊達。それは人間のみならず、人喰いのバケモノだったり前述の大悪魔がやって来たりもする。そして、毎回（時に子羊本人でなく悩みの元凶も）シスターのワンパンでKOされる。
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以下、ネタバレ
まとめ本の書下ろしで、シスターの名前が「シスター・ハートウェル」であることが判明した。また、魔女だろうが魔物だろうが殴り飛ばすことから、「筋肉の女神」と近隣の荒くれ者たちに恐れられているとのこと。
