烈々たる紫の光に輝く太刀。「廻光」という名は、かつて砕かれた過去に由来している。
概要
霧切の廻光とはオープンワールドゲーム『原神』に登場するメイン片手剣の一つである。神里綾華のモチーフ武器であり、草薙の稲光、飛雷の鳴弦、神楽の真意と共に稲妻武器シリーズを構成している。汎用性が非常に高く、原神内屈指の強武器として知られている。
性能
メインステータス(LV.90時):攻撃力674
サブステータス(LV.90時):会心ダメージ44.1%
スキル 霧切の御腰物(無凸時)
全元素ダメージ+12%。「霧切の巴紋」の効果を獲得できる。霧切の巴紋を1/2/3層有する時、自身の元素タイプの元素ダメージ+8/16/28%。霧切の巴紋は次の各状況において獲得できる。通常攻撃で元素ダメージを与えた時、継続時間5秒の霧切の巴紋を1層獲得する。元素爆発を発動した時、継続時間10秒の霧切の巴紋を1層獲得する。また、キャラクターの元素エネルギーが100%未満の場合、霧切の巴紋を1層獲得する、この霧切の巴紋は元素エネルギーが満タンになると消失する。霧切の巴紋の継続時間は層ごとに独立する。(武器効果の説明より)
説明を見てもわかるが、霧切は汎用性が高く、多くのメインアタッカーに装備させることができる。特にモチーフの神里綾華と刻晴との相性が良く、どちらもビルドを完成させるなら霧切を引いたほうが良いといわれるほどである。見た目もバッチシ、いいね!
ただ、自身の通常攻撃を元素攻撃に変化させることができないキャラクターや元素スキルのクールタイムが非常に長いキャラクターなどとは相性が悪い。勿論会心ダメージを稼ぐために装備させるというのも全然アリだが。
見た目
全体的に紫色で、刀身には濃い紫色の斑紋が表れており、これは刀が打ち直されたときに浮かんだ雲のような紋である。鍔付近に三つ巴の紋章が埋め込まれており、また、鍔は稲妻のような形を模している。レベル40を突破すると刀身部分が電気を帯びたように輝き、切先部分は薄い紫、斑紋はより濃い紫色に変化する。
ストーリー
将軍より賜った旗本の銘刀の一振り。雷光の如く夜霧を切り裂くと言われている。
一度粉々になった後、打ち直した際、刀身に雲のような紋が浮かんだ。
歌謡に歌われた「大手門荒瀧、嵐の岩蔵、長蛇喜多院、霧切高嶺」は武を学び子供らが歴史上の武人の名を並べたものだ。
その中の「霧切高嶺」は、秘剣「霧切」で無数の妖魔や祟り神を斬った。
影向の天狗から弓を習い、その技を意中の人に教えた。
しかし秘剣霧切は伝承されず、物語や絵画、童謡の中にしか存在していない。
その生涯の最期、彼は将軍の陣の中で、漆黒の軍勢と対峙した。
愛用の弓を賭け金として彼女に預けていなかったら、もしかしたら違う結果 になったかもしれない。
だが真の博打打ちに待ったはなし。「もしも」なんて、決して言わない。
敵が霧のように湧いてくるというならば、夜霧を切り裂く剣技をお見舞いすれば良い。
斬撃が速ければ、漆黒の霧をも裂いて、光明を見ることができるだろうーー
「浅瀬、お前との約束は……いや、このすべての賭けを終わらせる賭け、絶対に負けられない」
「俺は帰る。賭け金の弓と一緒に、勝ち取った未来も俺のものだ!」
絶えず光る雷光のように、彼は霧切とともに妖魔を斬った。
だが、刀は剣客の執着ほど強靭ではなかった。
漆黒の濃霧が、彼を呑み込んだ……
その刀の欠片の一部が回収され、打ち直したものは霧切の名を継いだ。
暗闇に垂らす蜘蛛の糸を掴むように、砕けた刀の柄を握りしめ、
漆黒の濃霧の中、執拗に自分に言い聞かせた。
賭けの勝負はまだ決まっていない。俺は絶対に、浅瀬のもとに帰るんだ……
相性が良いキャラクター
神里綾華
モチーフなのでそりゃ相性良いよね。彼女は通常攻撃が氷元素に変化、元素スキルのクールタイムがまあまあ短い、元素爆発が主力と霧切の効果をフルで発動させることが非常に簡単にできるキャラクターなので、霧切と神里綾華をどちらとも所持している人がいたら、是非装備させてほしい。
刻晴
神里綾華と同じく、霧切の効果を発動させやすいキャラクターである。刻晴の方が元素爆発の回転率が良いため、神里綾華より相性が良いかもしれない...それ以上に見た目が完璧に合う。
余談
・『霧切』はストーリーで出てくる『霧切高嶺』からとられたものであり彼の粉々になった刀を打ち直して作られたのがこの刀である。廻光は反射する光という意味。
・この武器は原神内で最長のピックアップ期間を持っている武器であり、これは2022年の5月に上海にあるMIHOYO本社がロックダウンされたため、祈願の更新ができなかったからである。因みに、祈願期間は最初は240日に設定されていて、これは無課金のアカウントでも大体110連分、つまり一天井と半分弱(原神の武器祈願の天井は80連)溜まる時間である。恐ろしや...