「私の名前はナゾナゾ博士。なんでも知っている不思議な博士さ」
「つらいときには、同じ思いを持ってる者が他にもいることを…」
「君達だけではないことを、思い出してほしい」
「きっと、元気がでるぞ」
「そう… 我々は力を合わせるのだ!」
「良き王が国を治めれば、たくさんの命が救われる… 医者では救えん命もたくさん生きる!!」
「まだまだキッドには、教えねばならんことがある… だから… 寝ててはいかんのだ…」
「キッドの暮らす国を幸せに…」
「ワシのかわいい孫の未来を…」
プロフィール
誕生日 | 6月1日 |
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年齢 | 67歳 |
血液型 | O型 |
身長 | 180cm |
趣味 | 読書、情報集め、旅 |
好きな食べ物 | 寿司、ポタージュスープ、チャーハン |
好きなタイプ | 楽しい子 |
国籍 | 不明(※注1) |
CV | 納谷六朗(アニメ版)/山寺宏一(スマホゲーム「金色のガッシュベル!!永遠の絆の仲間たち」) |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」から引用)
(※注1)公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」に「不明」と記載されており、2024年1月現在でも公式情報として国籍は明かされていない。
一応、同ファンブックにてキッドが魔界から降り立った場所は「ナイジェリア」と判明しているが、ガッシュ&清麿やティオ&恵のような例もあるため、博士の国籍もナイジェリアとは断定できない。
概要
100人の王候補の一人・キッドの本の持ち主。
ガッシュの味方となったメンバーの中では最年長であり、石板編・ファウード編において何度もガッシュ陣営を支えてくれた重要人物。
人物像
容姿
ウェーブのかかった白髪に長い髭、右目のモノクル、そして頭頂部に黄色い「?」マークが付いた黒のシルクハットが特徴的(厳密に言えば、公式ファンブック「金色のガッシュ!!2」にて「?」マークの上部分はハットに付いているのではなく浮いているらしい。独自の超技術か何かを搭載しているのだろうか…?)。
上述の通り60代後半ながら身長も非常に高く、いつも背筋を伸ばして堂々と振る舞っているのもあり、謎めいていながらも頼もしい知識人といった印象を受ける。
服装は作中を通して変わらず、ストライプスーツの上に長袖ベストを着用し、膝下よりも長い大きなマントを羽織っている。
長袖ベストとシルクハットの色は原作カラーでは紺に近い青、カードゲームでは明るめの青、アニメでは黒。ストライプスーツの色は原作カラーとカードゲームでは白、アニメではグレーとなっている。
また、マントは原作カラーでは「紺色で裏地は灰がかった白」、カードゲームでは「明るい青色で裏地は紫」、アニメでは「黒色で裏地は紺」となっている。
性格
ナゾナゾ博士というだけに相当な博識であり、かつ行動力やコミュニケーションにも長けた明るい御仁。
作中では他者に知識を提供してサポートしたり、力を引き出すための助言をするシーンが多く、ある種の「導き手」とも呼べる立ち位置でもある人物。
ご高齢というのもあってか無邪気な子どもが好きなようで、登場回ではナオミちゃんや公園の子ども達に手品を披露したり、パートナーであるキッドを度々からかっては「ウ・ソ」と締めてキッドを愕然とさせる微笑ましいやり取りが多々見受けられる。
その他、「他者の潜在能力を引き出すため」「隙をつくるため」等の理由で、あえてミステリアスな言動を取ることもあり、単純な親切心だけでなく「駆け引き」という面でも他者とのコミュニケーションに優れている描写もある。
また、ただ他者へ助言し導くだけの人物ではなく、ナゾナゾ博士自身も決して悪に屈せず、自ら行動し続ける強い意志の持ち主。
