星崎愛央
ほしざきあお
概要
星崎愛央とは、「ブルーリフレクション帝」の主人公。
特徴・性格
茶髪のショートにカチューシャがチャームポイントのごく平凡な女の子。明るく前向きで気さくな性格であり、どんな物事にも当たって砕けるタイプ。
アニメとライトノベルが好きで、特に「死神の原則(しにがみのセオリー)」という小説がお気に入り。実は過去に厨二病を患っており、台詞を集めたノートを作ってしまう程に重症だった。
逆にめんどくさい事が嫌いで、作中でもすこしずぼらな部分も出たりする。また、勉強も苦手な方で期末テストで赤点を取ってしまう始末である。
平凡で退屈な自分を変えたいという思いから、特別な何かになる事に憧れを抱いている。
ストーリーでは
夏休みの補習を受けに学校に向かい、教室に入ろうとした瞬間に見知らぬ世界(のちに雫世界と名付けられる場所)に迷い込んでしまう。そこで出会った靭こころ、⾦城勇希、宮内伶那をはじめとした記憶喪失の少女達と共に、失った記憶と元の世界へと帰る手掛かりを見つけるため"向こうの世界"もとい"ココロトープ"を探索する。
物語が進み仲間が増えていくにつれ、少女達のお願い事を聞いたり、まとめ役として皆を引っ張っていく役割を担うようになっていく。初めはリーダーとして活躍することが憧れていた特別な何かに近づけると考えていた彼女だが、次第に雫世界で出会った仲間達との繋がりが特別な物になっていくことに気づきはじめる。
戦闘
モンスターとの戦闘時は自身と同じ身長はあるであろう大鎌を使って戦う。大鎌を振り回して敵を切り刻む技「スヴェルヅ」を中心に、「ヴィンド」や「ナール」といった魔法のビームを放つ技を使うのが基本的な戦闘スタイルである。
なお、この大鎌は先ほど紹介した彼女のお気に入り小説「死神の原則(しにがみのセオリー)」が由来して出てきた物だと推測されている。
戦闘が激化し、ギアが上がっていくとリフレクター姿へと変身する。黒と紫をベースに、チェック柄をふんだんに取り入れた服装を着用。チャームポイントであるカチューシャもリボンに変化する。髪は金髪になり、瞳はアメジストとラピスラズリが掛け合わさったような輝きを発し、持っている大鎌と合わさって小悪魔や堕天使を思わせるような姿になる。
また、必殺技であるエーテルタイドを放つ時に左目が疼いたのちに光ったり、厨二病全開の台詞を口にしたりする。
性能面は主人公らしく攻守共に優れたバランスの良いステータスである事に加え、5つある属性(斬撃、貫通、衝突、振動、歪曲)の内3つの属性攻撃(斬撃、貫通、衝突)が使えるので、多くのモンスターに対して柔軟に対応できる。また、ボスモンスターが放つ強力な大技に対抗できる防御スキルも有しており、ボスとの対決ではかなりの活躍を見せてくれる。
関連イラスト
エンディング関連~星崎愛央に隠された真実~
この先は核心的なネタバレを含みます
雫世界へやって来た星崎愛央は再構築された未来の世界の人物・・・ではなく 星崎愛央の殻をかぶった”何か” である。
元々この”何か”は本物の愛央と共に生まれ育った自我を持たない影のような存在だった。が、ゲーム開始のオープニングで愛央がスマホを拾って何かに触れた瞬間、その”何か”は自我が芽生え愛央の姿を得た。その後、雫世界にやって来て出会った仲間たちが望む原種も灰もない世界を創り直す。・・・そして、創り直した世界へ仲間を送り出し、自らは雫世界と共に消滅する。・・・その後、本物の愛央と共に創り直した世界に生まれて、成長し、学生になって・・・また雫世界にやってきて世界を創り直す・・・そして仲間を送り出し雫世界と共に消滅・・・その後、本物の愛央と共に創り直した世界に生まれてーーーーー
これらの世界創造の手順を永遠に繰り返すだけの存在である。つまり、愛央の殻をかぶった“何か”が無限ループに陥る事で仲間たちが望む平和な未来が必ず訪れるという事である。それを意味するものとは、愛央に化けた“何か“には何も残らないままである事、再構築後の世界ではみんなが愛央と再会できない事を意味する。
そのループを断ち切るべくして現れた最後の敵。それは雫世界と共に消えるはずだった彼女自身の想いだった。それでも彼女は仲間の想いを未来に繋ぐため、みんなの大切な日常を守るため、最後の敵に立ち向い、世界創造を繰り返す。自身がそこに存在していたことを確かめながら・・・
ここからは、EDのネタバレを含みます
ラスボス撃破後、司城姉妹から雫世界があと一日で崩壊する事を告げられた愛央は最後の夜を誰と過ごすかを選ぶ。ここで選んだ人物がエンドロール後のラストシーンで登場する。
1周目では、選んだ子が再構築した世界で愛央とすれ違うが振り返っても誰もおらずそのまま空を見上げる。その後、場面変わって愛央の姿を模した”何か”がループの種をまくようなEDになる。
だが、2週目以降では選んだ子が愛央と最後の夜を過ごした直後に、奇跡を信じて愛央ともう一度会えるよう思いを募らせるシーンが追加される。そして、エンドロール後に選んだ子が愛央とすれ違った後、気づいて振り返ると歩いていく愛央がいて再会を果たすというEDに変化する。
つまり、”何か”が無限ループを脱したという事であり、これらが意味してるものとは…?
ネタバレ回避用
ほんの少し上にスクロールした先にエンディングのネタバレがあります
PCの方はネタバレ回避用にご活用ください