「外伝 ナゾナゾ博士とキッドの光の旅」では、世界各地を巡ってもガッシュとティオ以外の仲間が一向にできず、キッドですら千年前の魔物達への抵抗を諦めかけていた時でさえ実直に調査を続け、千年前の魔物であるカマックに襲撃された際も、
「確かに今はつらい… だが、目先のつらさに負けて、たどりつくべき光を見失ってはいかん!!」
「ワシには… 光り輝くキッドの国しか見えておらん!!!」
「私の名前はナゾナゾ博士!! 我が魔物、キッドを魔界の王にすべく立ち上がった者!」
「千年前の魔物ごときに恐れを持つ程弱き者ではないわ!!!」
と啖呵を切り、キッドに勇気を与えた上で勝利したほど。
私生活
現在は何の職業に就いているのかは不明だが、住んでいる家の大きさや外観を見る限り相当なお金持ちである模様(あるいは既に隠居しており資産家なのかもしれないが、具体的な設定等が明かされていないため詳細は不明)。
現に後述のキッドとの出会いが描かれた回想シーンでは、まるで中世の城の如く大きな屋敷に住んでおり、部屋の壁一面に何段もの本棚がビッシリと敷き詰められた部屋の中で「?」マークの描かれた立派な椅子に座っていた。
他、「キッドと共に仲間を探して日本から南極に至るまで世界中を旅する」「ガッシュと清麿へ挨拶するためだけに超能力集団「MJ12」を率いて来日する」、「ウマゴンを通じて清麿にデボロ遺跡までの切符(日本から南アメリカまで)を手配している」等を踏まえても、やはり経済面に関しては相当な余裕があると見て間違いないだろう。
ちなみに家族に関しては「絶縁を受けた」と外部サイトに記載されているが、これはデマの可能性がある。詳しくは余談の項目を参照。
活躍
石板編においては、キッドとのコンビでガッシュペアと交戦。
清麿に術の秘密を示唆し、新たにラウザルクを覚醒させるという、まさに「導き手」と呼べる活躍を見せてくれた。
また、新呪文修得の際に強く大きな光を放ったガッシュ達に、ナゾナゾ博士自身も大きな可能性を感じていた。
人の心を操るゾフィスを王にさせない、孫同然の存在であり新たな生き甲斐をくれたキッドが生きる魔界の未来を良くあるものにさせるためにと、協力してくれる魔物達を集め、清麿達と戦いに挑む。
ベルギム・E・Oとの戦いで本が燃えてしまい、キッドが魔界に送還されていく中でも、戦いぬく彼の成長を感じ、自分は「今」のために知識を集めていたのだと悟る。
この戦いにおける回想にて、実は元医者であり、過去に自身の手術で孫を死なせてしまったという秘密が明かされた。
その後も大量の書物に触れて知識を蓄えてはいたが、その意味も見出せず孤独な日々を過ごしていた。そこへ訪れてきたキッドに孫の面影を感じ、彼に「踏み出してみよう」と誘われ戦いに参加する事を決めたとのこと。
最後にはキッドから共に楽しい時間を過ごしたことへの感謝を受け、新たに発現した「ミコルオ・マ・ゼガルガ」でベルギムのディオガ級呪文を打ち破り、勝利へ導いた。
キッドが魔界へ送還された後も清麿たちと行動を共にし、ゾフィス打倒に力を貸した。
その後の大きな戦いでも情報収集や敵の計画の場への移動手段確保、戦力への攻略法などの協力を積極的に行い、陰ながらガッシュ達の勝利に大きく貢献してくれた。
余談
デマ?
外部サイトにおいては「ナゾナゾ博士が孫の手術を失敗してしまった際、家族にも絶縁を受けた」と記載されていることもあるが、原作・アニメ版・公式ファンブックのいずれにもそのような描写・台詞・設定は確認できないため、デマ(あるいはナゾナゾ博士が独りで暮らしている描写から読者が膨らませた想像や妄想の類)の可能性がある。
もし正確な引用元を知っている方がいれば、追記していただきたい。
CV交代
2024年1月リリースのスマホゲーム『金色のガッシュベル!!永遠の絆の仲間たち』では、2014年に逝去した納谷氏の後任として山寺氏がナゾナゾ博士のCVを担当している。
他作品の話にはなるが、山寺氏は納谷氏の兄・納谷悟朗氏の持ち役である『ルパン三世』の銭形警部を引き継いでおり、奇しくも納谷兄弟の役を1人で継承することになった。